蹴球探訪
英に逸材16歳「夢は日本のフル代表」
サイ・ゴダード(3月18日)
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【プロ野球】大谷が開幕戦勝利 ダルもできなかった高卒3年目!2015年3月28日 紙面から ◇日本ハム5−2楽天日本ハムが逆転勝ち。0−1の5回1死一、二塁で近藤の中前打に失策が絡んで2得点。さらに谷口が犠飛を放ち、8回にも2点を加えた。大谷は6回途中までを1失点と踏ん張り、開幕戦初勝利。楽天は嶋の悪送球が痛かった。 ◇ 勝利の瞬間、大谷は手をたたき、満面の笑顔を浮かべた。勝利の味は格別だった。初の開幕投手は5イニング2/3を投げ、3安打1失点で最速は159キロ。6回途中に右ふくらはぎがつり、大事を取って降板したが、最低限の役目は果たした。ダルビッシュでも成し得なかった高卒3年目での開幕星を手にした。 「最初はどうしようもない投球でしたけど、みなさんに助けられました。勝ててよかったです」。試合後は、喜びで右足の痛さも消えていた。 初回から満員のスタンドの視線を一身に浴びた。独特の緊張感の中、汗が吹き出した。立ち上がりは無失点で切り抜けたが、いつもと勝手が違った。 2回はサンチェス、松井稼の連続四球から無死満塁のピンチを招く。1死後、藤田に先制の右犠飛を許したが、ここから粘った。2死二、三塁。聖沢をフォークで空振り三振、3回以降は立て直して無失点に抑えた。「最少失点で抑えたのは収穫です。緊張はあったけど、大勢の中で投げられて幸せでした」。大役を何とかこなし、充実感に浸った。 2月20日。栗山監督から開幕投手を告げられた。宿舎の自室で「頼む。チームが優勝するための姿を見せてくれ」と記した手紙を渡された。この日はミスタープロ野球、巨人・長嶋茂雄終身名誉監督の誕生日。大舞台で力を発揮する真のスターに育って欲しいという願いが込められていた。「情けない投球はできないなと思った」と大谷。重圧を乗り越えてつかんだ今季初勝利は、最高の財産となった。 (水足丈夫) PR情報
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