株主から父娘の歩みより求める声も「仲良くしてくださいよ」…大塚家具株主総会
2015年3月27日13時49分 スポーツ報知
27日に開かれた大塚家具の株主総会では、娘の大塚久美子社長(47)と父で創業者の勝久会長(71)に歩み寄りを求める株主の意見も数多く出た。
―今回の騒動で、「大塚家具」というブランドが失墜したと思う。それが何よりの問題であるし、両者が歩み寄ることができないのか。
久美子社長(以下久)「おっしゃる通りです。歩み寄れるかどうかということですが、企業に携わる者として、できることとできないことがあります。コーポレートガバナンスやコンプライアンスなど、社会のルールに従っていかないといけないものは無理。現在は(会長側と)事実認識に関して一致を見ることができていません。これは意見の相違とは異なるもので、その意味ではすり合わせるは難しいかと思います」
―会長は、お金持ちに高級な家具を買ってもらうということで、社長は手頃な家具ということだけど、両方やったら(売ったら)いいんですよ。大げんかしないで、仲良くしてくださいよ。
久「いい物をたくさん買ってくれるお金持ちの方と株主の方、両方にお客様になって頂けるよう、努力して参ります」
―企業は継続していくことが重要。今のままだと、何年か後にダメになると思います。一族がよく話し合って、ダメなら外部の人に入ってもらえば。今は、久美子社長の方が聞く耳を持っていると思います。ただ、両方とも悪い。泥仕合していても仕方ないし、勝った方も妥協して、落としどころを見付けるのが大切だと思う。
久「貴重なご意見を頂き、ありがとうございました」