8ニュースウオッチ9▽“故意”に墜落 副操縦士宅捜索▽大塚家具・父娘の対立決着 2015.03.27


こんばんは。
フランスでの旅客機の墜落事故について、新しいニュースです。
フランス南東部で起きたドイツの旅客機の墜落について、旅客機を故意に墜落させた疑いがある副操縦士について、ドイツの検察は、日本時間の先ほど午後9時前、副操縦士の関係先から、墜落当日に、勤務を取りやめるように命じられた医師の診断書が見つかったと発表しました。
繰り返してお伝えします。
フランス南東部で起きたドイツの旅客機の墜落について、旅客機を故意に墜落させた疑いのある副操縦士について、ドイツの検察は、日本時間の先ほど午後9時前、副操縦士の関係先から、墜落当日に勤務を取りやめるように命じられた医師の診断書が見つかったと発表しました。
このニュース、詳しい情報が入りしだい、また後ほどお伝えします。
さて、北海道函館市の沖合で、4人が乗った作業船が転覆し、乗組員と見られる1人が船の近くで見つかりましたが、死亡が確認されました。
船の中から船体をたたくような音がしているということで、乗組員が中に取り残されている可能性があります。
海上保安庁は、東京から特殊救難隊を派遣しました。
日が落ちても続けられる救助活動。
その様子を海岸から大勢の人たちが見守っています。
転覆した船が、底を見せて、高い波にもまれています。
きょう午後3時過ぎ、函館市の住吉漁港のおよそ1.5キロ沖合で、作業船が転覆していると、近くにいた人から海上保安庁に通報がありました。
海上保安庁によりますと、転覆したのは、熊本県上天草市に本社がある船会社、パールラインが所有する第18明祐19トンで、当時4人が乗っていたということです。
海上保安庁のヘリコプターや巡視船が捜索したところ、船の近くで乗組員と見られる1人を見つけて、午後4時半ごろ、救助したということですが、海上保安庁によりますと、運ばれた病院で死亡が確認されたということです。
一方、現場で船体をたたいたところ、中からたたき返す反応のような音がしたということです。
海上保安庁は、船の中に乗組員が取り残されている可能性もあると見て、救助を試みようとしましたが。
海上保安庁は、救難活動を専門に行う特殊救難隊を羽田から現場に向かわせ、今夜7時半ごろ、現地に到着しました。
現在、近くに待機し、船内からの救助の方法を検討していると見られます。
特殊救難隊について、数々の海難事故の救助に当たってきた元海上保安官は。
海上保安庁によりますと、船はきょう午前11時半ごろ、函館港を出港し、台船をえい航しながら、宮城県の石巻港に向かっていたということです。
パールラインの岡武男会長はNHKの電話取材に対し、4人の乗組員は全員、20年から30年ほど船に乗っているベテランばかりだ。
船の運航についてはすべて船長に任していて、なぜ事故が起きたのか分からない。
情報が少なく、心配でたまらない。
一刻も早く、全員が無事に救助されることを祈っていますと話していました。
現場近くの海岸に函館放送局のしょうじ記者がいます。
事故の通報からおよそ6時間がたちました。
救出活動の今の状況を伝えてください。
先ほど30分ほど前に動きがありました。
午後8時半過ぎ、ヘリコプターが1機、現場上空に来ました。
サーチライトで海岸線を捜索しましたが、今は現場を離れました。
画面の手前から奥に向かって強い風が吹き続けています。
また、波の高い状態は日中からずっと続いています。
沖には海上保安庁の2隻の巡視船の明かりが見えていますが、この船も波が高くて、現場に近寄れません。
午後6時前には、この海岸から救難士が船に泳いで向かおうとしましたが、潮の流れが速く、たどりつけませんでした。
捜索は難航しています。
東京から向かった特殊救難隊は、もう到着したんでしょうか。
到着しました。
特殊救難隊は、午後6時過ぎに5人が函館空港に到着しましたが、気流が悪く、ヘリコプターによる現場での救難活動ができず、救助活動ができず、現在、大気中だということです。
海上保安部は夜を徹して空と海から捜索活動を続ける方針です。
以上、函館の現場からお伝えしました。
捜索が続く現場から、庄司記者でした。
