乾杯!
きのうの東京・上野公園。
またまた咲き始めにもかかわらず。
きょうはちなみに、これはもう場所取りですか?
完全に。
朝5時から。
そうですか。
早くも争奪戦が始まっていた。
桜咲く季節には、戦いが付き物なのか。
父VS娘。
経営権は。
創業者の大塚勝久会長、長女の大塚久美子社長。
父と娘の争いが決着した。
経営権を握ったのは。
無事、株主様から過半数のご支持を頂くことができました。
ありがとうございました。
世間を騒がせたこの問題。
一体なんだったのか。
そこで、街で聞きました。
あなたの親子での争いってなんですか?
洗濯物を畳む速さとか。
一番ひどかったのは、娘がピアス開けよってな、俺はするな言うとったんやけど、しばいとったけどな。
夕飯に娘とね、いかにおかずにお金をかけずに、たくさんおいしく作るか。
はっ、私のほうがちゃんと作ってるしみたいなのがある。
どっちがイケメンか、争ってます。
朝起きて、親父と目合うと、俺のほうがイケメンだなみたいな。
俺のほうがきょういけてるなとかは言ったりします。
知事VS政府、全面対決。
現状を変更する行為のすべてを停止するよう指示をしました。
月曜日、普天間基地の移設問題を巡り、沖縄県の翁長知事は、政府が辺野古沖に設置したコンクリートブロックが、サンゴ礁を傷つけた可能性が高いとして、ボーリング作業などを即刻停止するよう、沖縄防衛局に指示した。
しかしその翌日も。
粛々と、なんのかしがあったとも思っておりませんので、事業の推進、計画を進めてまいりたいと。
翁長知事は、政府が指示に従わない場合、工事に必要な岩礁破砕許可を取り消す考えを示し、政府はたとえ、県が差し止め訴訟を起こしても、全面的に争うとしている。
墜落、副操縦士が故意に。
日本人2人を含む150人の生存が絶望的と見られる、ドイツ、ジャーマンウィングス機の墜落。
遺体の収容が困難な中、回収されたボイスレコーダーの分析から、墜落の原因が浮かび上がってきた。
副操縦士が機長をコックピットから閉め出し、故意に墜落させるための操縦をしたというのだ。
一体なぜ。
このあと、詳しく。
5年前には姉も。
火曜日、香川県三豊市のため池で、近くに住む幼稚園児が浮いているのを、捜索していた近所の人が発見した。
死亡したのは、矢野龍毅くん5歳。
自宅から午後5時半ごろに出たまま戻らないと、30歳の母親から通報があり、近所の人と警察が捜索していた。
池のほとりに建てられた地蔵。
このため池では、2010年に当時3歳の龍毅くんの姉、麻弥ちゃんが溺死していた。
警察では、龍毅くんが誤って転落したと見て調べている。
学校の裏金がエルメスに?
誠に申し訳なく思っております。
高校野球の名門として知られる大阪桐蔭。
火曜日に発覚したのが、裏金問題。
あろうことか、本来、保護者に返還すべき教材費のお釣りや、模擬試験の受験料を隠し口座にプールしていたのだ。
その額、5億円以上。
その金は一体どこへ?
飲食費、ゴルフ代、タクシー代、旅費交通費、贈答費というようなことなんですけれど、この中にはですね、1点数十万円から100万円ほどするバッグであるとか、1点十数万円するスカーフ、そういうものが含まれております。
スカーフについては、一部エルメスというものがございました。
調査を進める第三者委員会が、手法が巧妙と指摘した裏金作り。
前校長が主導し、遅くとも23年前から行われていたと見られているが、関係者がヒアリングに応じておらず、詳しい動きなどの真相は闇の中。
成功率96.9%。
今、H2Aロケット28号機、リフトオフしました。
おとといの午前10時21分、鹿児島県の種子島宇宙センターから、H2Aロケット28号機が打ち上げられた。
これで日本の大型ロケットは、H2A、H2B、合わせて26機連続の打ち上げ成功。
その成功率は96.9%。
世界のトップクラスに。
今後の衛星打ち上げの事業の推進に、ものすごい力になると。
世界各国がしのぎを削る宇宙ビジネス。
日本は輝く星になれるのか。
おはようございます。
3月28日土曜日、ウェークアップ!ぷらすです。
ことしは、きょうはですね、もうすでに東京も大阪もソメイヨシノが開花して、取って置きの場所から、取って置きの場所から生中継を考えていますので、楽しみにしていただきたいんですが、その春の気分を吹き飛ばすような、最初、事故だと思われたんですが、事件が、もう事件と申し上げていいでしょう、起きてしまいました。
今週の火曜日、フランス南東部で、ドイツのジャーマンウィングス機が墜落しました。
故意に墜落させたと見られる副操縦士の自宅からは、病気のため出勤停止とする診断書が見つかりました。
フランス内務省がきのう公開した、墜落2日後の現場の映像。
粉々になった機体や部品が散乱する中、捜索隊が命綱を結び、手作業で乗客の手がかりを捜している。
墜落から4日。
現場の惨状とともに、墜落の原因が明らかになってきた。
フランスの検察当局は、ボイスレコーダーの解析から、副操縦士が故意に墜落させたという分析を明らかにした。
副操縦士は、ドイツ国籍のアンドレアス・ルビッツ氏。
2年前に副操縦士になり、現在の会社には、数か月前から勤めていたという。
捜査当局はおととい、ルビッツ氏の自宅を家宅捜索。
この捜索で副操縦士に関する重要な事実が判明したことが、日本時間の昨夜、明らかになった。
副操縦士の自宅から、病気のため出勤停止を命じる診断書が見つかったというのだ。
さらに。
事故が起きた日も、出勤を禁じられ、病気を隠して飛行機に乗っていた可能性があるという。
あの日、副操縦士に何があったのか。
ドイツの格安航空会社、ジャーマンウィングス航空のエアバス機は、今週火曜日、乗客・乗員150人を乗せ、スペイン・バルセロナから、ドイツのデュッセルドルフに向かう途中、墜落した。
フランスの航空事故調査局によると、旅客機は午前10時に離陸し、30分後、通常の飛行高度であるおよそ1万1000メートルに到達。
その後、急降下を始め、およそ10分後には、高度2000メートルまで降下し、交信が途絶えたという。
搭乗者名簿には、日本人2人の名前があった。
大手通信会社に勤務し、長い間ドイツで暮らしていた永田敏さん。
そして、都内の商社に勤め、6年前からドイツの子会社に出向していた佐藤淳一さん。
もう1年いるように社長のほうから言われたと。
来年は戻ってこれるからと、そういう話をしました。
話すことはいっぱいあるんですけども、ただ残念でならないです。
夢、いっぱい夢あったんですよ。
きのう、墜落現場には搭乗者の家族の姿が。
奇跡を願う祈りが続いているが、現在、生存者の情報は入っていない。
捜索が難航する中で、墜落原因究明の鍵を握る、ボイスレコーダーの内容が明らかになってきている。
記録されていたのは、30分にわたるコックピット内の音声。
離陸後の20分間、機長と副操縦士の間で、通常の会話が記録されていた。
その後、機長はトイレに行くために、いったんコックピットを出たと見られている。
1人になったルビッツ副操縦士は、機体を降下させる操作を行う。
