2007年、9月29日に愛知高等学校の学園祭、『愛高祭』が実施されました。今回で60回目の学校祭は、共学3年目というタイミングも同時に迎えた節目のイベントとなりました。
今回は講堂の改修、そして雨天によって、一部のプログラムが変更を余儀なくされましたが、与えられた環境で最高の企画、パフォーマンスを実現した学生の皆さんには感服させられました。
生徒がデザインした入場門には、途切れることなく父母の皆さんや、他校の学生が足を運んでいました。
今年は講堂を改修している都合もあって、いままでとは異なるプログラム、会場で運営されました。
中央ステージでは、日頃のレッスンやリハーサルの成果を思う存分発揮。クラスごと、部活ごとの取り組みが披露されていました。
会場のあちこちに、ビックリするようなオブジェがありました。これはそのうちのひとつ。手前のパネルで記念撮影ができます。
会議室を覗いてみると、「高校弁論大会」の最中でした。彼はお爺様の思い出をテーマに、とうとうと言葉を綴っていました。
このほか、会議室ではグリークラブの合唱、放送部、合気道部によるデモンストレーションが行われていました。
各教室の展示。写真部は木製のパネルを用意して展覧会を実施。航空機や機関車などの乗り物を見事にフレームに収めていました。
いくつかの教室で行われているダーツですが、こちらでは丁寧に投げ方と、ゲームを楽しむ様子が伺えました。
昨年より小ぶりなジオラマに、ローカル線の旅情が伝わる車両選択でした。電車好きの和気あいあいとした雰囲気が伝わります。
恒例となっている黒板での詩の発表に、第30号を迎えた文集「光ヶ丘」。地道な努力が、ゆっくりと大きな果実を結びました。
パソコンとタイピングソフトなどのデモンストレーション。キーボードに向かう姿には、真剣さが漂っています。
こちらは4階の人気店。ジュースにアイスクリームを載せ、ストローを挿したら「お待たせしました!」。列はなかなか途切れません。
一瞬、目を疑うような店名ですが、こちら「ベビーカステラ」のお店。自分で好きな味を、好きなだけ入れられるスタイルが好評です。
絶えないオーダーを聞き分けて、10種類以上のシロップを掛けるテクニック。一朝一夕にはできない腕前でした!
毎年恒例の巨大な寄せ書き。今年も参加者から頂いた言葉が書き添えてありました。教室の周囲にも力作が並んでいます。
教室に業務用のフライヤーを持ち込み、どんどんポテトを揚げていきます。オーダーに追いつかず、ちょっと早めに出しちゃったりして…。
こちら本格的な射的ゲーム。構え方、撃ち方の説明に熱がこもると、参加者も俄然やる気になって、打ち倒すまでその場を離れません。
選択式の迷路をくぐり抜けると、そこには占いのブースが…生年月日を伝えると、仕事運や恋愛運などをズバリ!言ってくれました。
「コレ持ってたら俺が作ったように見えない?」っていう彼。他のクラスの友達が遊びにくるのも、教室企画の面白いところですね。
ふだんの教室が、薄暗くって起伏だらけのアトラクションに大変身!ラストは急な傾斜をソリで滑り降りて、ゴール!
父母の皆様が作られた手染めの品や、アレンジメントを展示されていました。柔らかく温かい雰囲気の会場です。
同じ空間では、手芸作品の体験レッスンも行われていました。生徒も父母も一緒になって、かわいらしい雑貨の制作に挑戦!
え?高校なのにバー?! と思ったら、ボトルは全部空き瓶。ジュースやかき氷などを提供しているお店でした。びっくりした…。
こちらの教室では、ニュージーランドでの研修に関するレポートを展示していました。壁面全体が国際交流一色。
店名のまんま。教室が煙で霞んでしまうくらいの徹底した焼き鳥専門店。写真右下の空いた串が、繁盛っぷりを物語ってますね。
ひとつひとつの紙にクイズが書いてあって、椅子の上の色紙をめくると答え合わせができるようになっています。意外と難しい…。
名作の上映を行っているクラス。かなりの座席が埋まっていました。
軽食コーナーは今年も健在。カレーライスのほか、牛丼やうどんなども揃っていて、お昼時はとても賑やかです。
雨が降ってきたので、急遽ステージ上にはテントが設置されました。観客も傘を差したまま成り行きを見守ります。
今年は校舎内に「たませんバトル!」と掲示されるほど、たませんのお店が乱立。こちらのお店もなかなかの健闘を見せていました!
オーダーを受けると、メンバー全員がハイテンションに!ノリノリの接客でオナカもココロも満たしてくれました!
まだ12時過ぎというのに、すでに売り切れてしまったお店。もうちょい仕入れておけば良かった…という後悔の声もちらほら…。
小雨の降るなか、行列をつくっていたのが、じゃがバターのお店。なかなかジャガイモが蒸かせずに苦労のようす…。
教室の中央にたたずむ、巨大なキノコ雲に、胸がズキンと鈍い痛みを感じます。遠くに聞こえる学園祭の喧噪と対照的な雰囲気。
被爆地のレベルを色分けしたマップ。鮮やかな配色が強いインパクトとなって伝わりました。
屋外ステージは雨でも関係なし!有志バンドの演奏で盛り上がっています。
華道部の展示では、見事な生け花のほか、PTAの有志によるお茶のサービスもあり、憩いの空間が確立されていました。
お茶の作法に不慣れな方にも、優しく温かく教えて頂けます。まず羊羹をぜんぶ頂いて、3口ほどでお抹茶を飲み干す…結構な御点前で!
過ぎ行く夏を名残惜しむような、海の家スタイルの出店。レトロなかき氷のほか、アツアツの焼き鳥などもあって、行列が途切れません。
この企画も大人気。本物のアーチェリーを試せるとあって、30分待ちも納得…。コツはチカラを抜いて撃つこと。これがなかなか難しい。
中学の演劇部による公演は、会場に用意された座席が足りないほどの集客でした。
バザーも終盤になると、商品をまとめて福袋としてパッケージ。とたんに客足が近くなって、大にぎわいです。
会議室では高校演劇部のステージ。コミカルな演出と小気味良いテンポのストーリーに、会場からは笑い声も聞かれました。
雨脚も強まってきたにもかかわらず、ステージは更に活気づいていました。愛高祭は最後まで熱気に溢れる企画が盛りだくさんでした。