捜索活動については、新しい情報入りしだい、これもお伝えします。
先ほどもお伝えしましたが、フランス南東部で起きたドイツの旅客機の墜落事故。
旅客機を故意に墜落させた疑いのある副操縦士について、ドイツの検察は、先ほど、副操縦士の関係先から、墜落当日に、勤務を取りやめるように命じられた医師の診断書が見つかったと発表しました。
墜落した当時、旅客機の操縦室に1人でいたドイツ人のアンドレアス・ルビッツ副操縦士。
近所に住む人は。
念願のパイロットになったルビッツ副操縦士。
おととしからジャーマンウィングスに勤務し、来年、結婚する予定だったということです。
一方、ドイツの大衆紙ビルトは、副操縦士として採用されるまでの間、飛行に不適格とされていた時期もあったと伝えています。
捜査当局は、ルビッツ副操縦士の自宅などを捜索。
パソコンや文書を押収しました。
副操縦士について、ドイツの検察は日本時間の午後9時前、副操縦士の関係先から、墜落当日に勤務を取りやめるように命じられた医師の診断書が見つかったと発表しました。
検察は、副操縦士が、この診断書を破り捨てていたとしています。
また検察は、これまでのところ、遺書や犯行をほのめかすような文書は見つかっていないとしています。
当初、異常なく飛行を続けていた旅客機。
墜落の10分前、機長が、副操縦士に操縦を交代するように頼み、操縦室の外に出ました。
1人になった副操縦士は、機体の高度を下げる操作を始めます。
機長は、ドアを開けるように呼びかけますが、副操縦士は応じませんでした。
操縦室のドアは、オートロックで鍵がかかる仕組みです。
アメリカの同時多発テロ事件でハイジャックされたことから、世界的に導入されました。
エアバス社が制作したビデオです。
パイロットは、定められた手順で、客室乗務員らから入室を求められないかぎり、ドアを開けてはならないと説明されています。
さらに、今回のように、操縦士が意図的にドアをロックすれば、外から開ける手段はありません。
パイロットが1人で操縦室に閉じこもり、故意に墜落させるケースは、これまで考慮されてこなかったのです。
パイロットが操縦室に1人だけにならないよう、日本では、スカイマークが従来から対策を取っています。
1人が外に出る際は、代わりに客室乗務員が入るようにして、必ず2人態勢を維持するようにしています。
一方、海外のメディアは、ドイツの航空当局が操縦室を2人態勢に維持する規定の導入について、ルフトハンザ航空など、国内の航空会社と協議を始めたと伝えています。
またノルウェーやイギリス、カナダなどの航空会社が、同じような規定を設けることを決めました。
日本では、きょう、乗客の家族が現地へと向かいました。
乗客名簿に名前が含まれていた、佐藤淳一さんの父親の幸男さんが、デュッセルドルフ行きの旅客機に乗り込みました。
墜落現場で続く捜索活動。
急勾配の斜面で、足元が滑りやすいため、捜索隊は命綱をつけながら、慎重に捜索しています。
ヘリコプターから捜索隊を降ろした回数は、これまで延べ300回。
機体は粉々の破片になって、一部が地面にめり込んでいるため、捜索隊は、手作業で破片や部品を取り出しています。
ふもとの村のヴェルネには、犠牲者を追悼する石碑が建てられました。
この村の村長の提案で、地元の人々が建てたもので、3月24日の航空機事故の犠牲者に思いを寄せてと刻まれています。
フランス南東部、セーヌレザルプの対策本部です。
こちらにはきのう、250人余りの家族が到着しました。
家族が突然の事故にあったという悲しみから一転して、副操縦士が起こした事件の被害者になったという怒りに変わっているようです。
フランス内務省の報道官によりますと、状況を聞いた家族の中には、泣き崩れたり、怒りをあらわにしたりする人もいたということです。
乗員の家族もこちらに到着しているんですが、対策本部としては、乗客の家族とは別々に行動してもらっています。
直接会わないように対応している様子がうかがえます。
対策本部には、フランスの赤十字のほか、ドイツやスペインなどからも多くの医師が集まり、家族の精神面でのケアに当たっています。
権平さん、地形などからして、捜索活動は難航が予想されると伝えられていましたが、実際にどうでしょうか?
