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故・藤本義一さんの脚本 ネットで公開へ
3月28日 15時08分

故・藤本義一さんの脚本 ネットで公開へ
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古いテレビ番組の多くは映像が残されておらず、制作の際に使われた脚本や台本は当時の時代背景などを知る貴重な資料になるとして、直木賞作家でテレビの世界でも活躍した故・藤本義一さんの脚本などおよそ100点がインターネットで公開されることになりました。
古いテレビ番組は当時のテープの値段が高く上書きされていたため、多くの映像が残されておらず、放送作家などで作る「日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアム」が、「制作の際に使われた脚本や台本は当時の時代背景などを知る貴重な資料になる」として、収集や保存を進めています。
こうしたなか、直木賞作家で、テレビの世界でも活躍し平成24年に亡くなった藤本義一さんのドラマの脚本や台本が、遺族の許諾を得てインターネットで公開されることになりました。
藤本さんは、いずれも昭和30年代にNHKで放送されたドラマで、職業にフォーカスし前後編で完結する「現代人間模様」や、コメディーの「法善寺横丁」など多くの作品を手がけていて、こうした作品の中から100点ほどを選んでことし秋をめどに公開するということです。
脚本のネット公開は本人か遺族の許諾が必要なことからなかなか進んでいないということで、コンソーシアムは「脚本を読むことで、ドラマが制作された当時の大衆文化や人々の暮らしぶりなどを知ってもらえれば」と話しています。
藤本義一さんの作品を集めた兵庫県芦屋市のギャラリーの館長で藤本さんの長女の中田有子さんは「脚本を保管していても埋もれてしまうので、インターネットで公開して活用してくれるのはありがたいと思う。父はデジタル化やインターネットに詳しくなかったが、笑顔で見守っていると思う」と話しています。

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