ミュージシャン六角精児がライブツアー。
お問い合わせはご覧の番号まで。
≫中国・上海で行われている世界選手権。
男子ショートプログラムへ羽生結弦選手最後の通し練習が始まりました。
ショパンの「バラード第1番」。
その旋律に乗せて、ゆっくりと動き出します。
去年末の全日本選手権後に手術。
そして、足のねんざが伝えられていただけにコンディションが気になります。
まずは冒頭の4回転。
≫4回転のトゥループ転倒してしまいましたね。
≫今のは何が影響していたんでしょうか?≫ちょっと高さがいつもより出ていなかったかなと思います。
≫やはり、この4回転にも注目が集まりますがこの上海に入ってからの羽生選手の4回転はどう、ご覧になっていますか。
≫きれいに4回転が決まっているんですけれども2回転になってしまうジャンプなどもありましたので、そこまで本人の感覚的には完璧ではないと思うんですがきれいに決まっているジャンプもありますので体の動きなどは非常によく動いています。
トリプルアクセルはきれいに決まってますね。
トリプルルッツの予定だったんですが1回転になってしまいました。
やはり今シーズンこのトリプルルッツのところで3回転、3回転が決まっていないのでやはり、彼自身もちょっと不安だったり心配な部分があるとは思うんですけど。
≫本田さんは最終調整今ので最後のジャンプということになりますがどんな印象がありますか。
≫1つ1つの動きの確認、そして1個1個のジャンプなどに対してもすごく集中していますのでやはり本番のときにはしっかり合わせてくると思います。
やはりここは練習会場ですので本番リンクとは氷の質が変わってきますので体の動きであったり流れ、そして、どういうふうに気持ちで持っていくかということを最終調整しています。
≫それぞれが、全てをかけて挑む世界最高峰の戦い。
流した汗も、描いた夢も全ては一瞬で試される。
ここは世界一過酷な舞台。
これまで、この戦いを6度経験。
銀メダルを手にしてきた日本の小塚崇彦。
今、小塚は、練習の合間を縫ってフィギュアスケートの歴史研究に没頭している。
≫生まれながらのスケート一家に育ちフィギュアスケートとともに歩んできた26年間。
喜びも、悲しみも乗り越えついにたどり着いた新境地。
≫こんなガッツポーズを初めて見たかもしれません。
≫シーズン前半の不振から見事に復活。
あふれる情熱を身にまとって彼は前に進む。
≫中国・上海の世界フィギュアスケート選手権。
いよいよ男子シングルを迎えました。
世界王者の座をかけた今シーズン最後のそして最高峰の舞台です。
この第3グループには日本の小塚崇彦がいます。
全日本選手権では見事な復活劇。
4年ぶりの世界の表彰台を狙います。
解説は本田武史さん鈴木明子さんお二方にお願いしています。
よろしくお願いします。
まず小塚ですが男子では放送席の本田さんそれから高橋大輔さんの8回に次ぐ7回目の世界選手権です。
まずは動きというのは、本田さんどう見えていますか?≫6分間練習が始まったときステップから始めたんですが体がよく動いているように見えます。
≫このグループにはアメリカのジョシュア・ファリスカナダのナム・グエン小塚を含めて3人の元世界ジュニアの王者が入りました。
楽しみな戦いになりますね。
≫オリンピックシーズン後の世界選手権ですので新しい選手が続々と出場してきています。
その中で小塚選手がベテランの演技を見せてほしいと思います。
≫そしてこの世界選手権なんといっても羽生結弦男女通じて日本発の連覇という偉業がかかります。
ソチオリンピックのメダリストデニス・テンヨーロッパ選手権3連覇のフェルナンデス選手らと同じグループに入りました。
世界ランク上位6人の最終グループで登場します。
鈴木さん、羽生選手の情報今年に入って全くといっていいほどありませんでした。
どんなスタートを切るのか注目が集まります。
≫世界フィギュアスケート選手権男子ショートプログラム。
カナダ、ジェレミー・テンの登場です。
2009年以来、実に6年ぶりに世界選手権の舞台に戻ってきました。
長い間、怪我もあって苦しんできたベテランです。
いよいよ第3グループが始まります。
≫トリプルアクセル。
トリプルルッツトリプルトゥループのコンビネーション。
きれいに決まりました。
足換えのシットスピン。
≫最後のジャンプは後半です。
≫トリプルフリップ。
フライングキャメルスピン。
≫このステップシークエンスは体を大きく使って右回り左回りとよく体が動いてますね。
コンビネーションスピン。
≫思いを込めて滑り切りました。
カナダ、ジェレミー・テン。
スタンディングオベーションをしている観客の姿も見えます。
上海のオリエンタルスポーツセンター。
今回、カナダは2枠ナム・グエンとジェレミー・テンがやってきました。
そしてこのジェレミー・テンは実はこの大会限りでの引退も表明している中での今日の演技です。
本田さん。
まずはやってくれましたジェレミー・テン。
≫全体的な滑りがよく滑っていましたし1つ1つのスピンも丁寧にそしてポジションもきれいに決まっていましたね。
そしてジャンプも決めるという。
≫この緊張感の中でよく滑り切ったなと思います。
≫鈴木さんはプログラム全体も含めてどんな印象を持ちましたか?≫1つ1つ技が決まっていくごとにどんどん自らの気持ちも高まってくる。
そして今までのスケート人生が詰まったそんなプログラムだったなとうふうに感じました。
≫特にステップのところは見せ場というのが十分にありましたよね。
≫音の取り方、間のとり方余韻というものが非常によくうまくできていたなというふうに感じます。
≫実は今シーズンは国内選手権を最後の大会にするつもりでしたがその大会で非常にいい演技を見せて四大陸選手権それからこの世界選手権の代表にも選ばれましたカナダのジェレミー・テン。
とにかく今回はベストの演技をすることに意味があるんだという話もしてくれました。
なかなか、本田さん怪我があって本来の力を出せなかった選手でしたがここにきて、この世界選手権に照準を合わせていい演技というのはうれしい気持ちもしますね。
ガッツポーズにその気持ちが込められています。
得点を待ちます。
ここまで第2グループを終えた時点でのトップはフランスのアモディオが80.84という得点を出しています。
アモディオが非常に高い得点。
80点台を出して現時点でトップに立っています。
ジェレミー・テンの得点です。
ちょっとジェレミー・テンも浮かない表情ですがしかし最後は笑顔に変わってくれました。
中国で行われる初めての世界選手権です。
香港のロナルド・ラム大きな声援が送られました。
今朝の公式練習では4回転トゥループのコンビネーションも成功していました。
3回目の世界選手権です。
大技から入ります。
≫4回転のトゥループトリプルトゥループ。
決まりました。
≫コンビネーションです。
≫トリプルアクセル。
足換えのキャメルスピン。
トリプルルッツ。
ステップシークエンス。
足換えのコンビネーションスピン。
≫中国での世界選手権。
ロナルド・ラム。
4回転、3回転の大技を決めてみせました。
公式練習から本田さん好調ではありましたが。
≫やはり、最初の4回転の高さが非常にありましたし。
ジャンプの流れが止まってしまったんですけれどもそのあともしっかり攻めて3回転のトゥループをつけてきましたね。
≫そして、この空気の中で母国開催の世界選手権。
中国で行われる世界選手権香港代表ということになります。
鈴木さん、この空気の中代表という重荷も背負ってというところもあると思いますが。
≫緊張感もあったと思うんですがそれをうまく自分の力に変えてそして後半の最後のジャンプですねトリプルルッツ、非常に質のいいものでしたのでプログラム滑っていくうちに緊張感がうまく切り替わってきたのかなとも感じました。
≫もともとはカナダの国内選手権に参加していたロナルド・ラムですが2012年から所属を香港に移しました。
ですから、カナダの国内選手権ではこの前に滑ったジェレミー・テンとも戦った経験があるという選手でもあります。
今24歳です。
4回転を、この時点でコンビネーションで決める選手が本田さん、出てくる第3グループですからね。
≫やはり、4回転を入れないと上位にいけないという選手たちの気持ちもありますよね。
≫その一方で4回転を入れずにプログラムとして完成させるという選手もショートに関してはいますね。
≫ただ、4回転を入れないからほかのところで工夫をしたりスピンでレベルをしっかりとるというプログラムをしてくる選手もいますね。
その辺りはどのように得点を重ねていくか戦略でもあります。
冒頭に基礎点14.4。
4回転トゥループ3回転トゥループのコンビネーションが決まったラム。
その得点です。
そしてこのあとメダル候補続々と登場してきます。
≫ジョシュア・ファリスがリンクに入りました。
先日、日本の宇野昌磨が優勝した世界ジュニアを2年前に制したアメリカ期待の選手です。
先月の四大陸選手権では2位。