そうですね。
フランス内務省は、遺体の収容にはまだ1週間以上かかる見通しで、機体の回収には、さらに時間を要する可能性があるとしています。
原因究明の鍵となるフライトレコーダーの発見も難航するという見方を示していまして、捜索活動の長期化が懸念されています。
こちらには、その前日、訪れた家族の多くが、その日のうちに確認作業に必要なDNAのサンプルを提供して、それぞれの国に帰ったということです。
日本人の家族は28日にも、こちらに到着する見通しで、対策本部では、捜索活動と家族の対応に、全力を上げることにしています。
対策本部が置かれた、フランスのセーヌレザルプから、権平記者でした。
旅客機を故意に墜落させた疑いがある副操縦士について、ドイツの検察は、副操縦士の関係先から、墜落当日に、勤務を取りやめるように命じられた医師の診断書が見つかったと発表しています。
戦後最悪の火山災害から半年の節目となりました。
57人が亡くなり、今も6人の行方が分からないままとなっています。
きょうの現地は、真っ青な空が広がりました。
亡くなった人を悼む姿が見られました。
きょうも噴煙を上げる御嶽山。
黙とう。
噴火が起きた時刻、午前11時52分です。
亡くなった人を悼みました。
41歳の息子を亡くした男性です。
25歳の息子を亡くした両親は。
噴火した。
噴火。
あの日から半年。
それぞれの思いを抱えながら、御嶽山に手を合わせました。
御嶽山のふもと、王滝村にある旅館です。
噴火から半年がたちましたが、客足は今も戻っていません。
NHKや地元の観光協会が、ふもとにある宿泊施設を対象に、ことし2月までの3か月間の売り上げについて聞きました。
回答した6割以上の施設が、前の年に比べて、売り上げが悪かったと答えています。
その理由の一つが、噴火に伴う入山規制で、スキー場の営業が一時できなかったことです。
先月下旬から営業は再開。
例年の9割ほどまで回復していますが、今シーズンの来場者は、いつもの年の半数ほどにとどまる見込みです。
厳しい状況から少しでも前に進んでいきたい。
こんにちは。
王滝村にある旅館の経営者など、地元の人たちです。
本当だ、カヌーがたくさん。
へー。
観光客向けにカヌーを体験してもらうツアーを、この春から再開しようとしています。
看板も手作り。
インストラクターの資格も自分たちで取りました。
もともとこのカヌーツアーを始めたのは、去年9月。
噴火する直前のことです。
僅か1か月ほどで、100人が参加するなど、人気を集めていました。
それから数か月。
行方不明の人がいる中で、何度も話し合いを重ねたといいます。
最終的に再開を決意したのは、ふるさとのためにできるのは、これしかないという思いからでした。
御嶽山はきょうも、深い雪に覆われています。
今も行方が分からない6人の捜索は、去年10月から中断されたままです。
行方不明者の捜索再開について、長野県の阿部知事は。
大切な家族を失った遺族も、雪どけを待っています。
41歳の息子を亡くした男性は、御嶽山に登るつもりです。
25歳の息子を亡くした両親は、山に登るまで納骨する気持ちになれないと話しています。
あの噴火災害の傷はまだ癒えていないことと思います。
一方で、山と共に生きていくと決意して立ちあがろうとする人たちの姿、尊いと感じました。
さて、父と娘が経営方針を巡って対立してきた大塚家具の株主総会が開かれました。
当初、創業者の父親から長女へと、円満に会社は引き継がれたはずでしたが、会長である父親と社長である長女は、経営方針を巡って、激しく路線対立。
その決着の場となったのがきょうの株主総会です。
お互いに取締役からの退任を求める議案を提出していました。
多くの支持を集めたのは、社長の長女の側でした。
親子の対立で注目が集まっていた家具販売大手、大塚家具の株主総会。
長女の大塚久美子社長が会社として、父親の大塚勝久会長が株主として、それぞれ、相手を取締役から外す議案を提出していました。
結果は、社長側の議案が賛成多数で可決。
賛成は議決権が行使された株式の61%に及びました。
