2008-07-11
クラシック音楽が使われているエロゲのまとめ
クラシック音楽が使われている、作中で出てくるエロゲ、というまとめがあれば面白い。なのに既存のものは見かけない。残念。
以下私のプレイした範囲でまとめる。新しい作品から発売日順。楽譜については下のほうで。
【2013年発売】
タイトル画面とプレムービーで、シューマン作曲「子供の情景 作品15 第1曲」が使用されている。またオープニングムービーでは「仰げば尊し」が使用されている。「仰げば尊し」が2番の歌詞まですべて歌われているのは、ややめずらしいかもしれない。
【2013年発売】
『ツゴウノイイ家族』(D.drive.)
BGMがすべてクラシック。ピアノ曲が多く、シンセサイザーによる和音を付け加える程度で原曲通りというものが多い。使用曲は以下。
・モーツァルト作曲「ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 第2楽章」
・ショパン作曲「ピアノソナタ第3番 ロ短調 第2楽章 Op.58」
・ドビュッシー作曲「夢」
・パッヘルベル作曲カノン
・フォーレ作曲「夢のあとに」
・サティ作曲「ジムノペディ第1番」
・ショパン作曲「エチュード第4番 嬰ハ短調 Op.10-4」
・ラフマニノフ作曲「ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 第1楽章」
・マクダウェル作曲「野ばらに寄す」
モーツァルト作曲「クラリネット協奏曲イ長調 K.622 第2楽章」が使用されている。
【2012年発売】
『祝福の鐘の音は、桜色の風と共に』(すたじお緑茶)
"ピアニスト志望ヒロインの練習シーンで、ショパンの練習曲op. 10-4が流れます。曲全体がBGMとして用意されており、音楽鑑賞モードにも登録されます(曲タイトル「etude op.10 no.4」)。
また、ED曲「桜色エンゲージ」の中に、『フィガロの結婚』序曲の冒頭部分が経過句的に挿入されています(3:45あたりから10秒ほど)。許嫁探し=結婚=『フィガロ』という連想かと思われます。"とのこと。(参照元コメント)
弘田龍太郎作曲「春よ来い」をメロディーのみ一曲まるごと効果音として使用している。
『英雄*戦姫』(天狐)
女体化したベートーヴェンがキャラクターとして登場する。必殺技に「運命交響曲」があり、発動すると攻撃時に効果音として例の4音がシンセっぽい音で不協和音混じりにアレンジされて流れる。モブ敵にも「バッハ」「シューベルト」といった名前のユニットが登場するとのこと。
ロドリーゴ作曲「アランフェス協奏曲 第2楽章」のテーマを用いたボーカル曲をBGMとして使用。
ただしこの曲の初出は『はつゆきさくら』ではなく『I've Girls Compilation vol.2「verge」』というものに収録された「freak of nature:start」で、その曲をBGMに転用しているみたい。
【2011年発売】
『とらぶる@すぱいらる!』(Aries)
"一部の賑やかなシーン(追いかけっこの場面や荒々しい状況)で『天国と地獄(地獄のオルフェ)』の序曲(第3部の有名な「カンカン踊り」部分のみ)や『カルメン』第一組曲の「闘牛士」(最初の部分のみのループ)を使用しています。鑑賞モードには登録されません。"とのこと。(参照元コメント)
『女装山脈』(脳内彼女)
クラシックではないが、
「守りもいやがる、盆からさきにゃ……」
歌だ……歌が聞こえる。
どこか……なつかしい……
「雪もちらつくし、子も泣くし」
これは確か子守唄……だったか。
古い時代のフォーク歌手が歌って、全国的に有名になった歌だ。
というように「竹田の子守唄」が使われている。「守りもいやがる、盆からさきにゃ……雪もちらつくし、子も泣くし」の部分は音声ありで、正しいメロディーで歌われている。
リスト作曲「愛の夢 第3番」、サティ作曲「ジムノペディ 第1番」
『Sisters〜夏の最後の日〜』(Jellyfish)
バッハ作曲「無伴奏パルティータ第3番より ガヴォット」が使用されている。
シューベルト作曲「アヴェマリア」、エルガー作曲「愛の挨拶」、パッヘルベルのカノンほか、賛美歌である「もろびとこぞりて」、「アメイジング・グレイス」が様々な編成で使用されている。ただ声楽専攻の設定のヒロインの歌声として流れる歌声はまったく声楽的でない。
2011年のクリスマスに公開されたもろびとこぞりてクリスマスコンサート2011というサイトで多くの楽曲が公開されているが、ここで使用されている楽曲は作中で出てきたもののはず。上述の曲のほかモンティ作曲「チャールダーシュ」、マスネのタイスの瞑想曲、ショパン作曲「練習曲イ短調 op.25-11」、ショパン作曲「ワルツ変イ長調 op.69-1」が使用されている。
『アルテミスブルー』(あっぷりけ-妹-)
サントラを参照するに、ホルストの木星、ラデツキー行進曲、ダニーボーイ、茶色の小瓶、などが使用されている。おいおいきちんと確認します。
【2010年発売】
『あかときっ!』(Escu:de)
「名無しのピエロ」というキャラクターがベートーヴェン作曲「交響曲第5番」冒頭部の鼻歌を歌う。第一楽章冒頭の10秒分ほどが、「フフフフーン、フフフフーン……」といった感じでテキスト3クリックにわたって表示され、それに応じて音声も実際に鼻歌を歌う。
またキャラクター「ククリク」「クラヤミククリク」の必殺技のテキストや行動時音声で様々な曲のタイトルが引用されているとのこと。(例:「グスタフ・マーラー、交響曲第5番! 私のロンドに酔いしれなさい!」、「舞い踊りなさい! 第一組曲ガイーヌ、剣の舞!」)。実際にその音楽が流れるわけではなく台詞として叫ぶのみ。こちらも参考に。
『セイント〜あぁ主よ、教え子達に堕とされた私をお許し下さい〜』(黒雛)
バッハ作曲「小フーガト短調」「主よ人の望みの喜びよ」「ミュゼット ニ長調」が使用されている。また「荒ら野の果てに」という賛美歌もED曲として用いられているらしい。サントラは『PINPONS / miserere nobis』を参照のこと。
『人間デブリ コンナジブンニダレガシタ?』(elf)
ベートーヴェン作曲「ピアノ・ソナタ第14番 月光 第1楽章」とショパン作曲「葬送行進曲ハ短調」の冒頭部がそれぞれ携帯電話の着信音として使用されている。BGMではなく効果音扱い。シナリオ上けっこう重要な要素として出てくる。
ショパン作曲「ノクターン第2番 Op.9-2」「ワルツ第4番 Op.34-3子犬のワルツ」「前奏曲第7番 Op.28-7」が使用されている。Config上では効果音として扱われている。ヒロインが実際に演奏しているというシチュエーションで用いられている。
ヒロインがディ・カプア作曲「オー・ソレ・ミオ」を部分的に口ずさむ。「オー・ソレ・ミオ」以外の歌詞は出てこないがメロディーはあっている。
『WHITE ALBUM2 -introductory chapter-』(Leaf)
ここにも書いた通り、
・ショパン作曲「練習曲op.10−5」
・ショパン作曲「ワルツop.34-1」
・バッハ作曲「3声のシンフォニア第2番」
・ショパン作曲「革命」
・ヘンデル作曲「lascia ch'io pianga」
・フォーレ作曲「夢のあとに」
・アレンスキー作曲「4つの練習曲 op.41 第1番」
・リスト作曲「愛の夢 第3番」
・ベートーヴェン作曲「ピアノソナタ第5番 ハ短調 作品10 第1楽章」
・「仰げば尊し」
以上の曲が、ヒロインほかが演奏するピアノ曲として用いられている。他にも数曲用いられているが曲目不明、わかる方はぜひコメントで教えてください。→コメントでたくさん教えていただきました。感謝。
サティ作曲「ピカデリー」「夢見る魚」、バッハ作曲「主よ人の望みの喜びよ」が用いられている。サティの2曲はヒロインがピアノを演奏する場面で使用される。引用された本などもまとめたよ。
『擬態催眠』(BLACKRAINBOW)
サティ作曲「グノシエンヌ第1番」がBGMにてアレンジした上で用いられている。
【2009年発売】
バッハ作曲「主よ人の望みの喜びよ(BWV147より第10曲コラール)」が用いられている。他にも「きよしこの夜」をはじめとするクリスマスソングが各話のタイトルコールで流れるなど、クリスマスソングが用いられている模様。
『Skyprythem』(Armonica)
物語が音楽学園を舞台としているためシューマン作曲「くるみの木」、ラヴェル作曲「オンディーヌ」、ベルリオーズ作曲「テ・デウム」、ドビュッシー作曲「喜びの島」、ショパン作曲「幻想即興曲」などの曲名がちらほらシナリオに出たり関わったりする。他にはシューベルト作曲「野ばら」冒頭部をヒロインが鼻歌で歌ったり、経過音・補助音が作中で説明されたりなど。しかし音楽要素はストーリーにおける材料以上には扱われていないためクラシック要素は比較的薄いと言える。なおBGMは全てオリジナル曲で先に名前の出た曲を含め既存のクラシック曲のBGM使用はない。