本田さん、驚くべきはその260点という2位のスコア。
高いシーズンベストスコアです。
これは世界選手権でも十分にメダルが狙えるスコアです。
≫プログラム全体の流れそしてスケーティングの滑らかさに注目したほしいなと思います。
≫日本の無良も衝撃を受けたというファリスのスコア。
しかし、無良も今シーズンすばらしいスコアをマークしています。
260点というのがメダル争い1つの基準となりそうです。
四大陸選手権では自己ベストを30点以上更新。
大きなインパクトを残しましたジョシュア・ファリス。
メダルも視野に入れて初めての世界選手権です。
ショートは「GiveMeLove」。
ジェフリー・バトルの振り付けです。
トリプルアクセルから入る構成。
≫トリプルアクセルで転倒ですね。
コンビネーションスピン。
≫スピンには大きな拍手です。
≫トリプルフリップトリプルトゥループ。
フライングキャメルスピン。
ポジション、回転速度よかったです。
トリプルルッツ。
≫メダルを狙って上海にやってきたアメリカ、ジョシュア・ファリス。
ちょっとショートはやってしまったというような表情にも見えました。
最初のトリプルアクセルで転倒がありました。
練習では非常に本田さん調子がいいように見えましたからちょっと驚きました。
≫ほとんどトリプルアクセルの失敗がなかったのでやはり少し、転倒のあとに表情が変わりましたよね。
少しあせってしまったのかなとは思うんですけれども。
≫そしてもう1つ最後のルッツですが本田さん、どんな評価ですか。
≫両足の着氷に見えましたので、やはりこれも減点があると思いますね。
≫3つのジャンプのうち2つ、少し痛いミスになってしまったかもしれません。
ただ、今シーズン非常に高い評価を受けているこのプログラム。
鈴木さんは、どういう印象を持たれましたか?≫振り付けのジェフリーらしさが至るところに散りばめられたプログラムだったんですけどそれを、うまくファリス選手のよさにつなげている引き立てるプログラムだったと思います。
≫元世界チャンピオンのジェフリー・バトルの振り付け。
ここに、ファリスのよさスケーティングのよさというのも加わって…。
≫つなぎの部分が非常に濃いんですがただ、アクセル転倒というようなミスがあると、少しそこで流れが途切れてしまうのでそういった意味でも非常に難しいプログラムだなというふうに感じます。
≫プログラム全体の印象のためにもジャンプを決めないといけないという。
≫トータルで見せるプログラムなのでそういったところは難しいですね。
≫非常に高い評価を受けている今シーズンのジョシュア・ファリス。
四大陸選手権では260点を超えるスコアを出しました。
ショートでも四大陸選手権は84.29という得点でしたが恐らくそこからは下がった得点になるでしょう。
キスアンドクライで笑顔で得点を待ちます。
アメリカは日本と同じ3人の代表を送り込んできています。
そして、このグループの最終滑走が小塚崇彦。
いよいよ日本勢最初に登場は小塚です。
ファリスの得点です。
5コンポーネンツは7点台が並びました。
73.52という得点で現在3位です。
≫今、羽生結弦選手が会場入りしました。
マスク姿ではっきりとした表情は見て取れませんが≫3連覇の世界チャンピオンパトリック・チャン不在の今シーズン。
16歳のカナダチャンピオンナム・グエンです。
大きな期待と責任を背負ってこの上海へとやってきました。
昨シーズンの世界ジュニアのチャンピオンです。
このショートの振り付けもジェフリー・バトルです。
≫トリプルアクセル。
きれいに決まりました。
≫いいジャンプで入りました。
≫足換えのキャメルスピン。
ステップシークエンス。
よく音に合っていますね。
≫会場をひきつけました。
ここから勝負の2つのジャンプです。
≫トリプルルッツトリプルトゥループ。
トリプルフリップもきれいに決まりました。
フライングシットスピン。
≫やりきりました、ナム・グエン。
16歳のチャレンジ。
伝統あるカナダのチャンピオンとしてやってきたナム・グエンです。
若さと勢いと躍動感と。
そんなものを感じさせる演技でした。
そして満開の笑顔で今、ブライアン・オーサーコーチですから羽生、フェルナンデスといつも一緒に練習しているナム・グエンです。
そして小塚崇彦が最終滑走、第3グループリンクへと飛び出していきました。
本田さん、まずは4回転はこのショートでは封印しました。
≫四大陸選手権のときに4回転サルコウを入れたプログラムで挑戦したんですけどやはり、世界選手権ではしっかりと確実に点数を取るプログラムに変えてきましたね。
そして後半に入ってからのトリプルルッツトリプルトゥループのコンビネーション。
基礎点1.1倍になりますので11.11の基礎点になります。
それに加点がつきますともっと点数が出ますね。
≫ですから後半に2つジャンプをまとめたことでこの1.1倍の部分をうまく利用したという言い方もできますね。
≫そうですね。
鈴木さん、いかがでしたか?≫見ている観客の皆さんをぐっとひきつける演技後半にいくにつれてお客さんをひきつけていくそんな魅力のあるショートプログラムだったと思います。
≫曲と一緒に観客が盛り上がっていく空気ひきつけている空気がありました。
≫そして、それを本人が楽しんでいるように感じました。
15歳で世界ジュニアのチャンピオンになりましたナム・グエン。
とにかく国内では史上最年少でのカテゴリー優勝というのは全て果たしてきた期待の選手です。
四大陸選手権ではちょっと、シニアの勢いにのまれたようなところもありましたがこの世界選手権、きっちりと照準を合わせてきています。
そして引き締まった表情でリンクに立つ小塚崇彦。
日本勢3人の中で最初に登場です。
7回目の世界選手権はどんなストーリーが待っているんでしょうか。
佐藤信夫コーチと話をします。
さて、ナム・グエンの得点です。
シーズンベストは73.71。
≫佐藤信夫コーチがいつものように背中を押して大声援です。
そしてこの上海、日の丸が多く振られています。
7回目の大舞台。
さあ、この声援を背に小塚崇彦。
宮本賢二さんの振り付けです。
冒頭の4回転。
≫4回転のトゥループ。
こらえましたね。
トリプルアクセル。
フライングシットスピン。
トリプルルッツで転倒ですね。
コンビネーションスピン。
≫小塚崇彦、3つ目のジャンプ痛恨の失敗です。
これだけ多くのファンが詰め掛けたこの上海の世界選手権。
もちろん、持ち前のスケーティングを見せてくれた小塚崇彦ですが、しかし、大きなジャンプのミスがありました。
本田さん最後のジャンプなんですけれどもコンビネーションにできませんでした。
≫最初のトリプルルッツがジャンプをした瞬間にちょっと軸が斜めになってしまいましたね。
最初の4回転ですね。
これはちょっと左足をついていますが回転はしっかりしていると思います。
やはり最後のトリプルルッツのときにやはり、トリプルアクセルの失敗がありましたので少し狙ってしまったのかなと。
体の動きは練習を見た時点で非常によかったんです。
練習をよくしてきたんだなという体の動きが合ったんですがちょっと狙ってしまった分力んでしまいましたね。
≫最後のジャンプがコンビネーションにできなかった分基礎点が下がります。
そして、鈴木さんそのほかの部分では本当に魅了してくれるいいプログラムだと思うんですけどいかがですか。
≫非常に体もよく動いていましたし小塚選手のすばらしい伸びのあるスケーティングを見れたんですがそれだけに少しジャンプのミスが悔やまれますね。
≫小塚は4回転トゥループ成功。
そのあとトリプルアクセルで手をついてそして、3つ目の予定ではコンビネーションですが入れられませんでした。
今シーズンはシーズンベスト81.38という得点を持っている小塚崇彦です。
なんとか70点台。
そこから上が狙える点数がほしいところですが。
あの全日本選手権のすばらしい演技から3か月が経ちました。
世界の舞台でもう一度完璧な演技を見せたいというのが今回の小塚の大きなモチベーションです。
小塚の得点です。
少し点は伸びませんでした。
自己ベストから15点以上下がる得点。
笑顔はありません。
キスアンドクライです。
≫どこかコミカル。
その笑顔は人を和ませる。
しかし、その力は本物だ。
ジュニアで世界を制し今シーズンは四大陸選手権3位表彰台、ハン・ヤン。
≫史上初の世界選手権母国開催。
そしてもう1つ。
彼にはこの舞台にかける理由がある。
グランプリシリーズで起きたあの事件。
≫憧れの羽生のいる場所へ。
ハン・ヤン一途な気持ちで最高な演技を。
≫最終グループの1つ前第4グループが6分間練習へリンクインです。
場内、大きな歓声。
中国のエース、ハン・ヤンが国の期待を一身に背負ってリンクに立ちます。
去年の世界選手権は7位。
このハン・ヤンですがグランプリシリーズ中国大会、あの羽生とのアクシデントがありました。
そのリンクはまさにここ、上海でした。