会長と社長の間で、なぜ激しい路線対立になったのでしょうか。
それは経営方針を巡る考え方の違いからです。
会長は、かつて店員が客を案内しながら、商品の購入を勧める会員制と呼ばれる営業手法を確立。
大塚家具はこの手法で、家具販売の業界のトップにもなりました。
しかし、価格競争が激化し、今ではニトリやイケア・ジャパンに追い抜かれています。
去年12月期の決算では、営業赤字となるなど、売り上げも伸び悩んでいます。
客の案内を重視する手法で、高価格帯の売り上げを回復させたいとする勝久会長に対し、久美子社長は、客に自由に店内を見てもらい、中価格帯の商品の販売を伸ばしたいと主張していました。
では、きょうの株主総会では、どういうやり取りがあったのでしょうか。
3時間余りにわたって続いた株主総会、時折、会長が強い口調で主張する場面も見られました。
総会に出席した株主は。
株主総会のあと、記者会見した久美子社長は。
また、父親の勝久氏は、このたびの騒動に関しては、すべて私の不徳の致すところで、心からおわび申し上げます。
株主の皆様の判断を真摯に受け止め、まっさらな気持ちで出直しますというコメントを出しました。
一般の株主を巻き込んだ今回の対立。
国税庁によりますと、日本の企業のおよそ96%が、同族会社だと推計されています。
資本金が100億円を超えるような大企業でも、500社余りが同族会社で、欧米と比べると圧倒的に割合が高いとされています。
こうした企業で、親族どうしで対立が深刻になると、経営が混乱するおそれもあるのです。
父と娘の対立が招いた大塚家具の経営の混乱。
業績を早期に立て直すことができるのかが、課題となっています。
さて、国外に逃れる難民ということばを聞くと、どこか遠いところの問題と思いがちかもしれません。
しかし、決してそうではありません。
今、戦争や迫害で国外に逃れるなどして、日本に保護を求めてやって来る人が急速に増えています。
去年1年間で5000人。
過去最多となりました。
この現実にどう向き合うのか。
東京都内に、難民支援を行っているNPOがあります。
その事務所に井上リポーターが行っています。
井上さん。
こちら、東京・四谷にあるNPO法人難民支援協会です。
ここでは訪れた外国人が、日本政府に難民認定の申請をする際の手助けを行っています。
実は、この時間も皆さん、こうして残って、作業に追われているんです。
皆さん、作業中、失礼します、こんばんは。
こんばんは。
難民認定をする際は、膨大な資料が必要となりまして、増えている申請者に対応するために、こうして皆さん、残って、作業に追われています。
難民認定されたら、長期の在留資格が与えられまして、国から就労支援ですとか、生活支援を無償で受けることができるようになります。
ただし、その申請をしてから結果が出るまでは、平均で3年かかるといわれていまして、その間、日本に残ることはできるんですけれども、生活が困窮する人が少なくないといいます。
そこで、こちらでは生活支援も行っています。
例えば、こちらに並んでいる服ですね、冬を終えて、これからは春物、そして夏物が特に必要になるということです。
そして隣、食事です。
ハラルと書かれてますけれども、最近ではイスラム教徒の方が増えているということで、こうしたイスラム教徒向けの食事も完備しています。
食事、服、すべて寄付で賄っています。
こちらにはどんな外国人が訪れて、それぞれどんな事情でこちらに来ているのか。
こちらの事務所の1日を取材しました。
事務所が開く1時間前の午前9時過ぎ。
外にはすでに助けを求める外国人の姿がありました。
この日、都内は厳しい冷え込みとなりました。
定刻の10時にならないうちに、スタッフが事務所を開けました。
彼らが真っ先に向かったのは、支援物資の棚。
着のみ着のままで日本に来る人が少なくないといいます。
窓口が開くと同時に、電話が鳴り出しました。
住む所がない難民認定の申請者から、日本語ができる友人に頼んで、NPOが所有する施設に泊まりたいと問い合わせてきました。
事務所には、難民認定の申請手続きだけでなく、宿泊先や食料についての相談も寄せられるといいます。