『巨乳ファンタジー』(WAFFLE)
ヒロインの1人であるシャムシェルが歌う鼻歌がブラームス作曲「ゆりかごの歌」(ブラームスの子守唄 op.49-4)。1クリック内の音声において、2小節相当のメロディーがハミングで歌われている。
『終わりなき夏 永遠なる音律』(φage)
舞台が音楽部であり弦楽四重奏が扱われている。シナリオにもハイドンの「皇帝」ほかクラシック要素が多く関わる。
BGMとしても、
・ベートーヴェン作曲「ヴァイオリンソナタ第5番 春」より第1楽章
・バッハ作曲「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番ホ長調 ガヴォット」
・モーツァルト作曲「ヴァイオリンソナタ第25番ト長調 第2楽章」
・パッヘルベル作曲「カノンニ長調」
あとチャイコフスキー作曲のなにか(詳細不明)などが用いられている。デモムービーで使用されている曲はバッハ作曲「管弦楽組曲第3番」のAir。こちらにもう少し詳しい曲目情報あり。
『仏蘭西少女 〜Une Fille Blance〜』(PIL)
ショパン作曲「練習曲Op.10-12 革命」が使用されている。作品内での曲名は「革命」。作中キャラクターである織田桐舞子による演奏シーンもある。
『りんかねーしょん☆新撰組っ!』(りぷる)
ほとんどのBGMがクラシック曲のアレンジ。サティ作曲「ジュトゥヴ」、ヴェルディ作曲「レクイエム」よりDies irae、ワーグナー作曲「ワルキューレ」、ショパン作曲「別れの曲」、ショパン作曲「ワルツOp.18」、ドヴォルザーク作曲「新世界」第4楽章、ラヴェル作曲「亡き王女のためのパヴァーヌ」、サティ作曲「ジムノペディ第1番」、ベートーベン作曲「トルコ行進曲」、ショパン作曲「幻想即興曲」が使われている。
『Flyable Heart』(ユニゾンシフト:ブロッサム)
ドビュッシー作曲『夢』がキャラクターによって演奏されます。原曲通りにピアノ演奏です。
ベートーヴェン作曲「ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調Op.24『春』」の冒頭部がヒロインにより演奏される。BGM鑑賞には入らない(効果音扱い?)らしい。
『スズノネセブン!』(クロシェット)
ワルツを踊るシーンでサティ作曲「ジュ・トゥ・ヴ」が用いられている。BGM鑑賞やオリジナルサウンドトラックには入っていない。
【2008年発売】
『皇涼子のBitchな1日』(CODEPINK)
クラシックではないが、ED曲がロシア民謡「一週間」の替え歌。
『キスより甘くて深いもの』(cyon)
BGMの半分がクラシック曲。前半は軽めの曲が中心だが、後半から最後の山場はベートーベンの曲がメインとなっているとのこと。コメント情報より。
使用曲は以下。
・ベートーヴェン作曲「月光 第1〜3楽章」
・ベートーヴェン作曲「悲愴 第2楽章」
・J.S.バッハ作曲「BWV147 主よ人の望みの喜びを」
・J.S.バッハ作曲「BWV786 インヴェンション第15番」
・シューベルト作曲「軍隊行進曲」
ドビュッシー作曲"Rêverie"(作中では『夢』と訳されているが『夢想』とも訳される)がヴァイオリンとピアノで演奏される。物語において重要なシーン。マスネ作曲「タイスの瞑想曲」もヴァイオリン独奏で用いられている。
『明日の七海と逢うために』(Purpul Software)
ショパン作曲「革命のエチュード」(Op.10-12)と、他にも一曲何かが使われている。何の曲だっけ^^;。「明日の君と逢うために」では用いられていなかったが、ファンディスクである当ソフトでの新キャラがピアノ弾きなので、一部シーンでクラシックが用いられている。
→もう一曲は、シューベルト作曲「即興曲変ロ長調Op.142-3」です。主題のみで完結し、変奏へは入りません。
『とっぱら 〜ざしきわらしのはなし〜』(キャラメルBOX)
OPテーマ冒頭でベートーヴェン作曲交響曲第9番4楽章のモチーフを使用している。
『スマガ』(NitroPlus)
宇宙に出た場面でヨハン・シュトラウスII世作曲「美しき青きドナウ」が用いられている。電子オルガンっぽい音色でアレンジは控えめ。
もしやと思いぐぐったらBGMがクラシックのアレンジだそうで。未プレイです!やらなきゃな。
→クリアした。ほぼ原曲ままのものからモチーフのみ使用した曲までアレンジ具合は色々。原曲に飲まれないよう頑張って上手くやった印象を受けた。クラシックアレンジのBGM曲数は多く、さらには主人公がクラシックおたくという設定だが、シナリオへのクラシックの関わりはそこそこという程度。タイトルからクラシック音楽の要素に期待しすぎてはいけない。
使用曲は以下の通り。より詳細な曲目リストはBGMの原曲 - G線上の魔王を参照のこと。
・オッフェンバッグ作曲「天国と地獄序曲」
・オルフ作曲「カルミナ・ブラーナ おお、幸運の女神よ」
・サティ作曲「ジムノペディ第一番」
・サン・サーンス作曲「「動物の謝肉祭 水族館」
・サン・サーンス作曲「動物の謝肉祭 雌鳥と雄鳥」
・サン・サーンス作曲「動物の謝肉祭 耳の長い紳士」
・ショパン作曲「革命」
・ジョプリン作曲「ジ・エンターテイナー」
・チャイコフスキー作曲「スラヴ行進曲」
・チャイコフスキー作曲「くるみ割り人形 こんぺいとうの踊り」
・ドヴォルザーク作曲「ユモレスク第7番Op.101-7」
・ドヴォルザーク作曲「ジプシーの歌 第4番 我が母の教えたまいし歌」
・ドビュッシー作曲「ベルガマスク組曲 月の光」
・ハチャトゥリアン作曲「剣の舞」
・バッハ作曲「トッカータとフーガニ短調」
・バッハ作曲「小フーガト短調 BWV578」
・バッハ作曲「管弦楽組曲第3番アリア(G線上のアリア)」
・パッヘルベル作曲「カノン」
・ベートーヴェン作曲「ピアノソナタ第23番ヘ短調Op.57「熱情 第3楽章」
・ベートーヴェン作曲「ピアノソナタ第08番ハ短調作品13「悲愴 第2楽章」
・ベートーヴェン作曲「ピアノソナタ第14嬰ハ短調Op.27「月光 第3楽章」
・ヘンデル作曲「涙の流れるままに」
・「アメイジング・グレイス」
『媚肉の香り ネトリネトラレヤリヤラレ』(elf)
主人公の携帯の着信音に宮城道雄作曲「春の海」の冒頭部が用いられている。
『こなゆき ふるり 〜柚子原町カーリング部〜』(ブルームハンドル)
個別ルートのフィギュアスケートのシーンで使用されている「the blue danube」という曲はヨハン・シュトラウス2世作曲「美しき青きドナウ」。
【2007年発売】
「Dies irae "Mephistopheles"」という曲がモーツァルト作曲「レクイエム」の「Dies irae」。メタルメタルしいアレンジだが違和感のない上手いアレンジ。Rhapsodyあたりのアルバムに入ってそうな感じ。そのほかキャラクターの諸々の元ネタにオペラが多く使われている。元ネタについてはDies irae - 聖槍十三騎士団(L∴D∴O)団員名簿を参照のこと。
クラシックでなく賛美歌だが「アメイジング・グレイス」がシナリオに絡めて様々に用いられている。
『HoneyComing』(HOOK)
チャイコフスキー作曲「くるみ割り人形」より「花のワルツ」(ハープ独奏の後〜ラストまで)がBGMとして用いられている。関連ファンディスクのBGMやサントラにも含まれているらしい。サントラ曲目はこちらを参照のこと。
作中用いられている「家路」の原曲はドヴォルザーク交響曲第9番第2楽章。だがメロディーを転用した唱歌としても普及しているので、元ネタはそちらかもしれない。
リスト作曲「愛の夢」第3番が原曲ママのものとアレンジ版の2種類で用いられている。404 Not Foundを参照のこと。
『R.U.R.U.R〜ル・ル・ル・ル〜 このこのために、せめてきれいな星空を』(light)
「エレクトリック・シープ」という曲がブラームスのWaltz op.39 No.15のアレンジ。シナリオにクラシックは無関係。またクラシックではなく童謡とわらべ唄だが、「夕焼け小焼け」と「花いちもんめ」がR-タンポポルートで重要な使われ方をしている。
『遊撃警艦パトベセル〜こちら首都圏上空青空署〜』(May-Be SOFT)
サティ作曲「グノシェンヌ 第1番」が本庁上層部の会合シーンで使用されているとのこと。(参照元)
『魔法戦士シンフォニックナイツ』(Triangle)
バッハ作曲「管弦楽組曲第3番よりAir」が2通り用いられている。音楽鑑賞モードの記載では「Air on G-string」(ヴァイオリン独奏、メインヒロインが作中でヴァイオリンを弾くシーンで使われる)と「Ragnarokと題された弦楽合奏版(こちらはまた別の重要なシーンで、通常のBGMとして流れる)となっており、どちらも基本的に原曲どおり。
【2006年発売】
『ちょこっと☆ばんぱいあ!』(Meteor)
エンディング曲「ふたりのカノン」がパッヘルベル作曲のカノンのアレンジ。歌のメロディーはほぼオリジナルだが和音進行がパッヘルベルのカノンのままで、編曲としてしっかりした作りになっている。
