2015年03月27日 (金)転勤のご挨拶


アナウンサーの内藤雄介です。

 

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今年度を最後に、神戸放送局から、広島放送局へ転勤することになりました。
 

「ニュースKOBE発」のキャスターを通じて、

数多くの経験をさせてもらった4年間でした。

中でも、視聴者の皆さんと直接触れ合えたことが印象に残っています。

神戸のスタジオを飛び出して放送を出す「ふるさとキャラバン」

 

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2012年には、佐用町・上郡町・宍粟市

2013年には、小野市・三木市・加古川市を訪ねました。

会場には、大勢の地元の方々が足を運んで下さいました。

 

そして、視聴者の皆さんとの交流イベントといえば、「新・兵庫史を歩く」

 

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朝来市・加西市・伊丹市・姫路市・宍粟市の史跡を巡り、

延べ600人以上の皆さんと歩きました。

暑い日もありました。キツい坂も登りました。

でも、参加者とのふれあいが楽しく、

地元の方のおもてなしは温かく、一つ一つの旅がキラキラと記憶に残っています。

 

 

そして・・・、今年は阪神・淡路大震災から20年。

神戸局に着任して以降、毎年、阪神大震災の報道に関わってきました。
 

私にとって、阪神大震災は、アナウンサーを目指すきっかけになった大災害でした。

中学3年生の時、大阪府吹田市の実家で大きな揺れに見舞われ、不安な中でテレビを付けました。

その時、冷静にニュースを読むアナウンサーの姿を見て、自然と心が落ち着いていくのを感じたのです。

その時、「このアナウンサーのように、誰かの不安を取り除けるような、そんな人になりたい」と感じたことが、今の仕事を目指す原点になっています。

 

震災取材を通じて感じたことは、「語り継ぐことの大切さ」です。

「経験を語る」ことは経験した人にしかできませんが、「誰かから聞いた経験を語り継いでいく」ことは経験していない人にもできます。

そのことが、未来の災害の被害を少しでも減らすことにつながると信じて、被災者の方から伺ったことを語り継いでいきたいと思います。

 

 

改めて、神戸放送局での4年間は、私を鍛え、成長させてくれた貴重な日々でした。

この経験を胸に、次の任地でも頑張ります。

ありがとうございました!

 

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投稿者:内藤 雄介 | 投稿時間:18:55

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