お昼前、食料の提供を受けている男性と出会いました。
ことし、シリアから逃れてきたといいます。
安全な日本で難民と認められれば、別の国に逃げている家族を呼び寄せたいといいます。
しかし、難民と認められるのは簡単ではありません。
去年1年間で難民認定を申請した人は、過去最多の5000人。
一方で、認められたのは11人です。
午後3時、職員と話し込んでいた男性がいました。
ナイジェリアから来日し、3年前に1度申請を行いましたが、認められませんでした。
再度、申請し、今、認定を待っているところだといいます。
午後6時過ぎ。
事務所の相談窓口が終わりました。
この日、NPOには、6か国から18人が相談にやって来ました。
こちらのファイルは、難民認定の書類です。
これで1人分。
ミャンマーの男性の分です。
これだけで100ページあります。
この中には、その方がどのような状況で、どうして日本に来たのかというのが詳細に書かれているんですけれども、多い人はこれが600ページにも上るということです。
ただ、中にはこれを、制度を悪用する方も当然います。
そして同時に、手厚い支援を求めている方もいます。
ですので、こちらの事務所では、その一人一人に丁寧な聞き取りを行って、それを日本語に直して、書類を作っているんです。
こちらのNPOで去年、難民認定された方は5人いたということなんですが、そのほかの大半の方は、不認定だったということです。
こちらのNPO法人代表理事を務めている石川えりさんです。
こんばんは、石川さん。
こんばんは、よろしくお願いいたします。
この難民認定というのは、なかなか難しいものがあるんですね。
そうですね。
日本の難民認定は非常に厳しいと理解しています。
例えば、内戦から逃れて来た方もいらっしゃいまして、中には着のみ着のままのような状況で、たどりついた方もいらっしゃいます。
そういった方に関して、詳細な証拠や、証明というのが求められています。
また資料を日本語で翻訳することも求められています。
現場で支援をしていて、難民認定のハードルというのは、非常に高いと感じています。
私たち自身には、どういう支援、どういったことができるんでしょうか。
世界で起きている紛争や、深刻な人権侵害というのは、日本にも地続きでつながっている課題だと感じています。
ぜひ日本にも助けを求めて来ている人たちがいるということを知っていただき、発信していただき、また、支援の輪に加わっていただきたいと考えています。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
まさにおっしゃっていたように、地続きということばがありましたけれども、ここで一日取材をしているだけでも、イラクや、そしてシリア、そしてボコ・ハラムの状況ですとか、さまざまな国際ニュースが肌で感じられました。
まさに、こうした難民の問題は、遠い話ではなくて、私たち自身も考えていかなくてはならないのではないかというふうに感じました。
難民支援の最前線の現場から、中継でお伝えしました。
国を逃れて遠く日本にたどりついた人たちの姿は、今の世界の縮図でもあるのかもしれません。
報告してくれた井上裕貴リポーター、ニュースウオッチ9のレギュラーとしては、きょうが最後のリポートです。
フランス南東部で起きたドイツの旅客機の墜落について、旅客機を故意に墜落させた疑いがある副操縦士について、ドイツの検察は、副操縦士の関係先を捜索した結果、勤務はできないとする医師の診断書が見つかり、中には墜落の当日のものもあったと発表しました。
フランス南東部で起きた、乗客・乗員150人を乗せたドイツの旅客機の墜落について、ドイツの検察当局は、日本時間の午後9時前、西部のデュッセルドルフで声明を発表しました。
この中で検察は、ドイツ人のアンドレアス・ルビッツ副操縦士の関係先などを捜索した結果、病気で医師の治療を受けていたことを示す文書が見つかったことを明らかにしました。
検察は、具体的な病名については明らかにしていません。