その後、機長がコックピットに戻ろうと、インターフォンを使って名乗ったが返答はなく、閉め出された状態になったという。
ドアを無理やり開けようとする音とともに、地上への異常接近を知らせる警告音が聞こえたという。
ただ、降下の最中も副操縦士の息遣いは聞こえ、パニックに陥っている様子はなかったという。
若い副操縦士による意図的な機体の降下。
その目的はなんだったのか。
ルビッツ副操縦士はどんな人物だったのか。
ドイツ西部にあるルビッツ氏の自宅。
近所に住む人によると、両親と弟と4人で暮らしていたという。
ジャーマンウィングス航空を系列に持つルフトハンザ航空は、ルビッツ副操縦士は、医学的検査を含め、操縦士になるためのすべての試験に合格していたと説明した。
一方で、2008年から始まった訓練を数か月間、中断した期間があったというが、理由については言及を避けた。
ドイツのビルト紙は、中断の理由について、ルフトハンザ航空の関係者の話として、非常に重いうつの症状が現れる状態だと診断されたと報じた。
そんな中、昨夜、明らかになった出勤停止を命じる診断書の存在。
ルフトハンザ側は、診断書があることを知らなかったと見られている。
副操縦士は、なぜ意図的に機体を降下させたのか。
病気との因果関係は。
真相の解明が急がれている。
バルセロナを飛び立った飛行機が、安定飛行に入ってからすぐに急降下を、意図的に副操縦士が、機長を閉め出す形で行われたと。
で、機長がトイレに立つまで、野村さん、完全に普通の会話だったということだと、それほど重い、何か精神の病だったとも思えないわけで。
少なくても機長はそのことに気付かなかったっていうことですよね。
そうですよね、そうでなかったら、1人にしないですよね。
そして、まあしかし、検察当局の会見としては、もう、まず間違いなく、副操縦士が意図的に機長を閉め出して突っ込んだと。
で、機長は、外から入ろうとしたときに、9・11のテロ対策後、とにかく中に、コックピットの中にいる人間が承認しないかぎりは入れないように。
ただし、操縦士が例えば病気で意識不明になっているケースもないとはいえませんから、そのときには、外から暗証番号を押すと、一定期間、中で何もしなければ、自動でドアが開くシステムだったらしいんですが、意図的に外から、いや、コックピットの中で、副操縦士は開かない作業をしたと、伊藤さん、という状況のようですが。
そうだとすると、本当にどうしたらいいのか、もう、それに対する対策っていうのは必要だなと思いますね。
そうですね。
アメリカなどでは、すでにその対策は、アメリカの航空会社というのは、1人操縦士が出たときには、岩田さん、誰か中に入らなきゃいけないことに。
2人常駐というのを義務づけていて、ですから、日本でもスカイマークですか、ですから、そのときには必ず客室乗務員が入っていて。
今、経営状態で話題になることが多いスカイマークは、とにかく1人が出るときは、誰か客室乗務員が入って2人態勢にすると。
日本の場合でも、義務づけがないから、やっぱり1人になる時間、トイレに行ったりするとき、あるようですけれども。
逆に言うと、ほかの航空会社はやっていないということですか、現状に至っては。
そうですね。
今後考えると、それしかないですね。
ないですね。
2人態勢で、絶えず、絶えず出てるときには、1人、乗務員が入るという方法とか、そうじゃなければ、今度、ハイジャックというのは、9・11から厳格にして、われわれが、私みたいな男が当たっても、もうとても開けられない。
外からは入れるという手段があるということを、ハイジャック犯が認識できると、そういうことがおきてしまうから、絶対に外からは開けられないんだというシステムを作ったら、こういうことが起きてしまった。
だから、矛と盾みたいな関係。
まさにそうですね。
そのパイロットの精神状態がもとで飛行機が墜落するなんてことがあるのかというと、まあ、日本でまだまだ記憶に新しいんですが、もう1982年なんですけれども、副操縦士がキャプテン、何をするんですかと叫んだ、羽田沖の逆噴射事件というのがありました。
その後、日本ではやっぱり、パイロットの精神状態の検査というのはかなり厳格に行われているようで、その後、日本では起きていないんですが、世界では次々、まだあるという状況ですね。
日本では、メンタル面でも、国の中で、身体検査というのは、え規定と、それからメンタル面のチェックというのを、各航空会社、やっているようですから、今回のもこれ、出勤停止というふうに、通告義務がないんですかね。
だからそれが分からないのが、ジャーマンウィングは、健康診断の項目に、精神面の健康診断は入っていなかったという。
入ってないんですよね。
だけど一方で、精神科に通院して、精神科からのそういう野村さん、診断書が出ているのに、会社が知らないなんてことがあるんですかね。
そうですね。
やっぱりここが非常に、今回の事件のその教訓の部分だと思うんですよね。
うつだからといっても、なんの問題もなく働ける職業はたくさんこの世の中にはあるわけですよね。
でもやはり、精神状態が厳しく求められる、こういったパイロットのような職業については、一部やっぱりきちっとした管理をしていくということを、やんなきゃいけないなというふうに思いますよね。
百何十人の命、1人の方にかかるというね。
考えてみれば、ほかの職業よりもストレスフルな仕事ですから、やっぱり精神状態、もっともっとチェックしていくべきところなんでしょうね。
だから医者から、そういう診断を会社にすぐ通告できるような態勢っていうのも、やっぱり求められるかなと思いますね。
恐らくそういう病気で1年半の通院歴が、治療歴があって、今回、ドイツの大衆紙などは、直前の失恋のような報道もされていますけれども、だからといって、150人が巻き添えになる理由にはならないですよね。
ですからチェック態勢というのは、これからどうするっていうね、各国とも、急務だと思いますけどね。
さあ、続いて泥沼のお家騒動が、ついに決着です。
父と娘の経営権争いに発展していた大塚家具。
きのう行われた株主総会で、娘が経営権を維持することが決まりました。
今後の会社の行く末に、どのような未来が待っているのでしょうか。
株主様から過半数のご支持を頂くことができました。
きょうから大塚家具は、名実共に、新経営体制で業務に取り組んでまいります。
およそ61%の支持を得て、経営権を巡る争いに勝利した、娘の久美子社長。
結果を報告する会見での表情は、淡々としていた。
悪い子どもつくったと、そう思わざるをえません、今は。
創業者のひごから離れなければならない。
経営方針を巡る対立から、経営権争いに発展した父と娘。
勝久氏は、これまでのように接客を重視し、会員制のショールームで高級家具を販売する、高付加価値路線を追求する方針を掲げていた。
一方、久美子社長は、イケアやニトリなど、低価格の店が勢力を増す中、気軽に入れる店作りを目指している。
この経営方針の違いから対立は激化。
去年7月以降は、社長の解任合戦が続く異例の事態に。
そしてきのう、決戦の株主総会。
