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サイ・ゴダード(3月18日)
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【サッカー】ハリル日本、31選手を招集 中盤は攻撃的、守備的の2段構え2015年3月20日 紙面から
日本サッカー協会は19日、国際親善試合のチュニジア戦(27日・大銀ド)とウズベキスタン戦(31日・味スタ)に臨む日本代表メンバー31人とバックアップの控えメンバー12人を発表した。初陣となるバヒド・ハリルホジッチ新監督(62)は実践するサッカーの周知徹底を目的とした“初講座”を開く予定で、通常23人のところを31人もの大量招集となった。昨夏のワールドカップ(W杯)ブラジル大会メンバー、MF遠藤保人(35)=G大阪、大久保嘉人(32)=川崎=は外れた。また、「奇術師」の異名を取る指揮官は攻撃型、守備型の布陣2パターンを準備し、23日からの合宿でテストすることを明かした。 ハリル監督は立ち上がってスクリーンを背に43人のメンバーを読み上げ、プレゼンテーションをした。「この2試合で(今後実践していくサッカーの)方向性を見せる。勝つことを植え付けたい」。長身で細身。スマートな“教授”は初陣に向けての決意表明をした。 初招集のDF藤春、復帰組のFW永井らスピードと運動量を重視した大量31人のメンバーを招集し、“集中講義”も開くことを明かした。奇術師の異名も持つ指揮官は、チュニジア戦とウズベキスタン戦で2つのシステムをテストするという。肝となるのは中盤で、手ぶりを加えながら熱弁を振るった。 「(システムは)全世界で一番強いチームでも、一番弱いチームでも勝つための準備をする。負ける準備はしない。中盤は異なるものになる。攻撃的か、守備的か。この2試合で見ることになる。(日本は)W杯に5回出ているが、攻撃も守備も向上できる」 合宿中には「毎日、議論をしたい」と言い、「勝つためにはある程度のオートマティズム(機能性)とメンタリティー(精神力)が必要になる」とも付け加えた。映像を使って攻撃、守備の役割について自らの哲学、戦術を選手に落とし込む考え。ピッチ上のレッスンだけでなく、宿舎では補講も待ち受け、選手は朝な夕なに頭をフル回転させる必要に迫られる。 「日本代表にはメッシ(バルセロナ)、C・ロナルド(Rマドリード)、イブラヒモビッチ(パリSG)はいない。特長はコレクティブ(組織的)なところ。選手にはいろんなメッセージを送っていきたいし、たくさんのことをやらないと勝てない」。新指揮官は複数の勝利の方程式を構築するため、選手にも一切の妥協を許さない姿勢を示した。(占部哲也) PR情報
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