あれからハン・ヤンもやはり本調子とはいかず先月の四大陸選手権3位表彰台でようやく本来の力を見せてくれました。
本田さん、ハン・ヤンもまた苦しいシーズンを乗り越えてきたそんなシーズンでもあります。
≫自国開催の世界選手権にかける思いですね。
メダルのチャンスもありますのでそういったところがやはり伝わってきますね。
そして彼のトリプルアクセル。
これに注目です。
≫本田さん、すごいところはどこでしょうか。
≫幅とスピードですね。
とにかくその飛距離にも注目してほしいと思います。
≫羽生が控える最終グループを前にハン・ヤンがどのような流れを作り出していくのでしょうか。
そしてここで小塚選手のインタビューが聞けるようです。
≫演技終えたばかりの小塚崇彦選手です。
お疲れさまでした。
≫ありがとうございました。
冒頭の4回転降りることができた分ほかのジャンプが悔やまれますね。
≫集中は途切らせていないつもりだったんですけど急に6分間練習からアクセルがおかしくなりアクセルで動揺しているというか転倒してしまったので。
やっぱり煮え切らない気持ちが今あります。
≫ここ、リンクは上海ですが会場にはたくさんの日本の国旗がありました。
小塚選手への声援届きましたでしょうか?≫たくさんの方が応援しに来てくださっていて現地の方もいらっしゃいますしすごい応援してもらえてるなという感じはすごく感じていたのでそれに応えられなくて残念です。
≫小塚選手にとっては7度目の世界選手権となりますがどんな気持ちで臨んでいるんでしょうか。
≫とにかくしっかりどの世界選手権だからといって関係なく、毎回毎回しっかりやろうと思ってるんですけど今回はこういう結果になってしまって。
ショートプログラムで切り替えて、フリーでは復帰できるかわかりませんがしっかりやりたいと思います。
≫全日本では魂あふれる演技で見事な復活劇を見せたフリーのプログラム、明日はどんな思いを込めて滑りますか?≫とにかくやるしかないと思ってるので。
今日の冒頭の4回転も悪くなかったと思うのであとはしっかりチェックして明日のフリーで全力を出せるように頑張りたいと思います。
≫ありがとうございました。
≫小塚選手です。
トリプルアクセルにやや不安があって逆にルッツがというそんなコメントもありましたけど。
≫6分間練習のときに最初トリプルアクセルのちょっと自分のタイミングではなかったのかなというのがあってそれがよぎってしまったんだなと感じましたね。
≫選手というのはそういうところで左右される部分があるんですね。
≫そうですね。
直前の練習というのがかなりメンタルに影響してしまうので難しいところですね。
しかし本当に気持ちを切り替えて明日、期待したいと思います。
この世界選手権はメダル争いとともにその成績によって来年の各国の出場枠がかかってきます。
現在男子で最大の3枠を持っているのは日本とアメリカのみ。
上位2人の順位が合計13位以内で来年の3枠が確保されます。
再来年の世界選手権ではピョンチャンオリンピックの枠が決まるだけに各国やはり枠は死守したいという中アメリカですがすでに演技を終えたファリスに加えて全米王者ブラン、リッポンが3枠死守の使命を背負っています。
この辺りも本田さん注目ですね。
注目ですね。
≫やはりプレッシャーのかかる試合だとは思うんですけどブラウン選手、トータルバランス演技構成点トータルバランスで挑んできますね。
そしてリッポン選手は4回転ルッツ。
これにかける思いというのは練習のときから伝わってきますので個性で勝負に≫この大声援は期待ともなりそしてプレッシャーともなります。
今回初めて世界選手権フィギュアスケートの開催国となった中国。
エースとして、中国男子初の表彰台を狙います。
世界ランキング14位ハン・ヤン。
目標は歴史を塗り替えることそう話します。
もちろん、代名詞から入ります。
≫トリプルアクセル決まりました。
≫次が4回転。
≫4回転のトゥループ。
フライングキャメルスピン。
トリプルルッツトリプルトゥループ。
きれいに決まりました。
足換えのシットスピン。
回転も速かったです。
ローリー・ニコルがこのプログラム詰め込んだ遊び心。
このプレッシャーの中中国のエースが力を見せました。
中国、ハン・ヤン。
途中の4回転は文字どおりこらえてみせたというそんな感じの意地の着氷でした。
たくさんのプレゼントが投げ込まれています。
本田さんも経験があると思いますが母国開催の非常にプレッシャーのかかる世界選手権です。
≫本当に緊張したでしょうね。
出て行く前の表情とかを見てもやはりやらなければいけないというプレッシャーとメダルを取れる状態にいるプレッシャーもあったと思うんです。
その中での演技というのは本当に特にショートプログラムミスをしてはいけない状態というのもあったと思うので。
もう、このトリプルアクセルは本当に思い切りいきましたね。
まさに挨拶代わりのという感じも鈴木さん、しますよね。
≫オープニングにふさわしいトリプルアクセル。
これが僕のトリプルアクセルですというものを見せてくれました。
≫そういった個性を持っている選手でもあります。
そして、プログラム全体の印象というのは鈴木さんはどう見えましたか?≫本当に遊び心が詰まったプログラムなんですがしっかりと足元は滑っている。
簡単そうに見えて非常に難しいんですね。
上体をコントロールする力がないとできませんしそういったところが滑りのよさが引き立つプログラムでした。
そしてただジャンプだけではなくステップ中のジャンプも軽やかなんですよね。
ふわっと受け入れるというのも軽やかな演技につながっているなと感じました。
≫振付師ローリー・ニコルが見ていて楽しい気持ちにゆかいになってハッピーになるようなプログラムを作りたいんだとハン・ヤンに話したそうですがやはりそのゆかいな気持ちというのは私たちにも伝わってくるそんな演技でもありました。
ハン・ヤンは先ほど本田さんからもありましたが四大陸選手権銅メダル。
このときのスコアが259.47ですからこのスコアを出していけば十分にメダル争いに絡んでくる、そんな力を持っている選手ですよね。
≫このショートプログラムの4回転のステップアウトバランスを崩すシーンがありましたがこれは最低限のマイナスですんでいますので基礎点はしっかりとっていますね。
そこからマイナス1〜2点取られてるだけで点数は伸びてくると思います。
≫シーズンベストは87.34。
≫ハン・ヤン選手です。
お疲れさまでした。
地元・中国の大観衆の中での演技いかがでしたか。
≫ありがとうございました。
≫今年史上最年少でアメリカチャンピオンになりました。
アメリカ、ジェイソン・ブラウン。
とにかく演技をすること演じることが好きというブラウン。
楽しさあふれるショートプログラム。
初めての世界選手権です。
≫トリプルアクセル。
≫トリプルアクセルで入りました。
≫トリプルフリップトリプルトゥループ。
足換えのシットスピン。
ポジションの変化もスムーズでよかったです。
≫笑顔の演技が続きます。
≫片手上げてのトリプルルッツ。
コンビネーションスピン。
≫最後まで笑顔とそして勢いを持って滑り切りました。
アメリカチャンピオン、二十歳のジェイソン・ブラウンです。
とにかく演技をすることが好きなんだというブラウンです。
鈴木さんから伺いましょう。
≫非常に見せる演技というものができているなというふうに感じましたね。
もう動き1つ1つでお客さんの目を離さないというかそういった、楽しくなるこちらが笑顔になれるようなそんな演技でした。
≫本人の持っている楽しさというものがこちらにも伝わってきますよね。
≫スピンですね。
ブラウン選手非常に得意なんですけれどもこういったところでしっかりとレベルそしてプラスのGOEのほうで稼げるというのがいいところですね。
≫鈴木さんから話がありましたがスピンでレベル4をどれだけきっちりとれるかというところも本田さん1つ、大事になってきますね。
≫やはりレベル4が一番高いレベルなんですけれどもその中でスピンの回転速度だったりポジション、そしてどれだけ音に合わせるかというところでGOEの加点をもらえますのでそういったところがよく合っていたと思いますそして回転速度もよかったですしポジションの変化もスムーズでしたのでやはり、こういったところは評価されてきますね。
そして、冒頭では4回転にトライするという今シーズンはそういうシーンもあったんですが抜きました。
≫やはり、世界選手権ですからもちろん枠のこともありますしやはりそういったところからの考えでトリプルアクセルと3回転、3回転でいこうと4回転を抜いていこうというプログラム構成になったと思います。
≫その辺りは現在ファリスがこの時点で5位ですから足して13以内というのが枠。
非常に大事になってきます3枠をとれるかどうか。
ジェイソン・ブラウンの戦いでもありますが国を背負った戦いでもあります。
≫4回転がなかったプログラムだったんですけどプログラム全体がつなぎの部分が非常に多くてプログラムがずっと動いてるんですよね。