議決権を持つ株主のおよそ20.9%を久美子社長側が、勝久氏側はおよそ28.3%を固めたと見られる中、ついに、父と娘の直接対決が始まった。
クーデターによって、社長の座を奪われた大塚でございます。
皆様の、株主様のお力によって、皆さんに還元いたします。
総会に出席した株主に向け、こうアピールし、久美子社長の退任を求める勝久氏。
さらに。
あなたは大塚家具を守ろうという気がない。
勝久氏は何度も質問に立つなど、ヒートアップ。
これに対し久美子社長は。
取締役会の多数決によって、社長交代がなされている。
成功できるかどうかは、私が過去5年在任していた際の実績を見てもらうのが一番。
どういう経営ができるんだ。
あなたが反対したからこうなったんだ。
どうぞ、席にお戻りくださいますでしょうか。
落ち着いて主張する、久美子社長。
かつての会見でも冷静だった。
親族間の感情的な対立とか、そういった文脈から見るだけではなくて、このガバナンスといった観点からも見ていただきたい。
上場企業であるからこそ、親子の情ということでは解決できない問題があるわけです。
きのうの株主総会で繰り広げられた、父と娘の応酬。
一般の株主からは、対立する親子への厳しい意見が相次いだ。
親子げんかをしている所で家具を買うのか。
同族企業、一族の醜態だ。
親族のための株を買ったわけではない。
緊迫した状況が続くこと、およそ3時間。
ついに採決のときが。
集計の結果、久美子社長側の提案が可決され、勝久氏は取締役から外れることになった。
以前から申しておりますとおり、総会が終わった後はノーサイドと。
会社と株主の関係として、上々会社としては捉えるべき問題というふうに考えておりますので、個人的なところにつきましては、ここではご回答を差し控えたいと思います。
一方、勝久氏は、こうコメントを寄せた。
ご支援賜りました皆様お一人お一人に、深く感謝申し上げます。
株主の皆様のご判断を真摯に受け止め、まっさらな気持ちで出直します。
娘の久美子社長が経営権を勝ち取ったが、父、勝久氏は大株主のまま。
株主総会を経て、今後、会社はどこへ向かうのだろうか。
さあ、スタジオにはゲストをお招きしております。
日本テレビ報道局の宮島香澄解説委員です。
おはようございます。
おはようございます。
よろしくお願いします。
さあ、まず、大塚家具、父と子の対立ということで、一体どういう対立だったのかというと、簡単に言うと、お父さん、創業者のお父さんは会員制、お店を訪ねると、入り口で名前や住所を書き、一応、会員になると。
そうすると、従業員の方が付きっきりで、高級家具を見せてくれるという、そういう。
だけどまあ、お嬢さんは、いや、そういう時代じゃないでしょと。
もうちょっと気軽に入れる店のほうがいいんじゃないのという対立なんですかね?
まあそうですけれども、一番は、やはり一族の会社だった形の会社を、もうちょっと世の中に合わせて、ちゃんと社員と株主との関係も変えていこうと、そういう社長の意思に対して、どう思うかという判断だと思うんですね。
なるほど。
で、現経営陣の社長、長女側対創業者の父という対決の構図になったんですが、株主総会できのう、こちらが、結構な大差で勝ちましたですね。
そうですね。
特に両方、もうすでに持っていた株式とは別の、判断が分からなかった株主に関しては、かなりが社長側についたということになりますね。
これは、なんでしょう?やはり現経営陣の強みということなのか、それとも経営方針が支持されたということなのか、どうでしょうか?
まず1つ、企業の投資家の人たちは、やはり一般的には、そのときの社長の側につくというのが普通なんですねそれで、相当いろいろ、何回も話を聞いたということなんですけれども、両方で決定的にどちらのほうがいいということは、そんなにないと。
あと中傷合戦になっているんだけれども、そのやり方がこうだとか、そうだとか、そういうことはあまり聞かないと。
だったら、社長の側に特に悪いことがあるかというと、社長の側にバツを出すような理由はないということで、主な機関投資家は、社長側についたと見られます。
機関投資家に名を連ねているのは、金融機関ですか。
そうですね。
そうした、いわゆる投資をする金融機関などの投資家は、主に社長についたと見られます。
投資ファンド等がついて、60%以上の株式という、結構な大差がついたということなんですが。
伊藤さん、今回の騒動は、大塚家具にとってこれ、プラスなのかマイナスなのか、名前は確かにものすごく売れましたね。
売れましたけどね、でも大塚家具って、やっぱり結婚だとか、おうちを買ったときとか、ちょっと幸せなときにね、みんなで、思い切って行くみたいな、そういうお店のイメージがあったので、ちょっと、このお家騒動っていうのはマイナスかなという点はありますけれどもね。
私なんか、これだけ、毎日毎日、大塚家具、大塚家具って聞かされたら、久しぶりにふらっと入れるなら、行ってみようかと、へそ曲がりだから思うんですが。
野村さん、どうですか?
やはり、今回は、あれですね、株主に対する配当が、片方は80円の倍増で、片方は3倍にすると言ってる。
もっと多くするって言ってるわけですね。
これだと普通だと、投資ファンドからいけば、多いほうがいいと見えたようにも思いますが、やはり外国株主を誘導していく、議決権行使アドバイザーなどは、経営の確実性という点で、やっぱり社長側のほうに軍配を上げたんじゃないかなというふうに見えますよね。
今回、まず株主の皆さんに味方になってもらうために、まず社長側が、いや、配当を倍額にしますっていったら、創業者側が、いや、3倍にしますと。
結局今回は倍増するということになると、最大株主は、実はこの創業者なんで、配当金が一番たくさん入るのは、こちらという図式になりますね、これ。
本当、そうですよね。
そういう話だと思いますけど。
ただきのう、ずっと聞いていますと、やっぱりね、私がここまで大きくしたんだ、私が作ったんだ、家具業界も変えたんだと、強烈な自負心というのを会長が持っておられて、ただし、そのやり方じゃなきゃだめなんだっていうのが、今度は娘さんが、今の社長が、それをやっぱり主張したという中で、これはやっぱり、同族の中で次にどう展開するかというのは、ほかの企業でも当てはまってくるんじゃないかと思いますけどね。
株式が公開されていない企業なら、もう勝手におやりくださいなんだけど、公開している上場企業ということになると、社会的責任ということが、どうしても起きますから、実は同じようなケースは、過去にたくさんあって、大手の企業なんだけど、実は同族経営で、その一族の中でもめ始めると、なかなか収拾がつかないということになります。
本当、いろんな企業でやっぱり今、こういうふうに表になったのはあまり多くはないんですけれども、やはり事業の継承というのは、非常に難しいというふうに聞いています。
今回、株主総会でも、父親のほうは、娘だろうと。
いってみれば、娘は親の言うことを聞きなさいみたいなことも、ことばのはしばしに出てくるんですけれども、会社の経営というのは、そういうものではないので、そこらへんの気持ちの食い違いというのも大きいと思います。