『CooL!! 〜強娘純恋歌〜』(micro)
モーツァルト作曲「交響曲第40番第3楽章」の楽章全体がBGMとして用いられているらしい。もう一曲クラシックBGMがあるとの情報が製品版の修正パッチの修正内容より窺えるが詳細不明。
ヒロインの携帯着信音がショパン作曲「子犬のワルツ」。曲の冒頭部30数小節相当が効果音として2クリックの範囲で流れる。
子犬のワルツ――学生の頃から機種は何度も変えているはずだけど、この着信音は変わる気配がない。
と作中にあるが、特に着信音がこれ以降シナリオに絡んだということはなかったはず。
『おしえて Re:メイド』(ユニゾンシフト・アクセント)
ヒロインの一人がベートーヴェン作曲「交響曲第9番第4楽章 歓喜の歌」を口ずさむ。ドイツ語歌詞で口ずさむ模様。
『エルフオールスターズ脱衣雀3』(elf)
デモムービーでリヒャルト・シュトラウス作曲「ツァラトゥストラはかく語りき」の冒頭の著名なフレーズのみが引用されているが、クラシックの引用事例というよりは映画『2001年宇宙の旅』冒頭のパロディですね。
【2005年発売】
ヒロインの一人である向坂環が学校の音楽室でピアノ弾いてるイベントにおいて、ショパン作曲「夜想曲第2番変ホ長調作品9の2」が流れる。そのあとは選択択によって、以下の3種類に分岐。
・優しい曲→サティ作曲「3つのジムノペティ第1番」
・激しい曲→ショパン作曲「練習曲ハ短調作品10-12」(革命のエチュード)
・情熱的な曲→マルガリータ・レクオーナ作曲(原曲)、ペレス・プラード楽団編曲「タブー」(加藤茶のギャグ「ちょっとだけよ」の元ネタ)
クラシックが用いられるのはこのシーンのみで、別段シナリオには関わらない。
主題歌がグリーンスリーブスのアレンジらしい。
「イカ男爵」がバッハのパルティータ第2番。アレンジ具合は未確認。クリア済みだけど忘れたよ!公式サントラの曲名の項目でパルティータよりと記されていました。404 Not Found
ビゼー「アルルの女」よりメヌエット、のギロー編曲によるフルート版、が用いられている(編曲云々は違うかも)。フルートを吹く吹奏楽部所属のヒロインルートで主に用いられる。シナリオ中でも曲名は出てくるし、シナリオと連関している模様。
BGMの多くがシューベルトの歌曲集「白鳥の歌」のアレンジ。またエンディング曲にフィッシャー=ディースカウの歌唱による「鳩の便り」(録音:1948年)が使用されている。またBGM以外ではヒロインがオッフェンバック作曲「天国と地獄」の序曲を数クリックに渡って口ずさむ場面もある。
本作の主人公は天才ピアニストであるため、クラシックの話題も色々出てくる。ゴドフスキーの名をエロゲで見かけるとは思わなかった。作中で語られる牛乳パックを発明したピアニストとは「ウラディーミル・ド・パハマン」。本当かどうかは知らん。エンディング曲についてはこちらで詳述。
以下はゲーム曲と原曲の対照。
左側の作品番号はゲーム内BGM鑑賞モードでの番号。右側は原曲の題名。ここに書かなかった作品番号の曲はオリジナルと思われる。
Op.1:Ständchen
Op.2:Liebesbotschaft
Op.4:Der Atlas
Op.5:Aufenthalt
Op.6:Aufenthalt
Op.7:Am Meer
Op.13:Ständchen
Op.17:Aufenthalt
訳詩はシューベルト歌曲対訳集でも参照してください。
ジムノペディ1番、グノシェンヌ1番、Je te veux、ピカデリー。全てサティ作曲。作中でサティの経歴が詳述されたりもするが、シナリオに絡むようなものではない。
ショパン作曲「エチュードop.25-1 エオリアンハープ」。音大生のヒロインのシナリオにて用いられていて、シナリオにおいて重要な要素。シナリオがクラシックと絡むというよりは、人間ドラマの材料としてピアノが使われているという感じ。ほかにショパンのノクターンop.9-2も出てくる。非クラシックでは、もろびとこぞりて、We wish a merry christmas、そり滑りも使用されている。
『ANGEL TYPE』(minori feat. Aeris)
ピアニストのヒロインルートで、シェーンベルクの何かが1曲とエリーゼのためにが用いられている。グールドの演奏を参考にシェーンベルクを弾いている、と語る辺りはにやっとする。ただシナリオにクラシックが関わっているという印象は存外薄い。
→使用曲詳細:
・シェーンベルク作曲「6つのピアノ小品」(op.19)第1曲(発想記号:Leicht, zart)
・J.S. バッハの前奏曲とフーガ(《聖アン》、BWV 552)から、前奏曲の一部(ピアノ版。ブゾーニ編曲版だろうか?)
・ブルクミュラーの「25の練習曲」から第1曲「素直な心」
・主人公が弾いていた練習曲は、ツェルニー100番(op.139)の第1曲
以上cactusさんのコメントより転載
トラック番号順に、
Track30. In the Mood
Track31. Sing Sing Sing
Track32. ラ・クンパルシータ
Track50. ラ・マルセイエーズ
Track51〜52. 威風堂々
Track55〜57. 大きな古時計
エロゲ作品別をざっと漁っての曲目リストなので、感謝しつつこれから確認したいと思います。ファイル名と音楽鑑賞でのトラック番号が一つずれているようなので。BGMでは用いられていないが、作中キャラが「グリーンスリーブス」を歌う場面もある。
ダンスパーティーのシーンでヨハン・シュトラウスII世作曲「宝のワルツ(Schatz-Walzer)」Op.418が用いられている。
タイトル画面、シナリオ終盤などでドビュッシー作曲「月の光(clair de lune)」が用いられている。
【2004年発売】
『REQUIEM』(CLOCKUP)
ドビュッシー作曲「牧神の午後への前奏曲」が結構重要な使われ方をしているよう。【クラオタ】アニメとクラシック第9期【アニオタ】より
890 :名無しの笛の踊り:2009/02/04(水) 00:23:34 ID:k00nbASD
>>889
体験版しかやってなくてタイトルや発売年を覚えていないのだが悪魔に魂を売ってつくったという
ヴァイオリンが出てきた学園モノ陵辱&触手系のエロゲがあったはず。
そこでは記憶では少なくともドビュッシーの牧神の午後への前奏曲が使われていかと。
新体操の演技の曲に使うとかだったかなあ。
楽天が運営するポータルサイト : 【インフォシーク】Infoseekより
本作の物語にたゆたう音楽「牧神の午後への前奏曲」
(本音楽は本作で重要な位置につけ
ドビュッシー「月の光」、モーツァルト弦楽四重奏曲「不協和音」、フォーレ「夢のあとに 」(Op. 7-1) バイオリン独奏・バイオリン+ピアノ、バッハ「管弦楽組曲第3番エア」、 と「牧神の午後の前奏曲」以外の曲目も使用されています。
オリジナルサウンドトラック曲目を参照のこと。
『洗脳完了。 〜絶望を越えて〜』(BLACK GLOBE)
スメタナ作曲「わが祖国」より第2曲(に歌詞をつけて編曲された合唱曲としての)「モルダウ」が作中で使用されている。
主人公がモルダウを鼻歌で歌っているとヒロインからもっと歌うようにせがまれる。しかし適当な日本語を当てはめて歌う以上に歌詞がちゃんと思い出せず、
「ぼへーみあーの……あれ?おかしいなあ……」途中で、つかえてしまった。歌は、ここからラストの盛り上がる部分だというのに、なぜか冒頭のフレーズに戻ってしまった。確か、違う展開になるはずなんだが。どうしても、そこから先が思い出せなかった。
となったところで、ヒロインが
「やさーしきーながーれよ……」
と次いで歌う。『「やさーしきーながーれよ……」』の部分は音声ありで、原曲通りのメロディーで歌われているっぽい。少しあとにもラララと歌っている部分があって、歌として音が流れるのは2クリック分の会話文のみ。
クラシック音楽の具体的な引用は以上のみだが、本作は心の壊れたヒロインの治療コマンドとして「歌をうたう」「音楽を聴く」といった音楽療法的な選択肢があり、BGMではなく物語面における音楽要素の興味深い作品です。
『らくえん〜あいかわらずなぼく。の場合〜』(Terraluna)
「under the another moonlight」の元ネタがシューベルト作曲弦楽四重奏曲 ニ短調D810"死と乙女"第2楽章。オランダ国歌「Wilhelmus」も用いられている。以下のサイトのディレクターコメントを参照。404 Not Found
『奥さまは巫女?R』(ぱじゃまソフト)
携帯着信メロディでオッフェンバック作曲の「天国と地獄」の一部が効果音として使われている。(参照元コメント)
『Clannad』(key)
非エロゲだが書いておく。ラヴェル作曲「マ・メール・ロワ」より第2曲「Petit Poucet」が用いられている。原曲は四手連弾で管弦楽版も有名。作中でアレンジ云々にまで言及されているが、ソロ演奏用のアレンジ譜というのも普通に流通している。