自宅などから見つかった文書には、医師が、勤務はできないとする診断書が含まれており、墜落の当日のものもあったということです。
副操縦士は、こうした書類を破り捨てるなどして、会社に提出していなかったということです。
また、検察はこれまでのところ、遺書や犯行をほのめかすような文書は見つかっておらず、動機につながるような政治的、宗教的な背景を示すものは見つかっていないとしています。
去年、全国で行われた地方選挙のうち、無投票となった選挙は、全体のおよそ30%を占めていることが分かりました。
総務省によりますと、去年1年間に全国では、補欠選挙なども含めて、合わせて894件の地方選挙が行われ、このうち定員を超える立候補者がなく、無投票となったのは267件でした。
無投票の割合は29.9%で、補欠選挙なども含めて、統計を取り始めた平成23年以降では、最も高くなりました。
総務省は、地方の候補者の不足などが、主な原因ではないかと分析しています。
兵庫県西宮市の住宅街を流れる川で、人の両腕のようなものなどが相次いで見つかり、調べた結果、身長が1メートル40センチ台くらいの人の両腕などと見られ、切断された跡があることが分かりました。
性別や年齢は特定できておらず、いずれも1か月以内の同じくらいの時期に遺棄された可能性が高いということです。
警察は、何者かが遺体を切断したうえで、新聞紙などにくるんで遺棄した疑いが強いと見て、死体遺棄事件として捜査本部を設置し、身元の特定を進めています。
春を感じます。
気象情報、井田さんです。
こんばんは。
こちら、横浜市の赤レンガ広場ではおよそ4万5000株の花が彩りを添えています。
4万7000株の花が彩りを添えています。
きょうは4月から5月並みという気温に上がりまして、3月としては記録的な暖かさとなった所もありました。
こちらは島根県益田市。
室町時代の水墨画家、雪舟が手がけたと伝えられる庭園で、今、シダレザクラが見頃を迎えています。
樹齢はおよそ450年。
滝のように垂れた枝が、穏やかな春の風を受けて、ゆっくりと揺れていました。
東京・渋谷の桜、きょう見ましたら、ずいぶん花開いてきましたね。
気温が上がって、日に日に春本番となってきていますよね。
お花見されるという方も多いと思います。
まずは桜の満開の予想から見ていきましょう。
高知ではあさっての日曜日と予想されています。
東京や福岡では来週の月曜日、九州から関東にかけては、来週の中頃にかけて、満開を迎えるという所が多くなりそうですね。
天気ですけれども、あすは晴れる所、多いんですが、日曜日は西から雨となってきそうなんです。
では雨の予想です。
あした朝6時から見ていきましょう。
あすの日中にかけては、晴れるという所が多いんですけれども、あすの夜になると、九州、広く雨となってきそうです。
そして日曜日にかけて見ていきます。
日曜日、その雨雲が東へと進んでいきます。
関東地方も昼前、11時ごろには雨雲がかかってきそうですね。
西日本の雨は、日曜日の午前中にはやんでくる所、多いんですが、日曜日の夜にかけて、関東、東北では雨の所がありそうです。
では天気図を見ていきましょう。
あすは高気圧の中心が東へと移動してくる予想です。
九州の西に低気圧が進むでしょう。
詳しく見ていきます。
あすにかけては、高気圧圏内で、晴れて、春の陽気という所が多いです。
ただ、低気圧が進んでくる九州では、夜は雨の所がありそうですから、お気をつけください。
各地の天気と気温を詳しく見ていきましょう。
お花見が楽しみな季節になってきましたね。
そうですよね。
そのお花身の計画、土曜日、日曜日の天気、もう一度見ていきましょう。
あすは日中晴れて、お花見日よりですね。
一方、九州南部では昼過ぎから、北部では夜から雨という所が多くなってきそうですから、お気をつけください。
そして日曜日見ていきますと、九州、中国、四国では午前中にかけて、近畿地方では昼過ぎにかけて、そして東海や関東では昼前から雨。
東北では午後から雨となってきそうですね。
お花見の計画、よい週末をお過ごしください。
気象情報をお伝えしました。
プレーオフ!
