大リーグは26日、オープン戦が各地で行われ、ジャイアンツの青木宣親外野手(33)はアリゾナ州スコッツデールでのアスレチックス戦で3打数1安打、1四球だった。レッドソックスの田沢純一投手(28)はツインズ戦の延長10回に登板し、1イニングを三者凡退で勝ち投手に。マーリンズのイチロー外野手(41)はカージナルス戦で押し出し四球を選んで1打数無安打1打点。ブルージェイズとマイナー契約の川崎宗則内野手(33)はフィリーズ戦の7回から遊撃を守り、1四球だった。また27日に、ヤンキースのジラルディ監督は田中将大投手(26)を開幕投手に起用すると明言した。
開幕戦(4月6日、対ブルージェイズ)での先発が決まったヤンキース・田中。その栄えある一戦では90球がめどになりそうだ。27日に登板を明言したジラルディ監督は、26日までに「開幕直後は90球程度になるかもしれない」と話していた。
オープン戦3戦での最多投球数が59球と“省エネ”調整を続ける田中に対し、米メディアから「投球数が少な過ぎるのでは」と心配する声が挙がっているが、同監督は「問題ない」と調整がプラン通りに進んでいることを強調。開幕前の最後の実戦となる31日のツインズ戦では、約3割増の75〜80球をめどに投げるとみられている。
26日の田中は、通訳を相手に25メートルほどの距離でキャッチボールを行いフォームを確認。前日、3度目のオープン戦登板を終えた後は「力を入れて投球した数が一番多かった」と振り返ったが、この日も昨季痛めた右肘を気にする様子はなかった。 (タンパ穐村賢)
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