音楽鑑賞にモーツァルトの弦楽四重奏、パガニーニのカプリース、ラフマニノフのボーカリーズがあったのは覚えているが、作中でどうだったか記憶にない。ともあれこのゲームは舞台が音楽学校、主人公はヴァイオリニスト、物語の主役(ヒロイン含む)は弦楽四重奏なのでクラシック比率が高い。作中で用いられている弦楽曲は「竹内ストリングス」による生楽器演奏の録音、というのが売り。
→コメントより転載
使用曲詳細について
・パガニーニ:奇想曲(op.1) (――第9番 アレグレット)
・モーツァルト:弦楽四重奏曲第15番(K.421) (――第1楽章提示部)
・モーツァルト:弦楽四重奏曲第17番(K.458) (――第1楽章提示部)
・シモネッティ:「マドリガル」
・ラフマニノフ:「ボカリーズ」(op.34-14)
・エルガー:「愛のあいさつ」(op.12)
非エロゲ。ナターレに教会を訪ねる場面で、バッハ作曲BWV147「主よ、人の望みの喜びよ」が用いられている。
グノシエンヌ第1番、ショパンのピアノ協奏曲第1番第1楽章の一部などが用いられている。詳細不明。参考リンク:空色の風琴BGM集
クラシックではないが、ローレライが使われている。シナリオには殆ど絡まない。
『-碧ヶ淵- 夜伽の村のお嫁様』(ネル)
フリードリヒ・フィリップ・ジルヒャー作曲「ローレライ」が用いられている。器楽編成で、音楽モードでの曲名も「ローレライ」そのまま。
【2003年発売】
『幻燐の姫将軍II 〜導かれし魂の系譜〜』(エウシュリー)
同作品収録の『幻燐の姫将軍』をリメイクしたビジュアルノベル「闇夜の血縁」において、ヘンデル作曲『メサイア』の第53曲「Worthy is the Lamb」が用いられている。ある程度アレンジされている。
『藍色ノ狂詩曲』(SPEED)
バッハ作曲「管弦楽組曲第3番アリア(G線上のアリア)」がテーマソングやBGMとして使用されている。物語の題材としてもG線上のアリアやクラシック音楽が用いられているらしい。
全年齢向けPS2ソフトだが、シナリオライターがエロゲを多く手がけているためここで取りあげる。各話タイトルおよびエンディング名にクラシック音楽の言葉を用いている。こちらのサイトにいくらか詳しい情報が挙げられている。BGMやシナリオなどの詳細情報は未確認。
『僕と彼女とココロの欠片』(MilkyKiss)
を参照のこと。以下上記サイトより引用
クラシック曲 7曲、童謡 5曲、オリジナル 9曲です。オリジナル曲の中でも「RedyGo!!」という曲は、T-SQUAREの「F-1 GRAND PRIX」という曲に酷似しているし、そもそも「Ready」のスペルが間違ってます。どうしようもないな・・・
細かい曲は未確認。ラヴェル作曲「亡き王女のためのパヴァーヌ」やショパン作曲「別れの曲」などが用いられている模様。
追記:
・ショパン作曲「別れの曲」
・パッヘルベルのカノン
・フォスター作曲「故郷の人々」
・スカボロー・フェア
が用いられている。コメント情報より。
『崩壊序曲』(rouge)
こちらに書いたように、
・プッチーニ作曲「つばめ」第1幕より"Chi il bel sogno di Doretta"
・ベートーヴェン作曲「ピアノソナタ第6番ヘ長調 Op.10-2 第1楽章」
・ガスパリーニ作曲"Caro laccio,dolce nodo"
・グルック作曲"O del mio dolce aldor"
・トスティ作曲"L'alba separa dalla luce l'ombra"
・ヘンデル作曲"Lascia ch'io pianga"
などがBGMとして使用されている。すべてピアノアレンジ。BGMのほとんどがクラシック曲と思われるが私にはわからない曲もあるため、どなたか教えていただけるとたいへん助かります。
【2002年発売】
ショパン作曲のNocturne.Op.37-2が用いられている。シナリオにおいても音楽教師ヒロインルートで、カルロス・クライバー指揮の「薔薇の騎士」を見たりパーシー・グレインジャーを勉強したりとクラシック要素も濃い模様。詳しくは当記事のcactusさんによるコメントを参照のこと。
→プレイした。クラシックが関わるキャラは一人だけであるため分量は多くないが、クラシック要素が印象的に用いられている。セックス描写の多い作品であり、このキャラのルートもどこか滑稽な方向へ話が進む(例:「薔薇の騎士」の前奏曲がセックスをモチーフにしているからセックスしよう!)が、物語の最後は意外なほど音楽を感じさせるシリアスな締め括りとなっている。
【2001年発売】
・サティ作曲「ジムノペディ第1番」
・グノー作曲「アヴェマリア」、
・ベートーヴェン作曲「月光 第1楽章」
・パッヘルベルのカノン
が物語中だけでなくタイトル画面、エンディングなどでも用いられている。シナリオにクラシック要素は絡まない。
『Crescendo 〜永遠だと思っていたあの頃〜』(D.O.)
スコット・ジョプリンが9曲。BGMとして多用されている。中でも「Solace」はヒロインの一人(ピアニスト)でシナリオに大きく絡めて用いられる。その他ヘンデル「メサイア」のハレルヤや、ショパンの別れの曲なども使われている。作中ではピアノロールの話題が出たり、スタインウェイやベーゼンドルファーの名前が出てきたり。なお、この記述はフルボイス版をプレイした上でのものなので、声なし版は違うかも。
『灰被り姫の憂鬱』(MBS Truth)
埴生の宿、バッハ平均律第1巻第1番プレリュード、アメイジング・グレイス。オルゴールの音色の埴生の宿はテンポが快速で印象的だった。あと、おそらくサティのジムノペディ第1番(メロディラインが若干違うが、左手がそのままなので多分アレンジ)。シナリオには関わらない。
『傷モノの学園』(RaSen)
BGMがクラシックらしい
『幻燐の姫将軍』(エウシュリー)
ヘンデル作曲『メサイア』の第53曲「Worthy is the Lamb」が用いられている。大体原曲ママだが調性が短調になっていたりと細かく変えられている。実際に曲の使用を確認したのは『幻燐の姫将軍?』収録の『幻燐の姫将軍』をリメイクしたビジュアルノベル「闇夜の血縁」においてなので、もしかしたら誤情報かもしれない。
『月の雫〜ツキノシズク〜』(CureLight)
エンディングがドビッシー作曲「月の光」。編曲されている。meinekoさんのコメント参照のこと。
【2000年発売】
バッハのBWV645「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」、BWV582「パッサカリアとフーガ ハ短調」。あとショパンのワルツっぽい一曲があったが原曲が思い出せません><
【1999年発売】
『BLOOD ROYAL』(ちぇりーそふと)
レビュー等で確認しているのみ。他の作品でもありそう。ちぇりーそふとはどれも未プレイです><
『Promise』『BLOOD ROYAL』(ちぇりーそふと)
メンデルスゾーン作曲「真夏の夜の夢より 結婚行進曲」、ショパン作曲「子犬のワルツ」、ドビュッシー作曲「アラベスク第1番」、ドビュッシー作曲「亜麻色の髪の乙女」
『バレリーナ 背徳のくるみ割り人形』(ZERO)
チャイコフスキー作曲「くるみ割り人形」より「行進曲」が「変奏曲くるみ割り人形」という曲名で用いられているらしい。参考リンク
『SilverMoon』(R.A.N Software)
ここの曲名リストを参照するに、バッハ「G線上のアリア」、フォーレ「シシリエンヌ」、タルティーニ「悪魔のトリル」のアレンジが用いられているよう。また主人公のコミュニティが音楽部らしく、シナリオでも色々関わりがあるみたい、というのはここのレビュー見ての情報。未プレイ、古い、公式閉鎖。面白そうだがいつかプレイできるだろうか。
【1998年発売】
『ONE』(Tactics)
「偽りのテンペスト」というBGMの終わりの部分がベートーヴェン作曲ピアノソナタop.31-2「テンペスト」第3楽章のオマージュというかパロディになっている。
【1996年発売】
『for elise』(CRAFTWORK)
エリーゼのためにのメロディーの一部を用いたBGMがある。題名がまんまだが、そのBGMは原曲のアレンジというよりモチーフの使用という感じ。
【1990年発売】
『ランス』シリーズ(アリスソフト)
「我が栄光」という曲が旧東ドイツの国歌「Auferstanden aus Ruinen」(廃墟からの復活)。作曲はハンス・アイスラー。同社のランスシリーズにおいて『Rance II』以降全作で用いられている看板曲。『Rance II』の発売年が1990年である。旧東ドイツ国歌についてはこちらのサイトなどで聞ける。
『DE・JA』(elf)
no titleのレス番号26より引用。
古いけど、ELFの「DEJA」は結構クラシックを使っていたな。美術館に移動すると
ムソルグスキーの「展覧会」が流れるのにはちと驚いた。
・楽譜、音源について(クラシック音楽に不慣れな人のために)