どうですか、しかし、それでもまだお父さんは大株主には間違いないわけで、今後の経営というのは、うまくいくんでしょうか。
両方、もうどちらが経営者になっても、もともと厳しいというような見方はされています。
というのは、やはり、まず大株主の会長、元会長は、これからもまだですね、経営権を取ろうとする動きをするのではないかという、その可能性もあります。
それから社長のほうですけれども、やはり経営というのは、自分が正しいと思ったことをやればいいということだけではなくて、自分の会社の状況をよく見て、どのタイミングで、どうやっていくか、その環境を整えるのも経営者の仕事だというんですけれども、今回、社長の側もそれが十分にできているわけではないと。
これだけ信頼、あとは社員との関係もちょっとぎくしゃくしてしまった中で、会社のこの事業、立て直していかなければいけないという状況なんですね。
先ほど、辛坊さんおっしゃったように、すごい大事なことだと思うんですね。
上場企業っていうのは、やはり公にお金を集めている企業ですから、やっぱり社会に対してしっかりとした責任を果たしていくことが必要なんですよね。
経営者が私物化するものではないということが、一番大事なポイントなのかなというような感じがしますよね。
それにしても今回の一連の騒動の中で、お父さんは、会社の幹部職員をうしろに、ずらっと後ろに並べて記者会見で、あの幹部職員の皆さん、これ。
私が一番心配するのは、後ろに並んだ、幹部社員、部長級も中にはいらっしゃったみたいですけれども、ちゃんとノーサイドでやっていけるのかどうかという。
そうですね。
社長は処分、すぐにしないとは言っていますけれども、これからどうなるかというところですね。
大塚家具のイメージとして、どっちにいくのかというのも非常に難しいですね。
カジュアル路線はもう専門店がありますし、高級路線も、ただ高ければね、それでいいっていう時代でもなくて、もう消費者も情報いっぱい持ってますからね。
最後はお客さんが入って、そこで買うかというところ、まさにそこが審判ということになるんだと思います。
さあ、ありがとうございました。
宮島さん、ありがとうございます。
続いて中継です。
きょうは、ある世界遺産に行っているようです。
坂木さん。
きょうは兵庫県の姫路城に来ています。
2009年10月からの平成の大改修を終えまして、きのうグランドオープンしました。
そして、あの大天守にも上れるようになっているんです。
平常時ですと、午前9時からの開門なんですが、混雑も予想されるということで、4月12日まで、午前8時からの開門となっています。
なので、すでにたくさんの方、訪れているんですが、開門8時の時点で、もう1000人並んでいたということです。
きのうのグランドオープンは平日だったので、やはり土日はもっと混雑しそうだということなんですよね。
さあ、そんな皆さんのお目当ては、やはり、あの大天守です。
こちらから見ますと、真っ白に見えますよね。
さすが白鷺城というか、一部で言われた白すぎ城というのも分かりますね。
そうなんですよ。
白すぎ城ともいわれているんです。
ただ、以前のお城の様子を見ていただきますと、もちろん、建物の部分は白いんですが、屋根の部分は黒かったんですよね。
実はこれ、実はかびによるものなんだということです。
これ、一体どういうことなのか説明しますと、こちら、屋根の構造を見ていきましょう。
こちら、瓦をつないでいるのが白のしっくいなんですよ。
なので、これを全体的に遠くから見ますと、白く見えるということなんです。
ただ1、2年もしますと、またかびが生えてくるので、黒くなるんですよ。
この真っ白な姫路城というのは、今しか見られないんです。
だから貴重なんです。
じゃあ、もともとはこうだったんだ。
そうなんですよ。
そして、変わったのは外側だけではありません。
大天守の中も新しくなりました。
さあ、ご覧いただいていますのは、大天守の中の様子です。
スマホやタブレット端末でアプリをダウンロードして、城内15か所あるARコードというものを読ませると、姫路城が使われていたころを再現した、CGを見ることができるんです。
このように、入場者を飽きさせない工夫を凝らした姫路城。
ただ、工夫を凝らして観光客を集めようと努力しているのは、城内だけではありません。
大改修に合わせた地元のねらいを取材しました。
日本初の世界文化遺産、国宝姫路城。
現在、私たちが目にしている姫路城。
その形が出来上がったのは、1609年、徳川家康の娘婿、池田輝政によって築城された。
それから実に400年以上もの間、戦火から逃れ、補修、改修を重ね、美しい姿を今に残すたぐいまれな木造建築の城なのだ。
姫路城は1910年からの明治の大改修、そして1935年からの昭和の大改修を経て、今回、平成の大改修に着手。
しっくいの修復や、瓦の全面ふき替えなど、修理費用およそ24億円。
このほど5年半の作業を終えた。
幾度もの改修を繰り返し、その美しい姿を保存し続けているのだ。
姫路城のこれまでの年間最高入場者数は、およそ156万人。
2015年度は、これを大幅に上回る180万人を目標としている。
抜群の知名度、高い集客力を誇る姫路城がある姫路市だが、そこには課題を抱えているという。
それは通過型の観光地だということ。
実際、観光案内所のボランティアも。
ここはもう便利なので、寄っていって、見て、そのまま次は、泊まるのは広島という方が多いですね。
観光客は、姫路城を見学するだけで、周辺の施設にはあまり訪れず、姫路市を通過してしまうことが多いという。
姫路城だけを訪れて、次の所に行っていただくのではなくて、周辺エリアを回っていただく、そして泊まっていただくという、滞在型の観光を推進していきたいと思っております。
経済効果を得るには、やはり滞在型の観光が不可欠だという。
そこで、市が取り組んでいるのは、今、注目の外国人観光客へのおもてなし向上だ。
姫路城を見学した外国人観光客は、2008年度のおよそ16万6000人をピークに、2009年からの改修期間は減少傾向にあったが、2015年度は増加が見込まれている。
安心して観光を楽しめる環境を整え、滞在時間を延長してもらう。
そんな改善を進めている。
その一つが道路標識の変更。
これまで、ヒメジジョー・キャッスルと表記されていたものを、ヒメジ・キャッスルに変更。
ほかにも、ヒメジケイサツショマエだったものは、ヒメジ・ポリス・ステーションにするなど、外国人には意味が分かりづらいとの理由で、ローマ字表記から英語表記にしたのだ。
これまでに232か所の標識を変更した。
また、市は無料Wi−Fiスポットを新たに設置。
日本を旅行中の外国人が困ったこととして、最も多かった意見が、無料公衆無線LAN環境の少なさだという。
そこで、外国人がスマートフォンなどを無料でインターネットに接続できるエリアを、姫路城周辺だけでなく、駅前や商店街などにも拡大しているのだ。
さらに、外国人に役立つ情報を載せたガイドブックも、3か国4言語で作成。