ただスケーティングをしているという場所があまりなかったのでそういった部分も評価されて点数が出てくると思います。
スピンのレベルもレベル4が2つ。
レベル3が1つということでしっかりとってきました。
自己ベスト更新でこの時点でジェイソン・ブラウンが2位につけています。
1位は中国のハン・ヤンです。
ウズベキスタンのミーシャ・ジーです。
去年、埼玉での世界選手権ではショート27位でフリーに進むことができませんでした。
その悔しさから夏場は猛練習したというミーシャ・ジー。
力をつけた今シーズン。
練習の拠点としている中国で世界選手権を迎えます。
自身の振り付けです。
≫トリプルアクセル決まりました。
トリプルルッツトリプルトゥループ。
トリプルフリップ。
ステップシークエンス。
≫ミーシャ・ジーの新境地です。
しっとりと引き付けたそんなショートの演技でした。
やはり、この練習拠点にしている中国での世界選手権。
かけるものがありました。
自らの個性を今シーズンは少し封印してまでこだわってきた世界選手権です。
本田さん、その思いというのが十分に伝わってきましたね。
≫やはりプログラム全体の動きもそうですがジャンプ、そしてスピンなどきっちり点数を取るように工夫してきてますね。
≫もともと鈴木さん、ミーシャ・ジーは踊れる選手として人気のある選手ですけれども。
≫踊ること、表現することが大好きという気持ちは今までもかなりスケートに表れていたんですが今シーズンは競技者としてアスリートとしての部分で技術的なことを磨いてきたことにより更に、一段上がったスケートになったなと感じます。
≫これまではジャンプよりも自分が見せたいものを見せるんだというそういう部分のあった選手だったんですが。
改めて要素の評価というのは本田さん。
今日の出来に関してはどう見ますか。
≫ジャンプ全体的に余裕がありましたね。
トリプルトゥループは回転は大丈夫だと思います。
≫そしてスピンもきっちりとレベル…。
≫ポジションの変化そして回転数などは問題なかったと思いますのでレベル4…。
少し回転が足りなかった場合はレベル3になると思うんですけれどもただそこまでどうかなというものはなかったですよね。
≫お父さんですけど中国の血を引いているロシア人ということで本当に、この大会に関してはミーシャ・ジー強い思いを持ってやってきています。
去年の日本での世界選手権での悔しい思いも彼を駆り立てる原動力になりました。
得点が楽しみになってきます。
シーズンベストは82.25。
四大陸選手権で出しました。
特に演技構成点は7点台の後半が並んで、高い評価を得ています。
78.52はこの時点で4位です。
≫こちらウオーミングアップエリアです。
羽生選手、先ほどまで耳にイヤホンをして音楽を聴きながらタブレットを持っていつもより、やや激しく大きく体を動かしながら1つ1つの演技確かめていました。
そして、今、マットに座り音楽を聴きながら体を動かしている状況です。
今朝の公式練習からも羽生選手リラックスしているというより硬い表情が印象的でしたが会場入りしてからもその真剣な表情というのが印象的です。
右足首のねんざの影響も心配されますがこのウオーミングアップ中は足を気にするようなそぶりはなくいつもと同じように準備を進めています。
その横にいるのが無良選手。
このウオーミングアップエリア最終グループ全選手が今、顔をそろえています。
この空気感すでに緊張感は高まっています。
≫チェコのミハル・ブレジナ。
世界ランキングは9位です。
実力者が復活の兆しを見せる今シーズン。
2度4位、表彰台まであと一歩という世界選手権を経験しています。
上位進出へ鍵を握るのは4回転サルコウです。
≫トリプルアクセル。
きれいに決まりました。
≫高いジャンプです。
4回転。
≫4回転サルコウ。
≫エッジの深いスケーティングに定評があります。
そのスケーティングで見せます。
≫トリプルフリップトリプルトゥループのコンビネーション。
≫最後にコンビネーションです。
≫フライングシットスピン。
≫実力者、チェコのブレジナ。
4回転サルコウこらえてみせました。
6年連続の世界選手権。
果たして今年はどこまで順位を伸ばすことができるでしょうか。
3年前の世界選手権ではショートを終えて2位発進ということもありましたそのブレジナです。
本田さん、鍵を握る4回転サルコウですけどどう見えましたか?≫回転は大丈夫だったようには見えたんですけれどもステップアウトしていますのでGOEのほうでマイナスがありますね。
≫最初のトリプルアクセルですが。
≫高さ、流れ余裕がありましたね。
≫そのあとの4回転サルコウですがこれは回転不足と判定されるかどうか。
≫少し足りないかもしれないですね。
少し足りない回転ですと基礎点が下がってしまいますので。
下がったところからのGOEマイナスになります。
≫70%からの更に減点ということで点数としてはかなり引かれてしまいますね。
≫ただ、後半に3回転、3回転のコンビネーションを入れていますのでそういったところでもしっかり点数は稼いでいますね。
≫後半のトリプルフリップトリプルトゥループこのジャンプが後半に入ることで10.34という基礎点が入ります。
冒頭の4回転と同じくらいの基礎点があるんですよね。
≫後半のジャンプ非常に質もよかったのでこちらは、かなりGOEの出来栄えのほうでもプラスがもらえるんじゃないでしょうか。
≫その辺りの勝負になります。
リカバリーはしっかりと後半のジャンプでしたブレジナですがシーズンベスト81.62。
自己ベストは2012年世界選手権の87.67。
ここまでの流れを見ますと本田さん、得点に関してはシーズンベストを更新する選手がここまでそれほど多くはありません。
かなり厳しめというとおかしいかもしれませんが…。
≫全体的にちょっと伸びてないかなという。
ほとんどの選手がいい演技をしてるんですけどね。
もう少し出てもいいんじゃないかという表情をする選手も多いので。
≫その辺りどう出てくるでしょうか。
こちらもシーズンベストに5点近く及ばず。
この時点で6位です。
≫やはり4回転サルコウがアンダーローテーションの判定になっていますので。
≫回転不足を取られてましたね。
そこの部分の点が伸びませんでした。
大技へのチャレンジです。
アメリカ、アダム・リッポン。
史上2人目の4回転ルッツの成功に大きな意欲を抱いてこの上海へとやってきました。
全米選手権それから四大陸選手権計4度チャレンジいまだ成功はなし。
注目の演技が始まりました。
最初のジャンプが4回転ルッツ。
≫4回転のルッツですね。
≫あとは回転がどうかというところ。
≫トリプルアクセル。
両手を上げてのトリプルルッツからトリプルトゥループのコンビネーション。
≫得意のジャンプで攻めます。
≫足換えのシットスピン。
コンビネーションスピン。
≫これで、史上2人目のそして世界選手権では初めての4回転ルッツ認定なるか。
本人は確信しています。
4回転ルッツに果敢に挑んだアダム・リッポン。
どうか、本田さん本当に回転が気になります。
≫実況席の目の前で跳んだんですが降りたときにちょっとダウングレードをとられるような回転だったかなと思いますね。
≫そうなると本田さん認定ということにならないわけですね。
≫ただ、それでもやはり4回転にこだわって挑戦する、攻めるという気持ちが表れたプログラムだったんじゃないかと。
≫フィギュアスケートの未来も考えてのそういった大技へのチャレンジです。
鈴木さん、この4回転ルッツここでも果敢に挑みました。
≫ここで挑んで…。
ちょっと…。
≫前ですね。
ダウングレード判定になると思います。
≫ただ、そのあとのジャンプしっかりと決めてきましたのでそういったところが大技を入れるとかなり消耗もするんですけど最後まで集中力を途切らすことなく演じ切ったなというふうに感じました。
≫そして得意のルッツ今度は手を上げて。
≫このトリプルルッツもアンダーローテーション判定になると思いますね。
降りたときにちょっとエッジがくるっと回っているのが見えていますので。
≫最初のジャンプは4回転の回転不足の3回転の基礎点しかもらえないというジャンプに恐らくなってしまいそうな。
そして、次のジャンプは70%の基礎点がもらえるという。
同じ回転不足でも少し幅があるわけです。
ただ、本人の鈴木さん笑顔というのがやりきったぞという感じには見えましたね。
≫挑んで、そしてやれることはやれたという強い気持ちが演技最後まで伝わってきたのでこの挑戦は今後につながってくると思います。
≫その辺りは演技構成点演技全体の出来という意味でも関わってくると思います。
そして羽生が準備を始めています。
3月に入るまで、きちんとした練習ができなかったというディフェンディングチャンピオン。
アダム・リッポンの得点です。
シーズンベストが76.98。
それに近い得点が出ました。
4回転ルッツは回転不足。
≫去年のソチオリンピックでも存在感を示したベテラン。