クラシックは有名な曲の多くが著作権切れである。よって楽譜や演奏で著作権切れのフリー素材として配布されているものが数多くある。入手も簡単。
楽譜だったらIMSLP/Petrucci Music Library: Free Public Domain Sheet Musicがおすすめ。大体揃っている。例えばサティの「3つのジムノペディ」だったら3 Gymnopédies (Satie, Erik) - IMSLP/Petrucci Music Library: Free Public Domain Sheet Musicで楽譜が見られる。「ジュ・トゥ・ヴ」だったらJe te veux (Satie, Erik) - IMSLP/Petrucci Music Library: Free Public Domain Sheet Music。「エリーゼのために」なんかもあるFür Elise, WoO 59 (Beethoven, Ludwig van) - IMSLP/Petrucci Music Library: Free Public Domain Sheet Music。スコット・ジョプリンもいっぱいありますCategory:Joplin, Scott - IMSLP/Petrucci Music Library: Free Public Domain Sheet Music。ほかのサイトだったらこことかこことかこことか。マイナーな曲なら、曲名とpdfファイル形式の指定で検索すると良い感じ。
音源は色々あって特におすすめというサイトはないが、私が使ってるところだとクラシック音楽へのおさそい〜Blue Sky Label〜。著作権切れの音源を扱うサイト。網羅的ではないが、音源数だけでなく解説も充実しているので、入門用には悪くないと思う。それ以外の方法だと、Youtubeを曲名(原語表記のこと!)で探せば有名曲は何かしら聴けるでしょう。
シナリオに絡んでいるものもあるが、「灰被り姫の憂鬱」などは単に既成曲を用いたエロゲ、と言い換えるべきかもしれない。既成曲というと「Forest」がAMG音源云々という話も思い出されるがまあいいや。
曲がクラシックぽいというのは取り上げていない。
同人でも見たことがあるが、おそらく版権が切れてるという点で同人で使いやすいだろうから、たくさん用いられているんじゃなかろうか。
アニメで交響曲、というのは珍しくないだろうに、何故エロゲでクラシックは少ないのかしら。ふしぎ。
追記:
抜けなどあればご指摘ください。
何故まとめるかについてはこの記事にて。
さらに追記:
コメントでご指摘をいただいた情報も多く、全部を記事には転載していません。そのため、より細かい情報についてはコメント欄もご覧ください。
- 1002 http://www6.ocn.ne.jp/~katoyuu/
- 508 https://www.google.co.jp/
- 446 http://ceron.jp/url/d.hatena.ne.jp/mp_f_pp/20080711/1215776155
- 360 http://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=1&ved=0CDEQFjAA&url=http://d.hatena.ne.jp/mp_f_pp/20080711/1215776155&ei=1BwsT8i5OqTPmAXqpIXMDw&usg=AFQjCNE9FX8xUAL6dI4HJe0MpLUl9-kg7A
- 343 http://d.hatena.ne.jp/Su-37/
- 144 http://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=エロゲ 音楽学校&source=web&cd=1&ved=0CB8QFjAA&url=http://d.hatena.ne.jp/mp_f_pp/20080711/1215776155&ei=bcyoTpOzFIGLmQXBlc23Dw&usg=AFQjCNE9FX8xUAL
- 138 http://search.yahoo.co.jp/search?p=エロゲ 楽譜&search.x=1&fr=top_ga1&tid=top_ga1&ei=UTF-8
- 133 http://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&frm=1&source=web&cd=1&cts=1331400278951&sqi=2&ved=0CCcQFjAA&url=http://d.hatena.ne.jp/mp_f_pp/20080711/1215776155&ei=T45bT4KkJq7KmQWYwP24Dw&usg=AFQjCNE9FX8xUAL6dI4HJe0MpLUl9-kg7A
- 94 http://www.google.co.jp/search?q=人間デブリ~コンナジブンニダレガシタ+音楽+クラシック&hl
- 81 http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rlz=1T4GZFA_jaJP273JP287&q=メヌエット エロゲー
とても興味深い切り口ですね。私が知っているものを書いてみます。
『せ・ん・せ・い3』(D.O.、2001年)では、BGMの一つにショパンの
夜想曲12番が使われています(――以下、内容に触れますのでお読みに
ならなくて結構ですが、概要も書いておきます)。
ヒロインの一人「三浦月子」が音楽教師で、主人公はピアノの個人
レッスンを受けています。主人公は、心が歪んでしまったショタ系
高校生で、カルロス・クライバーの『薔薇の騎士』DVDを見せてあげ
るよといって自宅に誘い、彼女を蹂躙します。
その後も音叉を胸や局部に当てる聴音プレイとか、性倒錯な作曲家
(※P. グレインジャー)の《精神を理解する》ためと称してSM行為
をやらせたりします(――あまりに大真面目に書かれているので、
不謹慎と感じるよりむしろ笑えてきてしまいます)。
しかし、純真な月子には蹂躙されているという自覚がまったく無く、
何をしても愛情ゆえの行為なのだと主人公を信頼しきっており、そ
の純粋さにうたれた主人公は、人間らしい感情を取り戻す……とい
うラストシーンで、月子の純粋さと主人公の精神的浄化を象徴する
かのように、穏やかなノクターンが流れる、というものです。
音楽モードでも、「Nocturne. Op.37-2(F. Chopin)」と明示されてい
ました。ライターは『Crescendo』と同じ水無神知宏氏です。
これも古い作品ですが、『ONE』(Tactics、1998年)のBGMに「偽りのテ
ンペスト」があります。タイトルどおり、ベートーヴェンのピアノソナ
タ17番ですが、そのままでもなく編曲でもなく、終止部が似せてあると
いうだけ……だった筈です。書くほどのものではないかもしれませんが
(――「"偽りのテンペスト" ベートーヴェン」でぐぐってみると、こ
の指摘は以前からあったようです)。
もう一つ、これも比較的知られているようですが、「ランス」シリーズ
の「我が栄光」は旧東ドイツ国歌ですね。国歌についてはさすがに筋違
いかもしれませんが、H. アイスラーは「クラシックの作曲家」ですし、
『SEVEN-BRIDGE』のLa Marseillaiseも挙げていらっしゃるので、元ネタ
(原曲)のあるBGMという趣旨で挙げてみます。
『片恋いの月』(すたじお緑茶、2007年)のBGMには、ドヴォルザークの
交響曲第9番第2楽章のあれが使われています。もっとも、あきらかに
民謡調のアレンジで、音楽モードのタイトルは「家路」となっています
から、クラシックが原曲であることを意識して使っているかどうかは疑
わしいところですが。どのように扱われるかはお任せしますが、ご指摘
のみしておきます。
なお、この『片恋いの月』や『グリンスヴァールの森の中』(ソフトハ
ウスキャラ、2006年)ではオクラホマミキサーが使われています。しか
し、クラシックではありませんし(民謡ですね)、この程度ならいくら
でも例がありそうですので、ほんの余談レベルで。
『Pizzicato Polka』(ぱじゃまソフト、2003年)は、タイトルからして
いかにも使っていそうですが、ぐぐってみてもそういう指摘は見当たり
ません。『Ricotte』(RUNE、2003年)についても、クラシック系のBGM
だというレヴューがありますが、私は未プレイなので詳しくは分かりま
せん(――クラシックっぽい曲というだけかも)。
記事がもっと充実してゆかれるように、かげながら応援しています。
『R.U.R.U.R』のブラームスは上手いなと思いましたが、『ANGEL TYPE』
があのシェーンベルクを使っているというのは驚きですね。機会があっ
たら確認してみたいものです。
さっそく記事に追加いたしました!
