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「日本の遺産を誇りに相互理解を」 全米桜祭りで日系人の歴史語り継ぐ式典
【ワシントン=加納宏幸】第二次大戦中の米政府による日系米国人の強制収容や米陸軍の日系人部隊、第442連隊戦闘団などの歴史を語り継ぐ式典が28日、日本が贈った桜を記念してワシントンで開かれている全米桜祭りの一環として開かれた。
同戦闘団に従軍したハワイ州出身の日系2世、テリー・シマさん(92)は「開戦時、すべての日系人を敵視する集団ヒステリーが起こり、忠誠心がないと思われた」と説明。戦後70年に合わせ、次世代に「日本の遺産を誇りに思い、障害を乗り越えて人と人の相互理解を築いてほしい」とのメッセージを送った。
この後、米議会議事堂の周辺で参加者がパレードを行った。