ドイツ、ペーター・リーベルス。
実に8年連続の世界選手権です。
最高位は2年前の11位。
その更新を狙う今大会です。
≫トリプルフリップ。
≫2つ入れられませんでした。
≫トリプルアクセルで転倒ですね。
≫本田さん、このあとのジャンプコンビネーションにする必要があります。
≫トリプルルッツ。
これもコンビネーションにならなかったですね。
≫ショートで求められる要素コンビネーションジャンプが入りませんでした。
≫ステップシークエンス。
スピンでもバランスを崩しましたね。
≫演技を続けられません。
ドイツのリーベルス。
やや放心状態で頭を抱えました。
本田さん、最後のシーンですがスピンの途中でバランスを崩して演技を続けられませんでした。
≫最初のキャメルスピンからジャンプをしてシットにチェンジするところでレベルを上げるための要素の1つにもなっているんですけれどもそれを上がった瞬間にバランスを崩してシットにいけなかったということでスピンは回転が止まってしまいますと認定されませんのでスピンとして最後のスピンは認定されない結果になりますね。
最初のジャンプのときもそうなんですけどもトリプルフリップをステップアウトして跳ぼうとしたんですよね。
コンビネーション。
けど、やめて最後のトリプルルッツにコンビネーションをつけようという気持ちの変化は見られたんですがやはりアクセルの転倒もあり少しリズムが合ってなかったのかなと思います。
≫コンビネーションを跳ぶ形には入ったわけですが鈴木さん、本当にこういうときのスケーターの気持ちを考えるとね。
≫焦りもありますし次に跳ばなきゃいけないと思うと、余計に自分にプレッシャーをかけてしまうんですよね。
そういったところが今日はうまく切り替えられなかったのかなというふうに感じました。
そしてスピンでも最初入り方がぐらついたことによって気持ちが切れてしまったのかなというふうに見えましたね。
≫リーベルスほどの経験を持っていてもこういうことが起こりえるわけですね。
ソチオリンピックでは最終グループに入った実力者でもあります。
ペーター・リーベルス。
第4グループの最終滑走がこのリーベルス。
このあといよいよ最終の第5グループへ向かいます。
80点以上の自己ベストを持っているリーベルスですが…。
54.28、23位。
ちょっとフリーに進むのは厳しいという順位になりました。
リーベルスこの時点で23位です。
ここまでの得点を確認しておきましょう。
1位が中国のハン・ヤン2位がアメリカのジェイソン・ブラウン3位にフランス、アモディオです。
本田さん、ここまでの流れをどうご覧になっていますか。
≫やはり最小限にミスを抑えた選手が上位にきている展開になってますね。
≫そのミスを抑えるということができるかどうか。
このあといよいよ最終グループです。
≫こちら、バックステージです。
今、羽生選手が控室から出てきました。
最終グループの選手たちとともに控室から出て決戦の舞台へと進んでいきます。
羽生選手ですがウオーミングアップエリアでは一番最後まで残って誰よりも長く入念に練習を行っていました。
そんな羽生選手も衣装に着替えていよいよリンクに立ちます。
≫今週月曜、日本男子の中では一番乗りで上海入りした羽生結弦。
沈黙を貫く中マスクには日の丸が。
翌日、公式練習。
気になるコンディション。
しかし、ここからギアを上げると鮮やかに決めた羽生結弦の4回転。
そして、今年初めて思いを語った。
≫普通に考えて多分、期間的には万全ではないのかもしれないです。
ただ、自分の気持ちの中ではしっかりと追い込んで本当に戦えると思って。
その状態になったからここにいるわけであって。
もう本当に戦う準備は戦う準備はというか自分のいい演技ができる準備はしっかりやってきたつもりでいます。
世界選手権という大きなタイトルが待ってるしまた、今シーズン最後という位置づけでも本当に大切な試合になると思いますけど。
ただ、せっかくこうやって戻ってこれたので思い切って楽しんでこの試合を楽しんでいきたいなと思っています。
≫激動のシーズンの始まりはここ、上海。
そして、ラストもまた同じ舞台。
≫このリンクではハン・ヤン選手といろいろありましたけどオフアイスでは仲のいい選手ですしいろいろ思うところは皆さんあると思うんですけど僕はあまりないです。
≫2日目からは練習専用リンクへ。
最後の戦いを前に徐々にペースが上がっていく。
≫昨年だったらそれこそ今までショートで引っ張ってきた中でショートでミスをしてフリーで挽回したりだとかいろいろ世界選手権に関してはいろんな思いがありますけど。
まあ、昨年は昨年ですし今までの世界選手権は今までの世界選手権なので。
今の自分でできることを精いっぱいやって自分らしく。
僕は、本当にどこにいても何をしてても自分のスケートというのは自分でしかない。
自分のスケートを自分らしくやっていきたいなと思います。
≫羽生結弦がリンクサイドに姿を見せただけでこの上海オリエンタルスポーツセンター大きな歓声が上がりました。
この場所で、日本人史上初の連覇に向かいます。
本田さん、これまでの練習の表情などもご覧になっていて調子、羽生選手どう見えますか?≫非常に落ち着いて練習しているように見えました。
そして1つ1つのジャンプの確認そしていつもどおり音楽を聴きながらイメージトレーニングをしていますね。
≫リンクインのときをいつもどおり、音楽を聴きながら自分の世界に入りながら待ちます。
この最終グループですが今シーズン、四大陸選手権でデニス・テンが羽生を上回るスコアをマークして優勝しました。
このシーズンベストを見ると本田さん、最大のライバルはやはりデニス・テンということになってきそうですね。
≫そうですね。
やはり四大陸選手権では圧倒的な強さを見せましたね。
高得点も出しましたのでそして公式練習で絶好調です。
ですので金メダルの可能性優勝する可能性も十分にありますね。
≫何か、風格も持って最後にリンクに向かっていくデニス・テンです。
ソチオリンピックのメダリスト2人の勝負でもあります。
そしてほかの選手はこの優勝争いにどう絡んでいくか。
そんな中で鈴木さん期待は3回目の世界選手権無良選手です。
≫せっかくつかんだこの世界選手権のチャンスですのでここで彼も結果を残したいと思っているはずです。
持ち味のダイナミックなジャンプを見せてほしいです。
≫6分間練習がまもなく始まります。
この最終グループには日本から2人。
無良崇人、羽生結弦。
そして、デニス・テンがいて世界選手権のメダリストのハビエル・フェルナンデスがいます。
更にはロシア勢の2人ボロノフと、コフトゥン。
この6人が最終グループです。
6分間練習です。
ここ、中国でも絶大な人気を誇る羽生結弦。
大きな大きな声が飛んでいます。
かなり日本からのファンの方も多く詰め掛けているというこの上海の会場です。
鈴木さんも羽生選手の練習をここまで見てきていますがどんな印象を持っていますか。
≫単発でジャンプを練習しているときにはしっかりと質のいいジャンプ羽生選手らしいジャンプを跳んでいるんですけれども怪我によってプログラム全体の通し練習がどこまでできているかどうかでメンタルの部分を大きく左右してくるんですね。
そういったところが本番でどう出るか注目ですね。
≫曲の中でジャンプをどれだけ跳んでいるか。
そして、その辺りにメンタルがどう絡んでいくでしょうか。
全日本選手権のあと2週間入院してそのあと4週間、自宅療養をしました。
そのあと、実は右足首のねんざがあってちゃんとした練習ができたのは本人いわく今月の初めぐらいでしょうかという話もありました。
本田さん、影響を与えないわけもないと思いますが。
≫ただ、練習の感じを見ますとその影響がないようにも見えたんですけれどもね。
キレのある4回転そしてトリプルアクセルなど決めていますので。
≫さあ、今、確認の自らのバロメーターというループから跳んでいきました。
この最終グループにはアジアから3人ヨーロッパから3人です。
ヨーロッパ勢なんですが最後の男子の優勝が2007年のブライアン・ジュベール。
実にそれ以降、世界選手権では日本と北米が覇権を握っています。
伝統国ロシアは2004年のプルシェンコ以来10年以上金メダルから遠ざかっています。
本田さん、ヨーロッパ勢の3人。
ヨーロッパの復権を託された、日本勢にとっても怖い存在になります。
≫やはり強いロシア復活するためにコフトゥン選手4回転を得意としていますのでやはり出来次第では優勝争い、表彰台争いに加わってくると思います。
そしてフェルナンデス選手も4回転2種類と4回転が得意な選手ですので僅差になってくるんじゃないでしょうか。
≫ハビエル・フェルナンデス2年連続、世界選手権でメダルを獲得しています。
羽生とは同じブライアン・オーサーコーチの門下生でもあります。
6分間練習まもなく半分を経過。
羽生の動きというのは鈴木さん、ここまではどう見えますか?≫非常に集中して動き自体も悪くないですね。