プロ野球開幕まで立ち会えてよかったですね。
廣瀬さんです。
こんばんは。
センバツ高校野球です。
第2試合は、ともに大会注目の好投手を擁する、敦賀気比と仙台育英が対戦。
鋭い決め球を持つエースの対決です。
敦賀気比の平沼。
仙台育英の佐藤世那。
負けたくないと、実力を認め合うライバルです。
2人は序盤から気合いのピッチングを見せました。
平沼は得意のスライダーで、仙台育英に的を絞らせません。
一方の佐藤。
こちらも負けじと、自信のあるフォークボールで攻めます。
共に譲らず投手戦に。
試合が動いたのは5回。
佐藤は2塁3塁のピンチ。
敦賀気比の3番林中。
追い込んでから外そうと思った3球目でした。
中途半端だったと悔やんだ佐藤。
先制を許します。
無失点の平沼は8回。
1塁2塁のピンチ。
打席には投げ合ってきた佐藤。
平沼、三振を狙ったと、スライダーで切り抜けました。
敦賀気比が準々決勝進出です。
第3試合は、1回戦で延長11回の投手戦を制した浦和学院と、大曲工業が対戦しました。
浦和学院、江口のストレートを、公式戦で初めてというホームラン。
江口は1回戦11回を無失点でしたが、いきなりリードを許します。
追う浦和学院は3回、2年生の諏訪。
2塁3塁の場面。
2点タイムリーヒットで逆転。
浦和学院はさらに1点を追加します。
リードをもらった江口は、バックを信じたと、打たせて取るピッチングでした。
ヒット10本を打たれながら、要所を締めて1失点。
浦和学院がベスト8進出です。
2桁安打で初戦突破の静岡。
しかし、キャプテン、安本にはヒットがありませんでした。
第1打席は速球を空振りの三振。
4回、追いついた直後に打席へ。
去年秋、打率4割をマークした5番はすぐに修正しました。
空振りした速球を捉えました。
ようやく貢献できたと、タイムリー2ベース。
中軸の一打で勝ち越した静岡。
50年ぶりのベスト8です。
きのうお伝えした東海大四高のインタビューで、内容を補足する画面の文字が、2回戦とするところを準々決勝としていました、申し訳ありませんでした。
プロ野球が開幕。
およそ半年間、各チームがそれぞれ143試合を戦うペナントレースが始まりました。
去年、日本一のソフトバンクは、本拠地でロッテと対戦。
エースの攝津投手が、史上4人目の開幕戦4連勝を狙いました。
勝つと思うよ。
夢を見させてください、お願いします。
攝津は序盤から持ち味を発揮。
得意のシンカーを効果的に使いました。
5回まででヒット2本。
ロッテに得点を与えません。
しかし6回、戦闘の荻野をヒットで出し、2番鈴木。
ここでロッテに仕掛けられました。
悪送球も重なって、ピンチが広がります。
そして6球目。
これがタイムリー。
攝津、先に点を失いました。
2アウトとなって、6番クルーズ。
松田が痛恨のミス。
攝津、リードを2点に広げられました。
オリックスは大型補強で、19年ぶりの優勝を目指します。
6回、4番の中島。
3年ぶりに日本球界に復帰しました。
古巣の西武、牧田の変化球にうまく対応し、チャンスを広げます。
続くブランコ。
Tー岡田も倒れ、得点が奪えません。
その裏、ここまで好投していた先発のディクソンが捕まります。
2アウトからメヒアにタイムリー。
オリックスは強力打線が振るわず、開幕戦を落としました。
日本ハムの大谷は、3年目で初めての開幕投手です。
緊張したと、立ち上がりはコントロールに苦しみました。
2回は連続フォアボールなどで、満塁のピンチ。
浮いた変化球を外野に運ばれました。
犠牲フライで先制点を奪われます。
大谷はここから修正しました。
効果的だったのは、低めへのフォークボール。
尻上がりに調子を上げ、味方の逆転を呼び込みました。
セ・リーグです。
王者、巨人は去年、リーグで唯一負け越したDeNAとの開幕戦。
原監督の熱いことばで、4連覇を目指す戦いが始まりました。
巨人は1点を先制し、2回、亀井。
回転してうまく打てたと、詰まりながらもスタンドへ運びました。
オープン戦では不振だった亀井の一打でリードを広げます。
2年連続開幕投手の菅野は5回、1点を失い、なおも満塁のピンチ。
体は熱く、心は冷静にと、低めに丁寧に投げました。
追加点を与えず、乗り切ります。