ご指摘いただいた中でも「せ・ん・せ・い3」はとても興味深いです。
ただクラシックを用いるだけでなく、クライバーの薔薇の騎士で釣ったりするあたりが心憎い展開ですね。
概要を読ませていただくに、どうして今まで未プレイだったのかと思うほどです。
水無神知宏氏はクラシック要素抜きにしても素晴らしいシナリオライターだと思いますし、きっとそのうちプレイしてみることにします。
オクラホマミキサーは盲点でした。
なるほどフォークダンスの場面はエロゲでも多いですから、そういう所で用いられているのは多そうですね。
記事に取り上げるまでもない例というと、「くるくるファナティック」起動時のメーカーロゴで、ベートーヴェンの運命の「ソソソミ♭」というのが流れて一瞬どうしようか迷ったりもしました。
ランスやONEは完全に失念しておりました。
ここまでの大御所を記事に載せないわけにはいかないです、ご指摘いただき助かりました。
「Pizzicato Polka」は私も未プレイで、スルーしていましたが確かに題名からしてヴァイオリンの音でも聞こえてきそうですね。
しばらく心に留めておいて、調べてみたいと思います。
「Ricotte」は物語が歌姫をヒロインとしたものなので私も気にしていました。
こちらも未プレイなのですが、ただ、調べてみると歌の評判が良くないようなのが残念です。
作中キャラの歌に佐藤裕美氏が歌を当てているらしいのですが、普通の歌手が歌っているため曲もオリジナルのポップな曲ではないかと疑っています。
またRUNEが他の作品でクラシックを用いたということもないので、BGMも未確認ではあるもののおそらく全部オリジナルだろうと考えています。
応援ありがとうございます。
「ANGEL TYPE」は私もシェーンベルクのことを先に知り気になってプレイしました。
BGM自体はただ打ち込んだだけという感じでしたが、ゲーム自体が中々雰囲気のいい仕上がりでした。
私のみではプレイしたゲームにもクラシックの知識にも限りがあるため、こうしてコメントいただけ大変嬉しいです。
また何かあればコメントなどお待ちしております。
断はお任せします。
『symphonic rain』(工画堂、2004年)※2005年発売の愛蔵版で確認。
非十八禁ですが、一応EGScapeにも登録されていますし、音楽(家)を扱っ
ている国内PCゲームとして、ご参考までに。
教会を訪れるシーンで、バッハのカンタータBWV 147の有名な「主よ、人
の望みの喜びよ」がオルガン演奏で流れています。ただし、途中でぶっ
た切られる(ループ処理していない)うえ、音楽鑑賞モードにも含まれ
ません。ほかに「trovatore」と名付けられた三拍子のBGMがありますが、
ヴェルディのオペラとの関係如何は判りません。
なお、主人公は、架空楽器フォルテールの奏者として音楽楽院で学ぶ少
年。ただし音楽や演奏に関するテキスト描写はほぼ皆無、また(架空世
界なので)実在の楽曲への言及などもありません。PCキーボードを用い
た演奏ミニゲームがあり、演奏の様子を描写する役割はそちらに委ねら
れています。
『ぶらばん!』(ゆずソフト、2006年)は隣接分野(吹奏楽)のもので
すが、感想等をさらってみた感じでは、立ち入った描写はあまり無さそ
うです。もしかしたら何かあるかもしれませんが。ちなみに、キャラク
ター専用BGMがそれぞれの担当楽器を使用しているという指摘があり、
音響演出としては興味深いところです。
シンフォニックレインを追加いたしました。
音楽鑑賞モードに含まれていないとのことですが、既にあげた中でも「ANGELTYPE」、「CLANNAD」、「明日の七海と逢うために」、「SWAN SONG」のエンディング、はどれも鑑賞モードに含まれていないものだったので当記事で扱うのに問題ありません。
「Trovatore」の場合は名前だけ借りてきていることもあるかと思います。
確か「Dies irae」のBGMにもそういう曲名だけクラシックというのがあったような気がします。
また逆に「R.U.R.U.R」のように名前を伏せて使われていると、他の曲も自分が知らないだけで実は何かのアレンジなのではないだろうか、と心配にもなるので悩ましいところです。
『ぶらばん!』は未プレイですが心に留めて置きたいと思います。
吹奏楽部というと「夜明け前より瑠璃色な」では作中でもクラシックが用いられていましたし、「ぶらばん!」のほうも定番曲の一つは使われていてもおかしくなさそうです。
ご指摘のおかげで記事も充実して大変ありがたく存じます。
追加するソフトや情報など見つかればまたコメントいただけるようお待ちしております。
『僕と彼女とココロの欠片』(MilkyKiss、2003年)
下記サイトのレヴューによれば、BGMは「クラシック曲 7曲、童謡 5曲、
オリジナル 9曲」とのことです(――音楽モードで明記されているのか
もしれません)。
http://www011.upp.so-net.ne.jp/maniac/games/bokukoko.htm
体験版を起動してみたところ、Ravelの有名な「パヴァーヌ」やChopin
の練習曲op.10-3「別れの曲」が確認できました(――それぞれ何種類
にもアレンジされていました。ちょっとくどいかも)。ただし、ゲーム
内容は音楽との関係は無いようです。
『アメサラサ』(CUFFS、2007年)
これも下記ブログによればLisztの曲(愛の夢第3番)があるとのこと。
http://aware2002.seesaa.net/article/50187473.html
体験版をプレイしてみると、確かにいかにも大Bachらしいピアノ曲もあ
ります(――本人のものかバッハ風なだけかどうかは判断できず)。
それ以外にもあるかどうかも、不明です。
BGMに評判の高いブランドですし、これ以外のCUFFS作品でもクラシック
や既存有名曲が使われている可能性はあります。『さくらむすび』とか
『Garden』とか。さらにトノイケ氏つながりで『Canvas』(カクテルソ
フト、2000年)あたりも(――以前プレイしたので、いずれ再確認して
みます)。
その他。あるかもしれないもの(※いずれも未プレイ、未確認です)。
・『あるぺじお』(siesta、2007年):主人公たちがクラシックの音楽
家とのこと。BGM使用の有無は不明。
・『蒼ざめた月の光』(Studio e.go!、2001年):ぐぐると、BGMがクラ
シックだとの指摘あり。ただし、曲名も真偽も不詳。
・『ヴェルディア幻奏曲』(Escude、2008年):ジャンルは「サウンド
スケープADV」とのこと。しかしクラシックとは無関係かも。
・Littlewitchの『Quartett!』以外の作品も、再確認したいところです。
いずれも裏付けは無く、空振りの可能性が高いのですが、一応コメント
しておきます。サントラがリリースされている場合もあるので、店頭で
トラックリストを確認するという手もあります(――原曲が記載してあ
るかもしれないので)。
細かい情報を集めるだけでも難しいジャンルなので助かります。
「僕と彼女とココロの欠片」と「アメサラサ」を記事に追加いたしました。「あるぺじお」は判断に迷うところですが保留しております。
「アメサラサ」ですが、調べたところ公式のサントラ情報の曲目名に「愛の夢」があったので間違いなさそうです。
バッハ風というのは聴いてみないと分からないですが、BGMの作曲者がピアノをメインに据えた曲を書く人なので、オリジナルじゃないかなと推測しています。
CUFFSの作品ですと、「さくらむすび」「ワンコとリリー」にはクラシックは無かったと記憶します。「Garden」は未クリア、「Canvas」は未プレイのため分かりません。
Littlewitchは「Quartett!」以外もいくらかプレイしていますが、どうだったでしょうか。あらためて問われると難しいものですね。
先日のコメントについてもこちらでまとめて返信させていただきます。
演出技術というと全てのゲームが何らかの意義を持っているでしょうから、記事にするのも大変かと存じます。
私の記事がその助けとなったなら幸いです。
「Pizzicato Polka」がジプシーものとのこと了解しました。
エロゲだけではなくクラシックのレビューもぼちぼちと書いているので、読んでいただけるなら何よりです。
今後も何かあれば宜しくお願いいたします。
『Quartett!』(Littlewitch、2004年)の使用曲を再確認してみました。
・パガニーニ:奇想曲(op.1) (――第9番 アレグレット)
・モーツァルト:弦楽四重奏曲第15番(K.421) (――第1楽章提示部)
・モーツァルト:弦楽四重奏曲第17番(K.458) (――第1楽章提示部)
・シモネッティ:「マドリガル」
・ラフマニノフ:「ボカリーズ」(op.34-14)
・エルガー:「愛のあいさつ」(op.12)
いずれも音楽鑑賞モードに明記。作中での使用場面は未確認。なお「マドリガル」
「ボカリーズ」「愛のあいさつ」は、初回同梱のCDにも収録されています。
「マドリガル」はp/vnのデュオ。シモネッティは、Achille Simonetti(1857-1928)
のようですが、音友の『音楽中辞典』には載っておらず、裏付けはとれていません。
「ヴォカリーズ」もp/vn編成のヴァージョン。「愛のあいさつ」は弦楽デュオでの
演奏でした。モーツァルトのみは、一楽章全部ではありません。
