中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

藤浪 最終リハ完了 鬼門・京セラ克服

2015年3月23日 紙面から

オリックス−阪神 先発し7イニング7安打2失点の阪神・藤浪=京セラドーム大阪で(棚橋慶太撮影)

写真

◇オリックス3−0阪神

 オリックスの山崎福が開幕ローテーション入りに大きく近づいた。変化球を効果的に使い、5イニングを無安打に抑えた。打線は4回にT−岡田が先制打。阪神は打線が低調。わずか2安打で、7イニング2失点の藤浪を援護できなかった。

     ◇

 マウンドに上がった藤浪は、スパイクで左足の踏み出す足場を掘り続けた。計50回。「土が硬くて掘れにくい」というマウンドを自分仕様に仕上げ、ようやく投球練習を開始した。

 「しっかり掘らないといけないですし、まったく気にならないわけじゃないですけど、感触は悪くない。球場は大丈夫と思います」

 1週間後のシーズン初登板に向けて、最終リハーサルを終えた。昨季1勝2敗、防御率5・40の京セラで今季最長の7イニングを投げ、7安打2失点。直球の最速を152キロに抑え、制球を重視。カーブで緩急をつけ、左打者には果敢に内角も突いて本番を想定した。「ストレートが低めに決まらなかったのは反省点。悪いなりにまとめられたという感じです」

 オフから取り組んできた「脱力フォーム」が完成間近。86球の球数、2試合連続無四球が、3年目の進化を物語る。「コントロールにバラツキがあるけどストライクゾーンで収まっている。取り組んできたことができつつあります」と本人も納得顔だ。和田監督も「1週間前からしたら、いい状態だと思う」と及第点を与えた。

 今季の初登板となる3月29日・中日戦へ、藤浪は「体のコンディションを整えてシーズン開幕に備えたいと思います」と表情を引き締めた。懸念されていた京セラという鬼門を克服し、臨戦態勢は整った。 (杉原史恭)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