菅野は7回も1アウト満塁とされ、1番石川。
レフトは先発出場の高橋由伸。
バックにも救われた菅野。
粘りのピッチングでチームを勝利に導きました。
球団創設80周年の阪神。
開幕戦勝利を目指します。
先発のメッセンジャーは1回、ランナー2塁でルナ。
フォークボールを運ばれました。
メッセンジャーは6回3失点でマウンドを降ります。
打線は8回、チャンスで3番西岡、中日は2人目の又吉。
変化球に食らいつきました。
タイムリーヒット。
これで2点差。
続くゴメス。
去年、打点王の勝負強さはことしも健在。
阪神が追いつきます。
広島は緒方新監督のもと、地元で13年ぶりの開幕。
先陣を切ったのは、エース前田。
ヤクルトを1点に抑えてきましたが、7回、2アウト2塁から川端。
チェンジアップが甘く入ってタイムリー。
リードを2点に広げられます。
広島は8回、2アウトから2塁1塁として松山。
詰まったこの当たりがヒットになりました。
ランナー2人がかえり、広島、同点に追いつきました。
開幕戦というのは、もうあいさつから引き締まったものに変わるんだと、ウォーミングアップからいい緊張感があって、143分の1ではなくて、全選手、全スタッフの気持ちが、12球団全部入っている瞬間なんだと、始まりの大切さというものをかみしめるグラウンドでした。
楽しい季節になりましたね。
さあ、サッカー日本代表、ハリルホジッチ新監督の下、初めての強化試合。
相手はチュニジアです。
就任から2週間の新監督。
勝ちにこだわりながら、新たなメンバーを大胆に起用。
監督が言う冒険のスタートです。
前半21分のコーナーキック。
代表初出場の川又でした。
ここはクロスバー。
前半は両チーム無得点で終えます。
後半、監督は香川と本田を投入します。
33分、その香川から。
本田がクロス。
最後も途中出場の岡崎でした。
待望の先制点を奪います。
さらに5分後、再び香川から。
本田が詰めました。
さい配が的中したハリルホジッチ新監督。
宣言どおりに初陣を勝利で飾りました。
きょうも盛りだくさんのニュースをお伝えしましたが、私たち3人は、きょうでこの番組のキャスターを交代します。
東日本大震災直後からの、私は4年間でした。
足りないキャスターだったと思いますが、番組を見てくださった方、お一人お一人にお礼を申し上げます。
新年度から京都局で勤務します。
またお会いできるのを楽しみにしております。
私は勝負の瞬間や、アスリートの姿、ことばから、心揺さぶられる瞬間も数多くありました。
その思いを伝えることが、日々の原動力でした。
これからさらに、取材を深め、スポーツの醍醐味を皆さんにお届けしたいと思っています。
ゆっくりとごあいさつをしたいところでしたけれども、なかなかそうはさせてくれないのがニュースの現場だと思います。
でもね、それでよかったんだというふうに、私は思います。
私たち3人それぞれ、進む道は違いますけれども、本来、記者である私も含めて、いずれ、また別の機会に、画面を通して皆さんにお目にかかる…。
え〜京都です。
京都に。
2015/03/27(金) 21:00〜22:00
NHK総合1・神戸
ニュースウオッチ9▽“故意”に墜落 副操縦士宅捜索▽大塚家具・父娘の対立決着[二][字]

ドイツ機墜落で副操縦士宅を捜索“故意”に墜落なぜ?▽大塚家具の父娘の対立に決着 株主総会では厳しい意見も▽“難民”支援のNPOに密着・次々と訪れる外国人の事情は

詳細情報
番組内容
【キャスター】大越健介,井上あさひ,【スポーツキャスター】廣瀬智美,【気象キャスター】井田寛子
出演者
【キャスター】大越健介,井上あさひ,【スポーツキャスター】廣瀬智美,【気象キャスター】井田寛子

ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 天気
スポーツ – スポーツニュース

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 1/0+1/0モード(デュアルモノ)
日本語
英語
サンプリングレート : 48kHz

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