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日本人殺害テロで警察庁合同捜査指示
3月23日 16時29分

チュニジアで観光客など21人が殺害されたテロ事件で、警察庁は、日本人3人がテロに巻き込まれて殺害されたことから、刑法の「国外犯」の規定を適用し、被害者が住む地域を管轄する警視庁と埼玉県警が合同で捜査に当たるよう指示しました。
チュニジアの首都チュニスで、今月18日に起きたテロ事件では、武装した男らが博物館を襲撃し、埼玉県狭山市の宮崎チエミさん(49)、宮崎遥さん(22)、東京・荒川区の成澤万知代さん(66)の合わせて3人が死亡し、いずれも東京の男女3人がけがをしました。
警察庁は、テロ対策の専門チーム、「TRTー2」、「国際テロリズム緊急展開班」を派遣して当時の状況を確認した結果、テロに巻き込まれて殺害されたことから、日本人が海外で殺人などに巻き込まれた場合の刑法の「国外犯」の規定を適用し、警察法に基づいて、被害者が住む地域を管轄する警視庁と埼玉県警が合同で捜査に当たるよう指示しました。
死亡した3人の遺体は24日にも帰国する見通しで、警察は検視を行って死亡した原因を調べるとともに、けがをした3人から当時の状況などを聴くことにしています。
警察法に基づく捜査の指示は、過激派組織IS=イスラミックステートによる日本人殺害事件などに続いて今回が4件目となります。

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