マー、開幕投手ほぼ確定! ヤンキースの田中将大投手(26)が、4月6日のブルージェイズ戦でメジャー初の開幕投手を務めることが決定的となった。ジラルディ監督は24日、26日からのオープン戦の先発ローテを発表。開幕投手を争うとみられていた左腕サバシアの次回登板は28日(オリオールズ戦)で、中4日か中5日の登板間隔であれば開幕戦の先発マウンドを踏むことはできない。
一方、田中の次回登板は25日。中5日で31日に投げれば、再び中5日の間隔で4月6日の大役が回ってくる計算だ。ジラルディ監督は「開幕投手はオープン戦の最後の週に発表する」と明言を避けたが、サバシアという“対抗馬”が事実上いなくなった。
米放送局ESPN(電子版)は「田中に開幕投手の栄誉」。地元ニュースサイトのNJドットコムも「田中以外の開幕投手は考えられない」と報じるなど、米メディアも当確ランプを一斉にともした。
◆黒田以来4人目
田中自身は開幕投手について「特別なものだとは思う」としながらも、「僕自身は去年(けがで)シーズン半分しか戦えてない。フルシーズンを戦うことが最大の目標なので、開幕投手を絶対やりたいとか、そういう気持ちは今の時点ではない。1年間戦えることが一番」。日本出身投手では2009年の黒田博樹(当時ドジャース)以来4人目の快挙となるが、田中自身は開幕まで2週間を切ったカウントダウンの日々も、腰を据えて調整に励む。(タンパ穐村賢)
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