姫路市のご当地グルメ情報や、体験型スポット、宿泊施設の情報などを載せ、滞在時間の延長を目指す。
また、姫路城のライトアップ時間も、午前0時まで延長し、宿泊客の増加を目指す。
城のグランドオープンに合わせ、おもてなしの向上も整いつつある姫路市。
果たして城と同じように、観光立国の日本の顔となれるのだろうか。
さあ、移動してきまして、大天守のそばまでやって来ました。
さあ、こちらを上がっていきまして、曲がりますと、門があります。
そしてその横には、直方体の石垣があるんですが、これも姫路城の特徴だということなんです。
そして、門をくぐっていきますと、こういった開けた場所になっています。
もう、朝早いんですが、すでに皆さん、こちらまでいらっしゃっていますね。
実はこの奥に入り口がありまして、そこから大天守に上れるようになっています。
ただ、混雑が予想されますので、毎日、1日1万5000枚の整理券が配られています。
その整理券がないと、大天守には上れなくなっています。
ちなみにきのうは1万枚、整理券配られたということなんですが、きょうはさらに混雑予想されるということなので。
きのうだったら、来たら、全員入れたんだな。
絶対に上りたいという方は、早めにいらっしゃったほうがいいかもしれません。
土日はどうかな。
さあそして、ここからまた眺めますと、距離が近いんですね。
また迫力があります。
青空に映える。
すっごいきれい。
そうですよね。
さあそして、この姫路城なんですが、実は新しくなったところがもう一つあります。
実はグランドオープンの前日に、姫路市とドイツのバイエルン州が友好協定を結んだんです。
いわばこの姫路城と、ノイシュバンシュタイン城が、姉妹の城になったということなんです。
このノイシュバンシュタイン城は、皆さんもご存じかもしれませんが、ディズニーのシンデレラ城や眠れる森の美女のお城の、モデルになったお城です。
そしてこの2つのお城、共通点がいろいろとあります。
姫路城は白鷺城と呼ばれ、ノイシュバンシュタイン城は白鳥の城と呼ばれているので、両方ですね、白い鳥をモチーフにされています。
そして、ある口コミの旅行サイトでは、名城ランキングの人気が1位と2位になっています。
世界で。
世界の1位と2位なんだ。
そして入場者数もほぼ同じ。
そしてそれぞれ有名映画のロケ地にもなっています。
ただ1点違うのが、姫路城は入場者のおよそ1割ぐらいが外国人旅行者。
ただ、ノイシュバンシュタイン城が、多くが、もう入場者の多くが、外国人旅行者ということなんです。
姫路城もこのノイシュバンシュタイン城のように、さらに外国人旅行者を呼び込むために…あるのかなと思いますね。
以上、グランドオープンを迎えました、姫路城からお伝えしました。
伊藤さん、やっぱりそれだけの価値のある城ですね、ここは。
やっぱり、見事です。
きょうは青空が最高ですね。
でも外国人の方に、やっぱりとまってもらうならば、宿泊施設も本当、江戸時代のような体感ができるような、なんかそういう工夫で、なんとか泊まってもらうのは。
姫路城自体を、もう大きなテーマパーク状態にするというぐらいの構想があったほうがいいかもしれないですね。
でも、あのスマホとかで見れるのは画期的ですよね。
そうですね。
…って感じですね。
中からお侍さんが出てきて、いいんじゃないでしょうか。
さあ、続いてですが、夢の車が現実になりそうです。
自動運転時代の扉が開いた。
夢の車の実現が見えてきました。
運転手がいなくても、目的地まで運んでくれる自動運転技術に、今、世界中のメーカーがしのぎを削っています。
日本の国内でも今月から始まった実証実験。
最新のテクノロジーを取材しました。
ドイツ・ホッケンハイムのレーシングサーキット。
去年10月、1台の車が爆音を響かせ、時速240キロというスピードで、このコースを駆け抜けた。
この車に、運転手はいない。
人工知能を搭載した自動運転車が、アマチュアレーサーを上回るタイムを記録した。
今は、車っていうのは、操作するものですけども、将来の車との関係というのは、コミュニケーションできるロボット。
これはことし1月、アメリカの国際家電見本市で、メルセデス・ベンツが発表したコンセプトカー。
キャビンの中は、まるで動くリビングルーム。
運転手はハンドルに背を向け、談笑している。
自動運転のレベルとしては、ほぼ完全自動運転といえるレベル。
今以上に、その移動空間をぜいたくなものとして捉え、新しい高級車の形というものを実現したものになっています。
目的地を入力すると、ハンドルを握らなくても、車が人を運んでくれる。
夢の実用化に向け、自動車メーカーの開発競争が激化している。
実は、すでに発売されている自動車にも、自動運転を実現するために必要な技術が搭載されている。
自動ブレーキシステムをはじめとする安全装置だ。
自動的にハンドルが動きだしました。
自動車メーカーが目指すのは、あくまで交通事故を減らすための、運転支援システム。
現状、障害物の少ない高速道路や、駐車場での使用などに機能は限定されている。
さまざまな障害物がある一般道で、自動運転車を安全に走らせるためには、公道での実験を繰り返し、道路上で起こるさまざまな現象を、人工知能に学習させなければならない。
アメリカにできて、日本にできないことはないはずです。
日本ではおととし、安倍総理が国会の前の一般道で、各社が開発した自動運転車に試乗。
日本の公道で自動運転車が走行したのは、これが初めてだった。
そしてことしに入り、自治体と大学が連携し、自動運転車の実用化を目指す社会実験も始まった。
石川県の金沢大学と珠洲市が、日本で初めて、継続的な自動運転車の公道実験を開始。
目的は、地域のお年寄りの移動支援だ。
金沢市から車でおよそ2時間。
人口およそ1万5000人、高齢化率は44%以上と、過疎高齢化が進む珠洲市。
この町の課題が。
本数は確かに減っています。
必要最低限、朝晩の運行がもう、めいっぱいという感じですね。
10年前に、市内で唯一走っていた、のと鉄道の能登線が廃止。
現在、市内の公共交通は路線バスと市が運営する循環バスのみ。
人口の減少やバスの運転手の高齢化により、路線バスも徐々に減っている。
私、お父さんに病院に乗せてってもろうてます。
車がないと買い物にも出られないし、それから病院も来られんし。
病院や買い物に行くため、お年寄りでもマイカーをみずから運転。
車がなければ生活できないのが実情だという。
そこで市が期待するのが、自動運転車の実用化だ。
もう70代になっても、80歳になっても、なかなか車を手放せないよね、運転せざるをえないよねっていうところも、もちろんありますんでね、65歳以上の方の交通事故っていうのは多いですからね。
将来的に、そういう公共交通的な乗り物が、自動運転ということになると、ずいぶん違ってくると思いますね。
金沢大学と珠洲市は、東京オリンピックが開催される2020年には、地域のお年寄りも利用できる自動運転システムの導入を目指し、社会実験を重ねている。
実験に使用されている車を見せてもらった。
これが自動走行車ですか?
