トップページ国際ニュース一覧イエメン空爆でサウジ側が成果を強調
ニュース詳細

イエメン空爆でサウジ側が成果を強調
3月28日 4時58分

イエメン空爆でサウジ側が成果を強調
k10010030601_201503280618_201503280624.mp4
イエメンで反体制派の武装勢力に対し空爆を続ける隣国サウジアラビアなどは、反体制派の兵器などを次々と破壊し、軍事作戦を優位に進めていることを強調したうえで地上部隊による攻撃も排除しない姿勢を改めて示しました。
イエメンでは、首都サヌアを掌握している反体制派のイスラム教シーア派の武装勢力に対し、スンニ派のサウジアラビアなど湾岸のアラブ諸国が中心になって26日から空爆を続けています。
これについてサウジアラビア軍の報道官は27日の記者会見でイエメンの制空権を握ったうえで反体制側が管理下に置いていたミサイルの発射台や、補給線となっている道路などを次々に破壊していると明らかにし、攻撃を優位に進めていると強調しました。
また、現地の情報当局者などによりますと、首都サヌアで少なくとも55人の市民が死亡し、反体制派側は空爆で多くの市民が犠牲となっていると非難しています。
これに対し報道官は戦闘機が空爆する様子を映したビデオを公開し、高い精度で、反体制派側の標的を攻撃していると反論しました。
そのうえで、「反体制派側からイエメン政府を守るためにあらゆる手段を取る」と述べ、地上部隊による攻撃の可能性を排除しないという姿勢を改めて示しました。
緊迫した情勢が続くイエメンを巡っては、28日からエジプトで始まるアラブ連盟の首脳会議で話し合われることになっています。

関連ニュース

このページの先頭へ