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【プロ野球】黒田 7イニング無失点 29日ヤクルト戦へ万全2015年3月23日 紙面から
◇広島1−0ソフトバンク広島・黒田博樹投手(40)が、開幕前の最終登板を最高の結果で締めた。今年最長となる7イニングを投げ、6安打無失点。チームは3勝7敗2分けでオープン戦最下位となったが、3勝はいずれも、黒田の登板試合だった。球団主催のオープン戦では史上最多となる3万1255人が詰め掛けた一戦で、シーズンへ弾みをつける快投。8年ぶり日本球界の登板へ死角はない。 ◇ 最後は信じたボールだった。7回1死満塁。黒田はこの日初めてピンチを迎えた。打席には松田。カウント1−1からの3球目、打者の手元を襲うツーシームで、三ゴロ併殺打に斬った。「狙い通りですね」。両手でグラブをパンッとたたき、本番同様の気迫で打者を圧倒した。 昨季の日本一チームを相手に、オープン戦3度目のマウンド。「試している時期ではない」と全力投球で打者と対した。しかも、この日の観衆は3万1255人。旧広島市民球場の最終年となった09年3月22日の2万6083人を超え、球団主催のオープン戦では過去最多の観客動員となった。ファンの大声援を受けながら球種の全てが決め球となり、アウト全21個中、15個がゴロ。3試合で52個中、31個がゴロアウトと、持ち味を存分に披露した。 この日の92球を加えオープン戦計208球を投げ、1イニング平均は12球。110球前後で9回に達する計算だ。「もう1イニング、2イニングはいけた」と振り返ったように、完投を視野に入れた投球。「マウンドに上がったら勝たなければならない。どこまで体が続くか分からないから、いける時はいきたい」と、シーズン序盤からの全力投球を誓った。 3試合で17イニング1/3を2失点。防御率1・04と抜群の安定感が光る。迎えるは29日のヤクルト戦。残り1週間を切った。「ここまであっと言う間でした。長い、大変なシーズンに入る。気を引き締め直して開幕を迎えたい」。真っすぐ視線を向け、激動の1年へ思いをはせた。ついに始まる。日米19年目の闘いが、いよいよ幕を開ける。 (田中政行) PR情報
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