そうですね。
上にいろんなセンサーがついていますけれども、このセンサーで周りの環境を読み取って、みずから動いていくと、そういう運転知能が付いている車ですね。
全方位360度、車の周辺にあるものの位置関係を、最大で120メートルまで測定するレーザー。
さらに、交差点に進入してくる車両など、動くものを捉えるレーダーなど、およそ10個の目が装備されており、車内に搭載された人工知能が、状況を判断、運転操作を行うという。
カーナビゲーションシステムと一緒で、目的地ボタンを設定すると、そこに行くようになってるっていう形ですね。
なるほど。
この白いボタンを押して、まず制御を可能な状態にします。
では押します。
今、制御可能な状態になりました。
ハンドルが回りましたね。
じゃあ、スタートします。
日本の公道では、ハンドルから手を放して走ることは許されていない。
そこで、実験はハンドルに手を添えた状態で行われている。
前を走る車が停止し、進行方向が塞がれてしまったケースでは、対向車との間隔も測りながら、停止車両を追い越していく。
ものがどこにあるのかというのが、今の状態だけではなくって、例えば1秒とか2秒とか、先にどこに行くのかっていうのが認識できることが重要になりますね。
いわゆる、先読み運転というやつですね。
では、人が道路を渡ろうとしたら。
道路上に立っている人間が、車内のモニターにも赤く映し出されている。
ぶつかる前にブレーキがかかり、停止することができた。
一見、人が運転する車となんら変わらないしかし、自動運転車を一般道で走らせるためには、データの蓄積がまだまだ足りないという。
例えば、一般道の中で、信号機を見つけて、認識して走行するっていうような場合ですと、信号機によって、自分が止まらなくちゃいけないっていう場合もありますし、信号機がOKと言ってるんだけれども、前に車がいて止まらなくちゃいけないときとか、ありとあらゆるシチュエーションがあるんで、基本的には、電車的な動きで済んでいた高速道路での自動運転と、一般道での自動運転というのは、だいぶ技術の開きがあると思います。
この一般道での実証実験を最も熱心に行っている会社がある。
自動車メーカーではなく、世界最大のIT企業、グーグルだ。
グーグルさんは、ちょっと進んでいるというようなお話もありますけれども、今まで自動車を製造した知見というのはないわけです。
日本のメーカーさんはハード面とかは、世界に冠たる技術を持ってらっしゃると思うんですけど、ソフトの部分とか、サービス、ネットワークの部分というのは、残念ながら、あまり知見をお持ちではない。
一番分かりやすい例でいうと、ウォークマンとiPodという中で、ウォークマンはなんでiPodに負けたんですかと。
ひょっとすると、ソニーとアップルみたいなことが、自動車の世界で再現されないともなりかねない。
自動運転時代の幕開け。
その主導権は一体誰が握るのか。
レースはすでに始まっている。
スタジオに専門家です。
自動車ジャーナリストで、内閣府の自動走行システム推進委員会のメンバーでもある、清水和夫さんです。
よろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
こちらに自動運転車の実用化、各メーカーの目標というのを一覧表にしてみました。
そうですね、一番進んでそうなのがアウディが2017年、これもう市販するということなんですが、2年後ですからね、渋滞時の高速道路で走行できる車を発売。
その隣ですね、ゼネラル・モーターズ、2016年に高速道路で一部自動化した車を導入する。
ベンツ、2025年をメドに、一般道路でも自動運転車、これ、実用化を目指すと。
上が日本のメーカーなんですが、日産はかなり高い目標ですね。
2018年に高速道路で車線変更までできる自動運転車、20年に一般道で実用化。
トヨタが2020年に、高速道路で車線変更できる市販車。
ちょっと日産よりも遅いですが。
本田は全方位安全技術などの早期実用化。
わりと概念。
実際には世界で一番進んでるのは、どの国、どのメーカー、ずばりどうですか?
箱根駅伝で例えれば、今、2区ぐらいを走っている、あるいは3区ぐらい。
そこでちょっとどっちがリードしているというような段階ですから、あと自動運転のレベルが、2、3、4、5といくつかに限定されているんですけれども、何をもって自動運転とするかというところが、各メーカーの今のコメントでは若干、違うんですね。
自動運転車の自動化レベルというのは、こちらにちょっと見てみますけれども。
そうですね。
加速、操舵、制動の、自動で行う。
これもう、すでに今、市販車レベルで実現してますよね。
現実、今、レベル2が始まっているところですね。
レベル2、加速、操舵、制動のうち複数の操作を同時に自動車が行う。
一部の市販車でも、高速道路である程度実現できてる車がある。
少しステアリングが、ハンドルが、車線逸脱を警報したり、元に戻してくれたりしていますから、そのハンドル操作も、完全に隣のレーンまで移動するところまではできてないんで、レベル2の中でもまだ段階があるんですけれども。
今、1と2の間ぐらいを市販車がいっていると。
そうですね。
最終目的は、レベル4で、加速、操舵、制動をすべてドライバー以外が行える。
ドライバーは全く関与しない。
これ、実現できると思いますか?
ウィーン協定というのがありまして、50年代に出来たんですけれども、自動車とはという定義があるんですね。
ですから、レベル3から先は、ドライバーが監視しなくてもいいと。
加速、操舵、制動をすべて自動車が行い、緊急時のみドライバーが対応する。
そうですね。
ですからその間は、横向いてスマートフォンをいじっててもよい。
いわゆるサブタスクといわれているんですけれども、でもそれをやるには、相当な技術領域を、センサーの精度とか、…性とか上げていかないといけないんです。
2020年前半に市場化を目指すという業界の方針なんですが、できそうですか?
ですから、何をもってですけど、恐らくレベル2から3ぐらいのところで、限定した道の中でやるというのが、今、政府のオリンピックを一里塚とし、自動運転の実用化の開発を目指すというのが、大きな目標なんですね。
なるほど。
ですから2020年ごろから本格的な参入が始まるというふうに理解してます。
これ、実現すると、この高齢化社会には。
私もね、ついに車を買い換えるときに、やっぱり安全性、だから衝突防止装置であるとか、車線の逸脱の話とか、警告音が鳴るとか、やっぱりそれを前提に買おうかなとは思っています。
それはいいと思いますね。
メリットと課題を挙げてみたんですが、当然のことながら、運転ミスによる事故の一掃ということなんですが、当然、機械も故障するわけで、機械の故障するリスクと、人間がミスをするリスクと、どっちが高いですかね。
交通事故のほとんどの原因がヒューマンエラーといわれてますから、これほど人間がミスをして、交通事故で被害の方が多いですから、それでしたら、機械に置き換えたほうが、まだ事故は減らすことができるというのは、確かだと思いますね。
少なくとも、アクセルとブレーキの踏み間違え等は機械で防げる。
そうですね。
ですから人間がやったほうがいいところと、機械に任せたほうがいいところ、あともう1つ大事なのは、しばらく20年ぐらいは、コンピューターと人間が、シェアしながらコントロールするという時代が実は、続いていくんですね。
実はほかのロボットの開発と共通する課題が、野村さん、ありそうだという気もするんですが。
そうですね、やはり安全・安心という点で見ると、やはり、まだお話があるように、コンピューターだって何か誤作動を起こすんじゃないかという、そういう問題意識がありますよね。
まあ課題として、いろいろあるんですが、実は日本独特の課題としては、欧米では無人の車の公道実験というのが、すでに始まっている国もあるんですが、日本は今、法律上、絶対無理ですね。
いや、それは全く誤解というか、アメリカでグーグルカーが無人で、公道実験した例はないんですね。
グーグルカーが公道で実証実験するために、ハンドルとブレーキつけましたから、ですから敷地内の中では無人車のデモンストレーションが行われてます。
実際、細かく見ていくと、日本のほうが大臣認定という制度がありますから、基準に合わない車ももう公道をテストできるんですね。
アメリカのほうが厳しいですね。
なるほど。
ただ、現実に、今の映像でも明らかなように、今、公道で日本でやろうと思うと、ハンドルに手を必ず添えてなきゃいけないということになっています。
いや、大臣認定という制度を使うと、そこは、これから日本の。
大臣認定というのは行われそうですか?