≫トリプルアクセル。
≫ちょっと軸が前に残っていますかね。
≫本田さん、今日は3つのジャンプを跳ぶわけですが4回転それからトリプルアクセル。
それからコンビネーションですね。
この3つのジャンプの確認。
ここまではどう見えますか?≫少し、ゆったり気味に動いているように見えるんですよね。
いつももっと動いている感じが6分間練習ではもっと動いているんですが少し呼吸を整えながら集中しながらやっているように見えますね。
≫いつものように勢いよくという感じよりも少し抑えめという。
≫確認している感じが強いですね。
少し軸が合ってないかもしれないですね。
≫これまで日本人で世界チャンピオン連覇した選手はいません。
大きな期待を背負って羽生の今回の世界選手権です。
≫焦ってる感じではないので。
≫この上海に来てから本当に終始落ち着いているという表情を出すようなシーンというのは本当に多くはありません。
≫やはり最終グループですね。
全体的に空気が…。
≫デニス・テン選手が4回転成功しました。
デニス・テンは4回転は本当に曲かけの中で全て成功しました。
羽生、4回転が入りました。
この流れの中で、鈴木さん。
あとは曲かけの中でこのタイミングをどうつかめるか。
≫そうですね。
そして、4回転だけではなくトリプルアクセル最後のコンビネーションまでしっかりと集中していってほしいですね。
≫無良選手も4回転決めましたね。
これが先ほどの羽生の4回転です。
もう一度軸を確認します。
ここは転倒です。
やはり少し会場が騒然とした空気になってきました。
今、ハビエル・フェルナンデスも4回転。
やはり、本田さん世界選手権の最終グループ、高いレベルですね。
≫どの選手もメダルを狙っている顔をしているんです。
ただ、それがプラスになるか緊張感でマイナスになるかそれがすごく伝わってきますね。
≫恐らくデニス・テンに関しては今回、世界チャンピオンをとれるチャンスだというふうに本人も捉えていると思います。
それをもちろん日本の羽生は阻止してくれるはずです。
もう一度…こらえます。
うなずいた羽生です。
6分間練習が終わりました。
あとは自らの出番を各選手が待ちます。
最後、少し羽生に笑顔が見えました。
いよいよ世界チャンピオンへの争い。
最終グループです。
≫今シーズン、長い時間をかけてその地位を築いてきた男たち。
世界最高の6人。
その男たちが迎える最後のトワイライトタイム。
≫帰ってきた王者・羽生結弦。
昨年末に腹部を手術したディフェンディングチャンピオン。
以降、ベールに包まれた王者の動向。
連覇へ注目のショートプログラム。
そんな王者を追いかける世界最高峰のライバルたち。
世界ランク7位マキシム・コフトゥン。
今シーズン大ブレークしたネオカイザー。
グランプリシリーズロシア選手権を立て続けに制覇し優勝候補に名乗りを挙げてきた。
同じくロシアからセルゲイ・ボロノフ。
安定感抜群の演技で世界ランクの上位につける。
ロシアの貴公子が上海ナイトを熱くする。
情熱エスパニョールハビエル・フェルナンデス。
26年ぶりのヨーロッパ選手権3連覇。
大偉業を成し遂げてそのまま世界の頂点へ。
そして今最も乗っている男デニス・テン。
先日の四大陸選手権では驚異の技術点をたたき出し優勝。
悲願達成へカザフスタンの英雄が勝負をかける。
最後は日本代表、無良崇人。
代表に選ばれた町田樹が電撃引退。
その思いを背負い男は、世界に挑んでいく。
さあ、最終グループ待っているのは強いやつ。
出てくるのはすごいやつ。
息をのめここから先は時間が止まる。
≫日本代表として3回目の世界選手権。
世界ランキング8位と最も表彰台に近い位置でこの大会を迎えます。
飛躍のシーズン。
世界に無良崇人という名前を刻み込みたいシーズンです。
お父さんのコーチの隆志さんから風が吹いているというそんな言葉をかけられました。
日の丸が揺れるここ上海です。
無良崇人のチャレンジです。
最初の4回転。
≫4回転のトゥループ。
空中で開いてしまいましたね。
シングルアクセルです。
≫得意のトリプルアクセルが入りませんでした。
≫足換えのキャメルスピン。
次のジャンプ。
コンビネーションにできるか。
≫トリプルルッツトリプルトゥループ。
≫なんとか入れました。
≫フライングシットスピン。
≫無良崇人、ショートプログラム。
得意のトリプルアクセルが入りませんでした。
大きな期待を持ってこの上海にやってきた無良です。
本田さんちょっとトリプルアクセルは残念な失敗になりました。
≫シングルアクセルになってしまいましたので今シーズンから2回転半以上、回転しなければ0点になってしまうというルールになりますのでアクセルジャンプが0点になってしまいますね。
≫要素が7つのところが6つということになってしまいます。
≫そして最初の4回転でも空中で途中で回転を開いてしまったんですけど。
ダウングレードまでいかないところまで回転はしてたと思いますので7割ですかね。
≫基礎点の7割がもらえるという。
≫ここはよくつけましたねトリプルルッツからトリプルトゥループのコンビネーション。
≫要素の中にコンビネーションを求められるわけですがそのコンビネーションジャンプは入れました。
鈴木さん、ちょっと本人も悔しいと思う出来だと思うんですがいかがでしょう。
≫ちょっとジャンプを跳ぶ前に躊躇というかここで跳びたいという気持ちが強すぎて思い切りが少し足りなかったかなというふうに見えました。
≫ご両親と一緒にキスアンドクライに座っている無良です。
今シーズン、スケートカナダ飛躍の大会で優勝してグランプリファイナルに進出しました。
その今シーズンですが。
現時点でトップは中国のハン・ヤン。
そして日本の小塚が14位です。
無良の得点です。
≫無良崇人選手です。
お疲れさまでした。
≫ありがとうございます。
まずは無良選手の代名詞ともいえる得意のトリプルアクセルでのミスが出て悔しい結果となりましたけど今どんな思いでしょうか。
≫本当にひと言、悔しいという思いはすごく強いですね。
6分間でも、そんなに悪い状態ではなかったのででも若干アクセルは気にはなっていたので跳ぶ前に待ちすぎたかなという感じはすごくするんですがでも、本当に今シーズンやってきた中で練習を積み重ねてきてああいうショートで終わってしまったというのはやっぱりすごく悔しいですね。
≫その悔しさをぶつける舞台がフリーです。
ソチを逃して再出発となった今シーズン。
明日のフリーはどんな気持ちを込めて滑りますか。
≫本当に今シーズン最後のエンディングに向かっていく大事なフリーなので本当にある意味失うものはないので本当に最後の最後までしっかりとやりきりたいと思います。
≫お疲れさまでした。
≫ありがとうございました。
≫今シーズンの世界最高得点はこのデニス・テンが四大陸選手権で出した得点です。
間違いなく、金メダル候補の1人。
そして日本勢の最大のライバルです。
母国・カザフスタンではまさに英雄。
デニス・テン。
≫曲の最初が出なかったですね。
≫音が出ませんでした。
今、デニス・テンの曲の本田さん、最初の部分ですね。
≫途中から曲がかかってしまいましたね。
≫これは優勝候補に思わぬアクシデント。
もう一度気持ちを切り替えますが…。
ソチオリンピックの銅メダリスト。
思わぬアクシデントもあったショートプログラム。
≫4回転のトゥループで転倒ですね。
トリプルアクセル。
足換えのキャメルスピン。
トリプルルッツトリプルトゥループ。
ステップシークエンス見せますね。
≫デニス・テン、不運なアクシデントはありましたが後半は気持ちを立て直して。
気持ちを入れたステップを見せてくれました。
しかし、笑顔はありません。
まずは鈴木さん。
ちょっと冒頭の音が出ないというアクシデント、選手にとってはかなりこくな環境だと思うんですが。
≫非常に仕切り直すというか気持ちを立て直すことというのは非常に難しいんですけれどもそんな中でも最後までよく見せるところはきちんと見せて滑り切ってくれたと思います。
≫4回転は本田さん本当に公式練習、曲かけでは全て決まっていました。
それだけの好調さをキープしていましたが。
≫転倒してしまったんですが4回転自体は非常にいいジャンプだったんですよね。
高さ、流れもよかったんですが着氷のときに少し抜けてしまった感じになってしまいましたね。
最初の曲が出なかったところからの気持ちの立て直しができなかったんじゃないかなと。
ただ、そのあとのトリプルアクセルはすばらしくきれいに決まりました。
≫恐らく演技の中で気持ちを立て直してその辺りはさすがという部分でしょうか。
≫スピンやステップなどでもレベルをしっかりとっていますし。
トリプルルッツトリプルトゥループでステップアウトがあったんですが最低限のマイナスで済むと思うので大きなミスとしては4回転の転倒だけになりますのでプログラムのコンポーネンツの演技構成点のほうでは高い評価をもらえると思います。
≫シーズンベスト97.61のデニス・テン。
