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アジアインフラ投資銀 既存組織と協調を
3月24日 5時15分

アジアインフラ投資銀 既存組織と協調を
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中国が設立を提唱しているアジアインフラ投資銀行について、アメリカ財務省の高官は、途上国支援のための国際金融の仕組みを強化することにつながるならば「歓迎する」という考えを示し、世界銀行をはじめ既存の組織との共同融資などを通じた協調を呼びかけました。
アジアインフラ投資銀行は、中国政府がアジアの発展途上国を支援するとして設立を提唱し、イギリスやドイツなどG7=先進7か国のうち4か国が相次いで参加を表明しています。
一方、アメリカと日本は、参加には慎重な立場ですが、麻生副総理兼財務大臣が今月20日、組織の運営の透明性が確保されれば参加に向けての協議を行う可能性があるという認識を示しました。
こうしたなか、アメリカ財務省は、23日、アジアインフラ投資銀行に関連して、「国際金融の強化につながる新しい金融機関は歓迎する。世界銀行やアジア開発銀行などの既存の機関と共同で融資事業を行うことが高い基準の徹底につながる」というシーツ財務次官のコメントを発表しました。
これは、国際基準に基づいた運営が徹底されるならば「歓迎する」というアメリカの姿勢を示したもので、世界銀行などとの協調を求めることで、アメリカとしてもアジアインフラ投資銀行に関与していこうという姿勢の表れだという受け止めも出ています。

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