もうすでに行われると思いますね。
そのほか、まあいろんな課題がありますが、これ、どうお考えですか?
ハッキングによる意図的な犯罪。
つまりハッキングその他で自動運転をのっとられる可能性がある。
大変な問題ですね。
セキュリティーの問題もありますね。
あと、通信インフラ使いますから、そこのセキュリティーの確保というのも重要ですね。
私ちょっと、VTRを見てて思ったんですけども、今後、この自動車というのは、自動車メーカーが主導権を握っていくのか、それともグーグルみたいなデータを扱う、あるいはコンピューターを扱うところが主導権を握るのかというのは、すごく違ってきて、そのことによって、法律の作り方も変わってくるんじゃないかなと感じがするんですよね。
そうですね。
まさに走ると曲がるとてんーという…、曲がるとつながるという機能が加わってきますから、
全体として、いつごろまで待てばなんとかなりますかね。
2017年前後から、そのレベルの高度な車が登場して、やがて、そのレベル3にいくんですけれども、2と3の間はものすごい大きなギャップがあって、結局、レベル3と2の違いは何かというと、ドライバーがほかのことをやってもいいか。
ハンドルから手を放す、ハンズオフは意外とできそうなんですね。
しかし手を離しても、監視してなければいけないですから、
いくらぐらいになるのかなというのが気になりますね。
そっちですか。
いくら、いくら?それはかなり、アウディとかベンツも恐らく、トヨタも一番上の高級車から、こういった技術を入れていきますから、それがわれわれ庶民が買えるのは、まだ少し先かなという気がしますよね。
辛坊さん。
今、ドイツ車なんかの高級なのは、1000万ぐらいするんですが。
1000万ぐらい。
国産だともうちょっと安くできる。
国産の…は日進月歩ですから、実は技術課題よりも、ユーザーに正しい認識を持ってもらう。
過信してはいけないし、段階的に自動化が進む。
そしてもう一つは、責任問題の法律の整備ですね。
日本は国連の下部組織の中に、世界基準調和がありまして、そこの共同議長国を取ったんですね。
それがどういう形でね、日本の恐らく産業にとっては、最後のとりでというか、飯の種ですから、ここで後れを取るようだと、なかなか非常に。
そこで負けたらちょっと大変なことになりますね。
という、やっぱり問題意識が、やっぱり国家として、必要なんではないかという気はいたします。
清水さん、ここまでです。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
続いてこちらです。
おばあちゃんが車を使わず、お出かけできる町が、人口の減少から地方都市を救う?
さあ、少子高齢化、人口減少という日本が直面する問題の解決策を探ります。
シリーズ、NEOニッポン列島改造論。
今回は人口減少を食い止められるかもしれない、ある取り組みを取材しました。
2050年の国土のあるべき姿として、国土交通省が打ち出している政策が、中心市街地に都市機能を集約させるという、コンパクトシティ政策というものです。
私たちはコンパクトシティ政策を進める富山市を取材しました。
すると、実態と課題が見えてきました。
北陸新幹線開業に沸く富山市。
今や町のシンボルとなっているのが次世代型路面電車、LRTだ。
2006年、JRの赤字路線を引き継ぎ、富山ライトレールが開業。
富山市郊外と富山駅を結ぶ。
沿線の町に住む坂井田鶴子さん87歳。
以前は家にこもりがちだったが、LRTを利用して、最近は。
よう出るね。
富山に行ったり。
ライトのほうが段差がなかろう、だからありがたいがですちゃ。
LRTは床が低く、高齢者でも乗り降りしやすいのが特徴だ。
JR時代は、駅であるだとか、車両に乗り込むときに階段がどうしてもありまして、それがなかなか、高齢者の方にはちょっと不都合なところがありまして。
ライトレールになりましてから、そういうところがないということでですね、新たなお客様が生まれたという、そういった要因もございますね。
開業前に比べて利用者は倍増。
このLRTは、富山市が全国に先駆けて進めてきた、コンパクトシティ政策の要だ。
コンパクトシティとは、都市の中心部に住宅や病院、商業施設など、都市の機能を集約。
行政サービスの効率化を目指す政策だ。
なぜ富山市が。
富山県は持ち家率全国1位。
平たんな土地の多い富山市では、郊外に次々とマイホームが建ち、市街地が広がった。
その結果。
郊外に住む人がどんどん増えるっていうことは、道路の延長が伸び続けていくし、除雪の延長が延び続けていくし、ごみを収集するエリアも広がり続けていく。
それを少なくなる若者が負担していかなきゃいけないので、将来市民に対して、大きな負担を残してしまう。
それは避けなきゃいけない。
したがって、どうやったら拡散を止めるかということは、多くの都市が共有している課題だったわけです。
そこで、都市の機能を中心部に集めて行政コストを減らし、年を取っても、歩いて生活できるようなコンパクトな町をつくる。
将来の暮らしへの安心から、人口の流出も止まり、経済も活性化する。
これがコンパクトシティのねらいだ。
休日の郊外のショッピングセンターをのぞいてみると、この車、このにぎわいだが。
まあ、ふだんは意識しないと、なかなか乗りません。
自分も高齢になりますからね、できれば車じゃなくて、こういう市電なり、しかも町なかに住みたいとは思いますけど、やっぱり郊外のほうに家を建ててしまってるからね。
そこで富山市は、空洞化が進んでいた中心部の活性化に乗り出した。
その核として、2007年、大型の多目的広場をオープンさせた。
食材の直売会などのイベントを開いて、多くの人を呼ぶのが目的だ。
これは先週末の様子。
およそ8000人が訪れたという。
中心部のほうにはよく来られますか。
よく来ますね。
こういうイベントがあれば、やっぱり人はいっぱい来てますし、寂れてるっていうほどではないと思います。
さらに近辺に、地元の野菜などを集めた直売所など、新しい商業施設なども次々とオープン。
商店街に人が集まり始めた。
そして、お年寄りが歩いても来られるようにと、公共施設も中心部に新しく建設。
こちらは4年前オープンした、介護の予防目的に健康を維持するための施設だ。
ここへ来て、本当に、もう階段をすーっと上がって、すっと下りれますから、いいですよ。
みんな羨ましがられてるの。
高齢化率の非常に高いのが町なかですから、そこにこういう介護予防というものを目指した施設を建てたのはすばらしいと思っています。
また、この夏には、大型の図書館を併設した美術館も開館する予定だ。
沿線には、真新しいマンションが目立ちます。
こちらにも新しいマンションですかね。
さらに富山市は、町の中心から走るLRTなど、公共交通機関の沿線にも住居を集約させたい考え。
対象のエリアで住宅を購入した人や、共同住宅を建てた業者らに、補助金を出す制度も。
