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英に逸材16歳「夢は日本のフル代表」
サイ・ゴダード(3月18日)
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【サッカー】ハリル・ジャパン、きょう初陣 新戦力の先発起用を示唆2015年3月27日 紙面から
バヒド・ハリルホジッチ監督(62)が就任したサッカー日本代表は27日、大分銀行ドーム(大分市)でチュニジア代表と新体制初戦となる親善試合を行う。26日の公式記者会見で、指揮官は「明日はおそらく新しい選手をプレーさせる」と新メンバーの起用を明言。FWで永井(名古屋)、宇佐美、DFで藤春(ともにG大阪)らの先発が有力。ハリル色を全面に出したサッカーで、ロシアW杯に向けた新たな出発を印象づける。 注目の初陣で、指揮官は結果よりも、次につながる内容を取った。狭い会見場にひしめいた報道陣を前に、ハリルホジッチ監督が明言した。 「明日はおそらく新しい選手、たくさんプレーしてこなかった選手をプレーさせる。何人か新しく入ってきたメンバーを勇気づけ、怖がらないようにと言うつもりだ」 FIFAランクで日本は53位。同25位の格上チュニジア相手の初戦にFW本田ら計算できるメンバーはぶつけず、再出発を印象づける意味でも新戦力の起用に踏み切る方針を示した。 31日のウズベキスタン戦と合わせ、現有戦力を見極める。「この2試合でできるだけたくさんの選手をプレーさせたい。今回は多くを呼んだが、次は決めていない。このチャンスをものにしてほしいと選手には伝えている」と、29人のメンバーをできるだけ多く起用する方針をあらためて強調。DF吉田も「今回はトライアウトみたいなもの」と身構えた。 過去の監督たちは軽めのメニューや戦術確認で終えた前日調整も、ハリルホジッチ監督は違った。体調不良のFW乾を除く28人全員で、ゴールを4つ使ったミニゲームを敢行。球際の激しさを最後まで要求した。締めにはFW陣7人に対して自ら球出しをして63本のシュートを打たせ、ゴールへの執念を意識させた。取材ゾーンに入る選手たちには「質問は一つで切り上げろ」と指示。スタッフを選手それぞれの横に立たせ、情報規制も徹底させるなど、新指揮官はピッチ内外で独自色を出した。 「ロシアに行くのはツーリスト(旅行者)としてではない。私はW杯に本当に行きたい。数年後の話だが、既に準備は始まっている」。3年後に侍ブルーのユニホームに身をまとっているのは誰か。横一線のチーム内競争がチュニジア戦で幕を開ける。 (宮崎厚志) PR情報
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