三田佳子「挑戦する力感じて」　２７日に女優５５周年ディナーショー

　女優三田佳子（７３）が、女優生活５５周年を記念したディナーショー「役者唄　特別編」を２７日に東京都目黒区のウェスティンホテル東京で開く。

　７０歳から始めた歌を軸にしたステージ「役者唄」シリーズのスペシャル版。２部構成で、歌は１０曲以上、５５年にわたる出演作品の秘話をたっぷり披露する予定で「命を懸けてお客さんに届けたい」と意気込んでいる。

　女優業と並行し、近年はコンサート、ライブハウスでのステージ、バラエティー番組に出演するなど活動の場を広げている三田。古希を過ぎた身だが「私の年齢でこんなに、挑戦する人っていないけれど、命ある限りやり続けたい」とむしろ鼻息が荒い。今回が２度目となるディナーショーで、５５周年の記念ステージを前に「私の挑戦する力、前に向かう精神を感じてほしい。ＧＯＧＯ（５５）って偶然ですね」とノリノリだ。

　昨年は、高倉健さんや菅原文太さんら時代をともに生きた名俳優が相次いで亡くなった。「次々と逝ってしまうので、私はどうして生きてるのかなって思う。でも、皆さんから『もっと生きろ、すべて出し尽くしてから逝け』と言われてるのかも。だからやるっきゃないの」と生涯現役をあらためて誓う。ショーでは高倉さんとの思い出話なども披露される予定だ。