中心部や沿線の人口は、10年前に比べおよそ2万人増えた。
町の中には、新しいマンションが目立ち、ことしの公示地価で、富山市の住宅地は22年ぶりに上昇に転じた。
平均地価が上がるっていうことは、すごく大きな影響があります。
固定資産税や都市計画税の総額を上げるということになりますから、人口が減る中で、税収をしっかり確保する、そうやって入ってきたものを、財源として、中山間地の政策もできるわけですので、地域全体に効果は及ぶと。
国土交通省が進めるコンパクトシティ政策。
現在、60の自治体がこれを計画、または実施しているという。
青森市もその一つ。
中心市街地に住んでもらうには、町が魅力的でなければならない。
市が主体となり、活性化の核として2001年、大型商業施設アウガをオープン。
ここに人を集めることで、周辺の商店街への波及効果をねらっていたが、多くの人は商店街を素通り。
若者向けの店が集まったアウガのそばにあるのは、昔ながらの商店街というのが、その理由だ。
都心にどんどん人が集まる、都心回帰だとかいう流れが出来ているんですが、住む人は昔からの人じゃなくって、新しい住民なわけですよね。
ああいう人たちのニーズを反映した、…商売、ビジネスモデルを組み立てていかなきゃならないわけです。
昔ながらの中高年の人たち向けの商売をやっていては、やはりそれだけのポテンシャルがあまりないので、今後も受け止められない。
とすると、せっかく大きな集客施設が出来たとしても、なかなか生かしきれない。
富山市内中心部の商店街も、人通りが多いように見えるが。
イベントをやると、たくさんの方がいらっしゃいます。
なかなか、にぎわいとその販売量がイコールにならない
商店街に元からあるのは靴や衣料品といった店ばかり。
食料品などを扱う店はほとんどなく、近隣のマンションに住むお年寄りらの日常的な利用につながらないのが現実だ。
そして今、さらなる懸念が。
富山市周辺の町に、郊外型の大型商業施設が近々、続々と開業の予定だ。
隣の射水市にはコストコ、車で1時間圏内の小矢部市にアウトレットモール、砺波市にイオンモールが出来る。
地方都市は、やっぱり車社会から逃れられない状況になっているわけですね。
中心市街地の魅力を少し上げたところで、やっぱり郊外に住宅を持って、郊外で車を利用して、いろんな所に行くっていうほうが、まだ魅力としては勝っちゃってるんで。
そもそも、コンパクトシティ政策には、お年寄りが生活の拠点を簡単に移せるのかという大きな問題が横たわっているのだ。
町の中に住んでみたいなと思われたりします?
いや、住んでみたいと思いますけどね、新しい所に行ったら、いろいろまた、年配ですしね、苦労するから。
超高齢化が進む中、この新たな取り組みは、人々の意識やライフスタイルをどこまで変えるのか。
コンパクトシティ実現の効果がはっきり見えるのは、もう少し先のことになりそうだ。
便利な町の中心部に、高齢者の皆さんに集まってきていただいてっていう発想自体は悪くないと思うんですけど、ただ実際にやろうとすると、ハードルは相当ありますね。
私、北海道の旭川がふるさとですけどね、やっぱりね、みんな郊外型の大きなショッピングモールとかね、出来ると、そっちのほうが利便性があるものですから、市内っていうのは、やっぱり駐車場がないとかね、それから若い人があんまり住んでないというので、スーパーがないとか含めての問題で、生活の範囲がどう確保できるかが大きな。
それならさっきの自動運転車のもののようなほうが解決に近いのかもしれないという。
実際にはやっぱり高いお金を出して、一軒家を郊外に買って、ここをついの住みかにしようと、やっぱりお年寄りの方なんか、思ってるわけですよね。
今、それをまた売って、市街地に行ってと思っても、郊外の家というのは、本当に売れない。
やっぱりそういう現実的な問題もあると、だったらば、その郊外に出来ているそういうお店を中心にして、町づくりっていうのをね、新たに考えるとか、やっぱり市街地ももちろん大事なんですが、そういう選択と集中は、やっぱりもっと多様化したほうがいいような気がしますね。
こういう町づくり、行政主導でやるというのは、なかなか難しい。
行政が頭で考える思惑と、住民のニーズが、だいぶギャップがある感じがしますね。
都市再生のキーワードには、面的再
今週は、西日本から東日本の太平洋側の各地から、桜の開花の便りが届きました。
きょう土曜日は、お花見日和になる所が多そうです。
ではまず、きょうの全国のお天気です。
薄い雲がかかりますが、晴れる所が多くなりそうです。
西日本や東日本では気温が上がり、暖かくなるでしょう。
九州は午後になると、南部で雨が降りだしそうです。
続いて週間天気予報。
初めに北日本と東日本です。
あすの午後は、東北や東日本で雨が降るでしょう。
来週月曜日や火曜日は、晴れる所が多くなりそうです。
西日本です。
あすは雨の降る所が多いでしょう。
来週月曜日や火曜日は晴れて、汗ばむくらいの陽気になりそうです。
来週は週明けに晴れる所が多く、全国的に気温が上がる見込みです。
東日本や西日本では、桜の開花が一気に進むでしょう。
来週の後半には雨が降りやすくなりますので、ことしは早めにお花見をしたほうがよさそうです。
以上、お天気でした。
高齢化社会といえば、岩田さん、今月末で読売テレビ退社されて、学習院大学の教授になられるという。
次ね、若い人と一緒になってやってみたいなという思いがあって、不安もありますけどね、第二の出発点、また頑張ってみたいと思いますけど。
番組は当然、今後もおつきあいをいただくということで。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
皆さん、ありがとうございました。
来週はこういうテーマでお届け2015/03/28(土) 08:00〜09:25
読売テレビ1
ウェークアップ!ぷらす[字]
故意の大惨事…ドイツ旅客機“殺人墜落”のナゾ・副操縦士の動機は▽娘が「勝利」大塚家具の今後▽高齢者事故抑止も!?技術どこまで進んだ?クルマ自動運転…実現への道
詳細情報
出演者
辛坊治郎
森麻季
坂木萌子
岩田公雄(読売テレビ特別解説委員)
【ゲスト】
野村修也(中央大学法科大学院教授)
伊藤聡子(フリーキャスター)
清水和夫(自動車ジャーナリスト)
宮島香澄(日本テレビ解説委員)
番組内容
ドイツ旅客機の墜落事故は副操縦士の「故意」だった可能性が高まりました。その動機は何だったのか?捜査の最新情報をお伝えします▽目的地を入力するだけで運転しなくてもクルマが自動で連れて行ってくれる…そんな夢の実現に向け、いま日本・アメリカ・欧州で開発競争が激化しています。高齢ドライバーの事故防止も期待されるその技術はどこまで進んでいるのか。実現に向けての可能性と課題は?最新技術を特集します。
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