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サイ・ゴダード(3月18日)
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【プロ野球】菅野 2年連続開幕戦勝利 左腕死球、2度の満塁乗り越えた2015年3月28日 紙面から
◇巨人3−2DeNA巨人は初回に長野の適時二塁打で先制。2回は亀井の右越え2ランで加点した。菅野は7安打を許しながらも要所を締めて7イニング1失点。沢村がプロ初セーブ。DeNAは久保が序盤に踏ん張れず、打線もソロ本塁打2本に終わった。 ◇ 安堵(あんど)の表情は隠せなかった。巨人・菅野が気迫の粘投でチームを勝利に導いた。7安打を許し、2度も満塁に追い込まれた。しかし、逃げることなく、真っ向勝負。任された7イニングを筒香のソロ弾による1点に抑えこんだ。2回に左腕へ受けた死球の影響もなんのその。2年連続開幕戦勝利を見事に達成だ。 「ベストではなかったけど、最低限の仕事はできたと思います」。菅野は今季初勝利をこう振り返った。巨人の開幕投手が2年連続で勝利投手になったのは、斎藤投手コーチが現役時代に93年から4年連続で達成して以来の快挙。「勝てたのは自らの財産になる」。心にはプロ3年目への手応えもわき上がっていた。 オープン戦の防御率は5・79。降板後は強気のコメントを発していた菅野は正直、不安を感じていた。しかも昨年、右肘靱帯(じんたい)損傷でシーズン終盤を棒に。チームはCSで阪神にまさかの4連敗を喫し、自身は戦いに参加すらできなかった。「悔しい思いもあって、今季は自分なりに思い入れがある」。打席で死球を受けても平然とマウンドに上がる姿は、責任感に満ちあふれていた。 「不安そうなそぶりは絶対にしちゃいけないと思っていた」。ケガなく1年間投げきることを想定して、視野に入れるのは28試合の先発登板。そんな菅野がこれで満足するわけにいかない。「シーズンは始まったばかりですからね」。リーグ4連覇の日まで、フル回転していく。 (川越亮太) PR情報
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