その得点です。
日本勢のライバルは85.89。
この時点でハン・ヤンをかわしてトップには立ちます。
≫デニス・テン選手です。
まずは今日は本当に非常に難しい中での演技となりましたがその演技について振り返っていただきたいと思います。
≫私にもいい経験ができたと思います。
ちょっとしたアクシデントのあとに滑るというのにも意味があると思います。
ただ大会が終わったわけではありません。
調子もいいので、明日も頑張っていきたいと思います。
そして期待に応えたいです。
≫明日のフリーに向けての意気込みを聞きたいと思います。
≫全体として調子が悪いわけではありません。
今日以上の演技ができると思います。
シーズンの最後いい形で終えたいですしできればいい順位で終わりたいです。
≫自分が世界王者になれるのかというよりも誰もが狙えるので誰が一番自分らしく演技ができたか、その人が世界王者になると思います。
面白い大会ですし明日はまた盛り返したいと思っています。
≫少し会場が落ち着かない空気の中ヨーロッパ選手権3連覇を達成して迎えるヨーロッパチャンピオンハビエル・フェルナンデスの世界選手権です。
大きな手拍子の中、得意の4回転サルコウに向かいます。
≫4回転サルコウきれいに決まりました。
≫鮮やかです。
≫トリプルルッツトリプルトゥループのコンビネーション。
フライングアップライトスピン。
≫本人が滑っていて楽しいというプログラムです。
後半のジャンプ。
≫トリプルアクセル決めました。
足換えのシットスピン。
コンビネーションスピン。
≫リンクの空気を変えたのはフェルナンデスでした。
やや不思議な異様な空気に包まれていた会場。
フェルナンデスがその空気を一変させました。
曲が流れた瞬間から観客の心をつかんで4回転サルコウも見事に成功させました。
本田さんすばらしい出来でしたね。
≫4回転サルコウも軽々とそして余裕がある4回転サルコウ。
加点がもらえるすばらしいジャンプでしたね。
そしてプログラムの最後にトリプルアクセルをもってくるという難易度の高いプログラムになっていたと思います。
≫ジャンプの最後がトリプルアクセル。
そして鈴木さん。
このフェルナンデスが本当に本人も乗ってという感じの演技でしたね。
≫なんかショーを見ているかのような盛り上がり方でしたよね。
そしてただジャンプを跳ぶだけではなくてジャンプの前にも難しいステップを組み込んでいますのでそういったところがジャンプの加点にもつながります。
≫こういった部分ブライアン・オーサーコーチが2つ目のコンビネーションが決まったときにとにかく喜んでいました。
放送席にまでその喜んでる声が聞こえてきましたが。
やはり、このジャンプが1つ鍵だったんですね。
これまで、この世界選手権なかなかシーズンベストを出せる選手が少ない中シーズンベスト93.92というフェルナンデス。
果たしてどこまで点を伸ばしてくるか。
ソチオリンピックはフェルナンデスは4位でした。
そしてそのソチオリンピック同じオーサーコーチのもと金メダルを獲得した羽生。
いよいよ出番が近づいてきています。
オーサーコーチはこのあとすぐに羽生のもとに駆け寄るはずです。
フェルナンデス。
ここまでの得点はトップは85点台。
それを大きく超えました。
もちろん、この時点でトップに立ちました。
2位のデニス・テンからは7点近い大差をつけてこの時点でトップです。
残すは、あと3人です。
ロシアのベテランセルゲイ・ボロノフ。
今シーズン、ショートでの4回転、3回転ジャンプ。
コンビネーションは全て成功しています。
そして出場した大きな大会全てで表彰台に上っています。
安定感を誇る今シーズン。
最初のジャンプが4回転のコンビネーションです。
≫4回転のトゥループトリプルトゥループ。
バタフライからのフライングキャメルスピン。
ステップシークエンス。
≫後半にジャンプを2つ残しています。
≫トリプルアクセルきれいに決まりました。
トリプルループ。
余裕がありましたね。
足換えのシットスピン。
≫今シーズンの強さを支える4回転、3回転。
やはりこの世界選手権でも入れてきました。
ロシアのボロノフ。
27歳。
今シーズンは27歳が今がちょうど自分にとっては花咲く時期なんだ。
そう語るほど成績を残す1年です。
世界ランクは3位まで上がってきています。
やはり、大きな武器4回転、3回転。
本田さん、途中ちょっと途切れるようなところもあったんですが。
≫4回転トゥループのあとにターンが入ってからのトリプルトゥループだったんですけれども足を換えたりとかしたわけではないのでコンビネーションとしては認定されます。
ただ、間にターンが入ってしまった分GOEのほうでマイナスになるジャンプでした。
そのあとのジャンプは回転はしっかりしていますので基礎点はしっかりとってます。
そしてトリプルアクセルトリプルトゥループと、質のいい高さ流れのあるジャンプでしたね。
トリプルアクセル軸もしっかりしてますし降りたあとの姿勢もきちんと決まっていますね。
≫グランプリファイナル銅メダル。
27歳にして円熟期を迎えています。
そしてリンクでは今、羽生です。
このあと演技を迎えます。
その一挙一動に今観客から熱い視線が注がれています。
いわばチームメートのハビエル・フェルナンデスがいい演技をしました。
恐らくその辺りの演技というのは見てはいないと思いますが。
オーサーコーチと何か話をします。
表情はどうですか?≫すごく集中していると思います。
この前の選手の点数が出るまでに、かなりトゥループのイメージですね。
入り方、そして動かし方などをチェックしてますね。
≫先ほどの6分間練習でもそうでしたが4回転トゥループにどう入っていくか。
そのイメージを高めています。
ボロノフの得点です。
この時点で3位です。
≫とても気持ちがよかったです。
気持ちよく演技できました。
観客も楽しんでくれたように聞こえました。
ただ、得点は本当はもっと高いものを望んでいました。
出たものは受け止めないといけないですしそこそこ高い点ですけれども明日はもっと得点を伸ばしたいです。
羽生選手はオリンピックチャンピオンです。
そして昨年の世界王者です。
今、羽生選手はトップです。
彼に誰かが勝つまではトップの座は彼のものです。
彼は、彼を追いかける私たちを感じているでしょうし私たちも彼を追い抜こうとしています。
でも、羽生選手に勝つのは簡単なことではありません。
彼は高いレベルで常に演技をしています。
実力者です。
もちろん彼にも頑張ってほしいです。
この大会では別々に私は私彼は彼でリンクに上がっています。
その先は審査員が決めることです。
でも彼にも頑張ってほしいですしその演技で観客を喜ばせてほしいです。
≫今シーズン数々の試練が王者を襲いました。
羽生の強さを知るための5か月間でした。
戦う準備、戦う覚悟があるからここにいる。
羽生は言います。
大きな期待を背負いながらさあ、羽生、連覇へ挑みます。
12秒間の静止から動き出しました。
≫4回転のトゥループ。
こらえましたね。
≫手をつきました。
≫足換えのシットスピン。
トリプルアクセルきれいに決まりました。
≫最後のコンビネーション。
≫トリプルルッツトリプルトゥループ。
≫やはり、何があってもこの男は強い。
大きな試練に立ちはだかった全日本選手権のあとそこから連覇に向けてきっちりと調子を合わせてきました。
この表情です。
多くの日の丸が揺れています。
上海オリエンタルスポーツセンター。
自分らしく自分のスケートをしたい。
大会前にそう話していた羽生です。
さあ、この表情。
まずは、鈴木さん。
このショート、どう見ましたか?≫やはり強かったですね。
最初、4回転乱れましたけれども最小限に抑えました。
そして最後まで落ち着いて演技していましたので強いですね、本当に。
実は曲かけ公式練習の中ではなかなかジャンプは入ってこなかったんですけど。
≫そうですね。
≫4回転よくこらえました。
手はつきましたが。
≫最低限のGOEマイナスですので。
≫基礎点10.34の4回転トゥループ。
恐らく2点ほどのGOEの減点と。
≫トリプルアクセル。
入り方、流れ降りたあとの流れですね。
そういったところで降りたときのポジションもきれいに決まっていますので加点をもらえるジャンプです。
≫そして、今シーズンなかなかショートでは決まらなかったトリプルルッツからのコンビネーション。
これを今回きれいに決めました。
≫トリプルルッツの前に落ち着いてましたね。
≫このジャンプです。
≫トリプルルッツからトリプルトゥループのコンビネーション。
≫そしてステップ、スピンしっかりとレベルをとってきていますのでこういったところがショートプログラムの勝負では非常に重要になってきますね。
≫そしてブライアン・オーサーコーチ。
3月の初めまで満足のいく練習が全くできなかったという世界チャンピオンがわずか1か月ほど。
あふれんばかりのその強さ。
あとは得点を待ちます。