余談ながら、鑑賞モードにシークバーが付いていました。珍しいですね。
記事にはここまで細かく書かずともよいかもしれませんが、確認事項として、一応
コメントしておきます。なお、『Canvas』にはクラシック無し。midi音源で、曲数
もわずか。時代を感じました。『アメサラサ』のは、模作かもしれませんが良く出
来ていますね(――体験版を触ってみただけなので、本編もプレイしてみたくなり
ました)。ところで、記事も随分充実していらっしゃいますし、並べ替えをしてみ
てはいかがでしょうか。例えばタイトル順、メーカー別、発売順、カテゴリー別、
原曲時代順などで。見やすくなるかな、と思いました。
Quartett!についての確認が延びのびになっていたため恐縮です。
シモネッティについてはざっとネットで調べた所間違いないと思われます。
Quartett!の鑑賞モードは、パガニーニの奇想曲を聴いてみたら凄く難しそうに弾いていた(難曲なので当然でしょうが)のが印象的です。
「Canvas」についてはありがとうございます。
「アメサラサ」は模作でしょうか、聴いて判断するのが難しいほど良く出来ていると感じました。
アメサラサのバロックっぽいピアノ独奏曲は2曲あり、曲名はそれぞれ「プレリュード」と「太陽のスケッチ」で、後者は曲名からオリジナルかな?と思わされるのですが、前者は曲名までそれっぽいので判断に困ります。
並び替えに関しては助言ありがとうございます。しばらく考えてみます。
はじめは分量も少なく書き殴っただけの記事だったので問題もなかったのですが、ちょっと増えてきたため確かに再構成が必要そうです。
現在追加情報と情報が曖昧なタイトルを下の方に配置していますが、どうするにせよ悩ましいところです。
また何かあればコメントいただければ幸いです。
してみました。
シェーンベルクの曲は「6つのピアノ小品」(op.19)の第1曲でした(発想記号:
Leicht, zart)。手持ちのポリーニのディスクと耳で照らし合わせただけですけど。
本編テキストで「華麗な旋律」だと描写されていたのは、どんなアヴァンギャルド
な耳だと驚きました(笑)。
あとは、「エリーゼのために」。ショパンの幻想ポロネーズ(op.61)。J.S. バッ
ハの前奏曲とフーガ(《聖アン》、BWV 552)から、前奏曲の一部(ピアノ版。ブ
ゾーニ編曲版だろうか?)。ブルクミュラーの「25の練習曲」から第1曲「素直な
心」。いずれも本編テキストで明言されますが、音楽鑑賞モードには含まれていま
せん。
もう一つ、主人公が弾いていた練習曲は、テキストでは明示されていませんが、
ツェルニー100番(op.139)の第1曲です。
こちらの記事で知った作品やこれをきっかけに(再)プレイした作品もあり、楽し
ませていただいてます。『ANGEL TYPE』も、いかにもminoriらしいビターな作風が
出ていますね。
あまりアクセスのない記事なのでややほったらかしてありましたが、先ほど思い立って発売日順に並び替えてみました。
『ANGEL TYPE』はかなりの見落としがあったようですね。
細かい曲名のご指摘は非常に助かりました。
ショパン、バッハ、ブルグミュラー、チェルニーとそんなにたくさんあったかなあと記憶を漁るも全然思い出せません。再プレイが必要なようです。
この記事が何かのきっかけになったのでしたら幸いに思います。
当記事はクラシックを共通項に作品を抽出していますが、意図せず面白い作品が集まって感じられるのは興味深いところです。
月の雫〜ツキノシズク〜のエンディングが、ドビッシーの月の光です。
KAJAさん、編曲。手元のiPodにも入っていて、まだ、時々聞いています。
ヨハン・シュトラウスII世の「宝のワルツ」が使われてますね。
宝のワルツはたしか今年のウィーンフィルニューイヤーコンサートで
バレンボイムが取り上げていたはず…もうCD出てたかな。
それからネットでクラシック入門といえばやはり「やる夫で学ぶ音楽史」ですね
音源のリンクもあって各時代で分かりやすくまとめられています
多少現代あたり趣味が入ってますが、ざっとクラシックを知るならここが一番じゃないでしょうか
http://vipvipblogblog.blog119.fc2.com/blog-entry-184.html
『月の雫』というのはタイトルからして存じなかったためご指摘いただけ助かりました。
エンディングにドビュッシーというだけでも良いですが、編曲されているとなると、いよいよ聴いてみないとその良さは分からなさそうですね。
とおりすがりさん、コメントありがとうございます。
「処女はお姉さまに恋してる」は見落としておりました、ありがとうございます。
記憶にないので再プレイしたいと思います。あの出来の良いお嬢様ゲーでヨハン・シュトラウス2世となると、なるほどと納得してしまう向きもあります。
「やる夫で学ぶ音楽史」は確かに分かりやすくまとめられていましたね。
クラシックに興味を持つとしても色々な道筋があるでしょうが、クラシックは体系的に聴くには中々広い分野です。
私自身クラシックは体系的にではなく好きになった曲から乱雑に聴いてきたため、興味を持った曲から初めて一曲一曲手探りで聴いてもらえればと考えています。
そしてその興味を持つきっかけとして当記事が役に立てば、「あのエロゲーの曲は実はクラシックだったのか」などというような驚きを引き出す助けとなればと思います。
ともあれ、ご指摘を参考に「やる夫で学ぶ音楽史」を含めクラシックの紹介欄をもう少し考えてみることにいたします。
なまえさん、コメントありがとうございます。
実際この記事では並べ立てているわけですが、比較してもクラシック以外のBGMが単純に劣るものではないでしょう。
むしろ、ゲームの場面に合ったオリジナルBGMに比べてクラシックのBGMが浮いている、などという感想を見かけることすらあります。
当記事は、そのような様々な見解を踏まえてBGMを再検討・再評価する助けになればと考えております。
はじめにタマ姉が引いてる曲がショパンのノクターン第2番
そのあと3択によって、タマ姉が引いてくれる曲がたしか以下の通りだったかと
優しい曲→サティ:ジムノペティ第1番
激しい曲→ショパン:エチュード第12番「革命」
情熱的な曲→ペレス・プラード楽団:タブー
返信が遅くなりまして申し訳ございません。
ご指摘のToHeart2XRATEDは当方もプレイ済みにも関わらず忘れておりました。
頂いたコメントを参考に記事中にToHeart2XRATEDの項目を追加いたしました。
また何かお気づきのことがあればコメントお待ちしております。
『空色の風琴』(THE LOTUS、2004年)がクラシックをいろいろ使用しているよう
です。体験版をプレイしてみたところ、グノシエンヌ第1番とショパンのピアノ協
奏曲第1番(第1楽章の一部)がBGMとして使われていました。また、公式サイトの
下記ページ:
http://www.lotus-inc.jp/web/shop/items/No00101.html
を見ると、「トロイメライ」(シューマンのそれだろうか?)、「Nun komm' 〜」
(J.S.バッハのコラールBWV659だろうか?)などもあり、さらにcontrapunctusとか
canonとか、いかにも原曲のありそうなタイトルもあります。きちんと確認していな
い曖昧な間接情報のままで恐縮ですが、おしらせしておきます。作中には、ヒロイ
ンが実際にオルガンを弾くシーンもあります。
『Alive』(Witch、1999年)がクラシックをBGMに使用しているという指摘をいく
つか目にしましたが、真偽、曲名、編曲如何等は不明です。言及例:
http://my.reset.jp/~kureyon/ruri/diary/00/ruri00b.html
『エインズワースの魔物たち』(アイル、2008年)では、ショックの効果音SEに、
ドヴォルザークの交響曲第9番第3楽章冒頭のように聞こえるフレーズがありまし
た(――リストに記載されるほどではないと思いますが)。
『僕と彼女とココロの欠片』体験版を再プレイしてみて、パッヘルベルの「カノ
ン」とジムノペディ第1番の使用を確認しました。それぞれ微妙にアレンジされて
います。確認がてらウェブ検索してみると、bbspinkのログとおぼしきページに、
> ところで僕ココ体験版の元ネタありの曲って
> ラヴェル「亡き王女のためのパヴァーヌ」
> ショパン「別れの曲」
> サティー「ジムノペディー」
> パッヘルベルのカノン
> フォスター「故郷の人々」
> スカボロ・フェア
> こんなもんかな。あと一曲民謡っぽいのがあったけどあれはどうだろう。
とありました。引用元:
http://vip.bbspink.com/hgame/kako/1043/10433/1043323329.html
なお、wikipediaの「カノン (パッヘルベル)」の項を見ましたら、
> Kanon(相沢祐一と倉田佐祐理が百花屋で対話しているシーン)
で使用されているとの記述がありました。しかし、ぐぐってみると、パッヘルベル
はどこにも使われていなかったという感想も複数発見できます。複数の人が聞き逃
しているということは少々考えにくいので、ヴァージョンによってBGMに違いがある
のか、あるいはパッヘルベルが流れるというのはアニメ版の話なのかもしれません。
……それにしても、バロック音楽とサティは大人気ですね。
あと、『R.U.R.U.R』の項の記述は「ヒマワリ」ではなく「タンポポ」では?
