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副操縦士の父・機長の家族、現場の慰霊碑訪問 独機墜落

朝日新聞デジタル 3月29日(日)20時38分配信

 独ジャーマンウィングス機を故意に墜落させたとみられているアンドレアス・ルビッツ副操縦士(27)の父親が26日夕、現場近くの仏ルベルネ村の慰霊碑を訪れていたことがわかった。現場のあるプラツオートブレオネ村のベルナール・バルトリーニ村長が28日、朝日新聞などに明かした。

 バルトリーニ村長によると、父親は他の乗務員の家族とともに訪れた。「(父親が)惨劇の全てを両肩に背負っているような印象を受けた。完全に疲れ果て、時折ひざまずき、涙ぐんだ。ほとんど死んだかのようだった」という。

 一方、ルベルネ村のフランソワ・バリク村長によると、機長(34)の家族も28日朝にルベルネ村の慰霊碑を訪れたという。「母親と兄か弟、おいだったと思う。慰霊碑を訪れたあと、彼らが1キロほど山に向かって歩いて行くのに同行した。それから、山の前で彼らだけにした。小石や、機長の子どもたちのために松ぼっくりを拾っていた」と振り返った。ルベルネ村の人口は130人ほど。バリク村長は「(150人の犠牲者は)とんでもない損失だ」と述べた。(ルベルネ=松尾一郎)

朝日新聞社

最終更新:3月29日(日)23時20分

朝日新聞デジタル