羽生のシーズンベストは94.08。
4回転での、やや手をつくというミスはありましたがどこまで、本田さん後半の演技構成点の部分ですねここでも点は伸びてくると思いますしあとはスピンステップのレベルがしっかりと取れたのかどうか。
≫スピンでも回転数などしっかりしていましたのでレベル4取れてくると思います。
加点をもらえるような回転の速さやスムーズさですね。
そういうところもありましたので最初の4回転ジャンプの減点以外は加点をもらえる全ての要素があったと思います。
≫現在トップはフェルナンデス92.74。
羽生の得点です。
シーズンベストをなんとこの世界選手権で更新しました。
王者の貫禄。
そして、絶対王者への道を歩んでいく羽生です。
もちろんこの時点でトップに立ちました。
貫禄のここまでのショート。
首位に立った羽生です。
≫得点が出て羽生選手大きな笑顔がこぼれました。
そして現在、次の選手に応援、声援を送っています。
今朝は公式練習のときからずっと硬い表情でしたが今、やっとほぐれました。
羽生選手らしい笑顔が見られました。
まずはショートを終えた今の気持ちをこのあと、ご本人に伺います。
≫最後に滑走するのが、ロシアのマキシム・コフトゥンです。
長年プルシェンコという偉大な存在が引っ張ってきたロシア。
そのロシア男子の新エースです。
ヨーロッパ選手権銀メダル。
最初に4回転のサルコウ。
≫4回転サルコウトリプルトゥループ。
決まりました。
≫そしてこのショートで2種類の4回転。
次はトゥループ。
≫ダブルトゥループになりましたね。
シングルアクセルです。
≫ジャンプのミスが続きました。
≫ステップシークエンス。
フライングアップライトスピン。
≫マキシム・コフトゥン。
ジャンプに2つ大きなミス。
メダルを狙ってやってきたこの世界選手権ですが大きな落とし穴です。
なかなか顔を上げることができません。
最終グループの最終滑走。
ロシアのコフトゥン。
4回転サルコウからのコンビネーションは鮮やかに決めましたがそのあとのジャンプ2つ。
本田さん2回転とシングルアクセルと。
≫そうなってしまいますとジャンプ、2回転のトゥループそしてシングルアクセル両方とも0点の判定になってしまいますね。
≫ジャンプの点数は最初の4回転サルコウのコンビネーションのみと。
ちょっとがっくりとうなだれるコフトゥンです。
鈴木さん。
今シーズンは非常に勢いに乗って世界選手権にやってきたわけですけれども。
≫最初のコンビネーションジャンプ非常に質の高いものでしたのでこのまま流れに乗っていけるかなと思ったんですけれどもやはり後半、2つのジャンプが少しタイミングが合わなかったですね。
≫最初の4回転サルコウですね。
きれいに決まりましたね。
≫サルコウからのコンビネーション。
基礎点は14.60というジャンプを決めてみせました。
金メダルを争うと思われていた3人がやはり上位3位に入ってきました。
羽生、フェルナンデスデニス・テン。
コフトゥンです。
しかし、演技構成点では高い評価も出ました、コフトゥン。
16位です。
もちろん、臨んだ順位ではショートありませんががっくりと肩を落として明日のフリーに切り替えることはできるでしょうか。
ショート、全30選手が滑り終えました。
トップは日本の羽生結弦。
95.20。
2位にスペインのハビエル・フェルナンデス92.74。
3位にカザフスタンデニス・テン85.89という得点です。
そして日本勢ですが小塚が19位。
そして無良が23位という残りの2人はやや苦しいポジションから明日のフリーを迎えることになります。
本田さん、どんな印象でしょうか。
≫やはり4回転を入れるプログラムで難易度が高くなっている分失敗したときのリスクも高いなと思いますね。
≫改めてそういうショートでもありましたよね。
そして日本の羽生結弦。
日本人初の連覇に向けてショート、首位発進です。
≫羽生結弦選手です。
お疲れさまでした。
≫ありがとうございました。
≫3か月ぶりにリンクに戻ってきていろんな不安があったと思いますが今、ショートを終えてどんな気持ちでしょうか。
≫率直に言うとノーミスできなかったのが正直悔しいんですけれども総合的に見て今まで今シーズンずっと失敗して苦戦していたルッツ、トゥループのコンビネーションがきれいに入ったこと。
また、最初から最後までのびのび楽しんで滑れたのでまずはそこがよかったかなと思います。
≫今朝の公式練習ではジャンプがなかなか決まらず不安も残っていたと思いますが本番での強さ見せ付けましたね。
≫まだ自分の中では弱いなとかってちょっと思ってたんですがただ、やっぱりさっきも言ったようにルッツ、トゥを今回重点的に練習してきてこういう結果になったのでそういう気持ちにはなりました。
≫全日本から3か月空いて久しぶりの試合になりましたが久しぶりのその試合勘滑ってみて、いかがですか?試合勘全然なくて本当に緊張しました。
緊張を、どう対処したらいいかわからなくて客観的に自分のことを見れなかったのかなと思ってます。
≫全日本から体調を崩して怪我にも見舞われてそんな中、どんな決意で世界選手権の出場を決めてどんな思いでこの試合に臨んでいますか。
≫やはり、たくさんのかたがたにこういうアクシデントがたくさんあった中で本当にいろんな方々に応援をしていただいて本当に直接サポートしてくださるドクターであったりだとか本当に連盟の方々だったりとか自分の周りの関係者の方々とかやっぱりそういう方々のおかげでこういうふうに最後までできたと思うのでまだ明日ありますけれどもまずはこの段階で皆さんに感謝したいなと思います。
≫明日はいよいよフリーです。
どんな滑りを見せたいですか。
≫とにかく今日はできること多分、やれたと思うので6分間調子悪い中うまくできたと思うので明日は明日でまた、しっかり考え直してまた公式練習での課題を克服できればなと思います。
≫羽生選手にとっては世界選手権連覇が明日はかかってきますが。
≫連覇は本当についてくるものだと思うのでとにかくただ自分ができることをいっぱいいっぱいやっていきたいなと思います。
ありがとうございました。
≫第一声は正直悔しいという言葉も聞かれましたが更なる高みを目指していく羽生です。
その羽生の演技ショート1位、振り返りましょう。
大きな期待を背負いながらさあ、羽生連覇へ挑みます。
12秒間の静止から動き出しました。
≫4回転のトゥループ。
こらえましたね。
≫手をつきました。
≫足換えのシットスピン。
トリプルアクセル。
きれいに決まりました。
≫最後のコンビネーション。
≫トリプルルッツトリプルトゥループ。
≫やはり、何があってもこの男は強い。
大きな試練に立ちはだかった全日本選手権のあとそこから連覇に向けてきっちりと調子を合わせてきました。
この表情です。
≫男子ショートプログラムの戦いを終え1位、羽生選手2位、フェルナンデス選手。
そして3位はアクシデントがありながらもデニス・テン選手。
金メダル候補の3人がトップ3に入りましたね。
≫羽生選手は4回転の失敗があったんですけれどもそのあとは金メダリストらしい演技を、強さを見せましたね。
そして3位のデニス・テン音楽のかからない難しい集中力の状態からよく滑り切りました。
≫そして鈴木さんデニス・テン選手から5点ほどのところに4名がひしめく表彰台争いも激しいです。
≫これだけ僅差ですとフリーでの争いになってきますので金メダル争いとあわせて表彰台も楽しみになってきます。
2015/03/27(金) 19:57〜23:07
関西テレビ1
世界フィギュアスケート選手権2015男子ショートプログラム[字][デ]
世界最高峰の戦い、いよいよ男子が開幕。日本人初の連覇をかけて王者・羽生結弦が登場。小塚崇彦、無良崇人らベテラン勢は再び世界にその力を示せるのか?
詳細情報
番組内容
激動のシーズンを締めくくる最高峰の舞台『世界フィギュアスケート選手権2015』。
日本代表は、オリンピック金メダリストで日本人初の連覇がかかる羽生結弦、過去世界選手権で銀メダルに輝き、確かな実力を持つ小塚崇彦、経験豊富なベテラン無良崇人の3選手。一方、ソチオリンピック銅メダリストのデニス・テンをはじめ、ハビエル・フェルナンデスなど海外勢も見逃せない。
まずは一つのミスが命取りとなる
番組内容2
ショートプログラム。世界最高峰の舞台でどんな演技をみせるのか!?
(2015年3月17日現在)
出演者
【解説】
本田武史
【ゲスト解説】
鈴木明子
【実況】
西岡孝洋(フジテレビアナウンサー)
【MC】
三田友梨佳(フジテレビアナウンサー)
スタッフ
【プロデューサー】
植村敦
【チーフディレクター】
木村英輔
【制作】
フジテレビスポーツ局
ジャンル :
スポーツ – マリン・ウィンタースポーツ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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