コメントありがとうございます。いつもご覧とのこと嬉しく思います。
いただいたコメントを元に『空色の風琴』の項を追加、 『僕と彼女とココロの欠片』を追記、『R.U.R.U.R』の訂正を行いました。『R.U.R.U.R』の誤記は見落としておりました。
『空色の風琴』はどうでしょう。レビューサイトで「クライマックスで演奏されるパイプオルガン曲「contrapunctus」はバッハ風で凄く気に入りました」などと書いてあるため、曲名のみ借りてきたかとも思ったのですが、やはりプレイしてみないと何とも言えませんね。
『Alive』『エインズワースの魔物たち』は私は未プレイですし、コメントが難しいです。ひとまずタイトルを覚えて気にしておくことにいたします。
『Kanon』は、あれほどプレイヤーの数が多く言及も多い作品ですので、きっとタイトルだけの使用であり、使われていたとしても製作者が聴いたとかイメージしたというレベルに留まるのではないかと思います。
サティ人気はこの記事を書く前から見えていたことですが、それにしても多いですよね。
交響曲の使用が少ないのは打ち込みの手間から当然と思えますが、そうすると『G線上の魔王』は中々斬新なゲームかもしれません。
記事にはあまり書いていませんが『せ・ん・せ・い3』『REQUIEM』を少しずつプレイしております。
『せ・ん・せ・い3』の月子ルートは、主人公が唐突に生と音楽に理解を見出すと同時に聞こえてくる夜想曲が素晴らしかったです。その他クラシックを別にしても、「俺は死んだ」と叫び駆け出す体育教師などの面白い描写が散見されてたまりません。
『REQUIEM』は、まだあまりプレイできていませんが牧神の午後への前奏曲とバッハのシャコンヌが用いられていたことを確認しています。
記事内に引用した通り、牧神の午後への前奏曲は新体操用の曲としてシナリオに登場し、BGMとしても用いられます。
シャコンヌのほうはBGMのみで、悪魔のヴァイオリンと契約したヴァイオリンの音楽教師という設定からは納得いく選曲ですが、曲の前半すぐの段階でループ処理されているため、何とも不消化で耳につくBGMと感じました。
コメントのたびに詳しい情報をいただきありがとうございます。記事の更新を滞らせがちなサイトではありますが、お気軽にコメントいただければ幸いです。
BGM鑑賞には含まれませんが……
お寄せいただいた情報に感謝するとともに、早速記事に追加させていただきました。
確認してみれば、ヒロインの名前が弓野奏であったり特技にヴァイオリンと書いてあったりと、クラシックが使用されていてもなるほど納得のいく作品ですね。
追加で、クロシェット『スズノネセブン!』にてサティの「ジュ・トゥ・ヴ」でワルツを踊るシーンがあります。こちらもBGM鑑賞には音源なしです。
お返事が遅くなり申し訳ありません。
情報を元に『スズノネセブン!』の項目を記事に追加いたしました。
こうして情報をいただいてみると、無い無いと思っていた2009年度発売エロゲのクラシック使用がいくつも見受けられて、情報を寄せていただくことのありがたさに思い至るばかりです。
また何かありましたら宜しくお願いいたします。
あと、本項には直接関係ないですが、Symphony『お嬢様組曲』に世界的に有名なピアニストとして「ミシュランジェリ」というピアニストの名前が挙げられていました。ミケランジェリのオマージュ?
記事に『こなゆき ふるり』の項目を追加いたしました。サントラに同曲があるのも確認しました。情報ありがとうございます。
フィギュアというと『G線上の魔王』でもフィギュアのシーンでドヴォルザーク作曲「わが母の教えたたまいし歌」が用いられていたように思います。フィギュアスケートにはクラシック、というイメージがあるのかなどと推測されるところです。
コメント拝見して最初「ミケランジェリがミケランジェリのオマージュ?」などと考えてました。ミ"シュ"ランジェリだったんですね。なるほどそういうもじりとなるとオマージュっぽいでしょうね。グールドやクライバーなど演奏家の個人名を引用した作品も過去にあることですし確かだと思われます。ミシュランと掛けてるのがちょっとおもしろいです。
・BGM&サントラにチャイコフスキーの『くるみ割り人形「花のワルツ」』あり(ハープ独奏の後〜ラストまで。一応、関連FDにもBGMとして含まれているようです)。
(以下BGMではないですが、
・演劇関連の話題で『トゥーランドット』の話題がちらっと上がってました。
・『トゥーランドット』関連の話で、「ワールドカップで『誰も寝てはならぬ』を唄った有名な「名前の頭にパがつく歌手」」という記述あり。パヴァロッティ?
)
別に意識してやってるわけでもないのですが、意外と関連するものと出くわすもんですね。
『HoneyComing』シリーズは未プレイでしてサントラ情報を確認してみました。お寄せの情報の通りチャイコフスキーとしっかり名前まで載っていますね。
名前の頭にパがつく有名歌手、思わず調べてしまいましたがパヴァロッティ以外にぱっと見当たったのはユリウス・パツァークとアデリーナ・パッティくらいでした。意外に少ないものですね。
クラシック要素は意外とありますが、やっぱり会社やシナリオライターによって傾向がある印象は受けますね。
しかし総括して有る無しを語るのは未だに難しいなと感じます。この作品でこれを使うのか!と驚かされることは尽きません。
『キスより甘く深いもの』(cyon)
演奏はピアノソロが中心です。
BGMとしては、クラシックが半分を占めています。
前半は軽めの曲が中心ですが、後半から最後の山場はベートーベンの曲がメインとなっています。
・ベートーヴェン作曲「月光 第1楽章」
・ベートーヴェン作曲「月光 第2楽章」
・ベートーヴェン作曲「月光 第3楽章」
・ベートーヴェン作曲「悲愴 第2楽章」
・J.S.バッハ作曲「BWV147 主よ人の望みの喜びを」
・J.S.バッハ(?)作曲「BWV786 2声のインヴェンション」
・シューマン作曲「トロイメライ」
・シューベルト作曲「軍隊行進曲」
情報をいただいてからちょっと検索してみたらなるほど、イベントにてヒロインの声優を担当した中瀬ひなが第九を覚えたと発言してもいるようですね。
http://newsubaru.blog69.fc2.com/blog-entry-46.html
http://ameblo.jp/len333/entry-10014802569.html
歌詞を暗記したということは作中ではドイツ語で歌われたものと想像しますが、実際どんなふうな歌いっぷりか気になります。
既存の曲の引用方法としてBGMとしてではなく作中キャラが口ずさむというのは全く興味深い使用例ですね。世界観、キャラクター設定、歌詞と物語の関係など深読みしたくなる要素がたっぷりです。
引用しようと思えばいくらでもできそうな題材の作品だけに、以外にクラシックが少なそうな雰囲気がします。とはいえ第1話のタイトルが「サンタが町にやってきた」であったりするのを見るとやはり気になる作品ですね。
エリック・サティのグノシエンヌのアレンジが使われておりました。
また何かございましたらコメントお待ちしております。
サティは、作曲家自身が、自作のポップさにアンビバレンスを抱えているので、ムーディーにもシニカルにも使われやすいですね。
同じ理由から、エロゲであっても「名曲」ではなく「有名曲」枠として。
よくも悪くも、たいへんサティらしい浮かばれなさが素敵ではあります。
ちぇりーそふとのpromiseです。
真夏の夜の夢より結婚行進曲
ショパン、子犬のワルツ
ドビュッシー アラベスク第一番、亜麻色の髪の乙女
はっきりと記憶に残っているのは、この程度しかないので申し訳ないですが。
ちぇりーそふとは記憶には残っていても記録にはあまり残っていないようなので情報をいただけて助かりました。
結婚行進曲がどんな場面で用いられたか(というより結婚以外の場面かどうか)が気になるところです。
また思い出されるものなどあればコメント寄せていただければ幸いです。
中途半端な情報で申し訳ありませんが参考になれば。
『キサラギGOLD★STAR』は絵柄のせいか気にもとめてなかったので教えて頂けて何よりです。詳しい使用状況も参考にさせていただきます。
見てみたら声楽科の生徒だというキャラクターまでいるようでスルーしていたことが不思議なくらいです。すぐにとはいかないかもしれませんが、曲目がきちんと分かったら報告させていただきますね。
また何か新たな使用曲などありましたら教えていただければ幸いです。
それですね!ピアノソナタのほうの葬送行進曲しか存じなかったため、最初コメントを見て勘違いかと思ってしまいました。確認したらまさにそれでした、ご指摘いただけてたいへんすっきりしました。
また何かありましたらコメントいただければ幸いです。