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【プロ野球】

井端がスタメン勝ち取った

2015年3月27日 紙面から

打撃練習をする巨人・井端=東京ドームで

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 最初から飛ばす。巨人の井端弘和内野手(39)が26日、開幕からのフル回転を宣言した。中日からの移籍2年目の今季は同学年の高橋由とともに、27日のDeNA戦(東京ドーム)のスタメン出場が濃厚。5月に不惑を迎える男はリーグ4連覇の原動力となる活躍を本気で狙っている。

 「そんなに体力もないし、先のことなんかは考えていない」。東京ドームで練習を終えた井端が力強く言い切った。開幕戦自体は「何度もしているのでイメージできる」という理由で自然体で迎えるというが、闘志は燃え盛る。「目の前の試合を全力でやる」。言葉には自然と力がこもった。

 決して、強がりではない。オープン戦の井端は好調。17試合で3割7分2厘(43打数16安打)、6打点と打ちまくった。体も右肘と右足首の手術明けだった昨季と違って順調そのもの。原監督を「白いチームからつくり上げる中、スタメンを勝ち取った」と言わしめた。

 さらに、心を燃やす材料はもうひとつある。開幕戦で対戦するDeNAの先発・久保は昨季、井端が得意にした相手なのだ。チームが対戦打率2割4分3厘と苦しむ中、背番号2は4打数3安打。右腕にイヤな意識を持つことなく、打席に立つことができる。

 「ああだこうだ考えずに、自分のスイングをすればいい」。難敵との対戦への不安はゼロ。心にはチームのために前進する思いしかない。「野球をやっている以上、スタメンを目指してやってきている。明日からは結果を求めていく」。確固たる自信を胸に、井端はプロ18年目のシーズンへ船出する。 (川越亮太)

 

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