バリバラ〜障害者情報バラエティー▽アート(2)アメリカの松葉づえアーティスト 2015.03.27


障害者のための情報バラエティー…アメリカからあるアーティストが来日した。
彼の名は…松葉づえでの登場だ。
なんとスケートボードにも乗っている。
こんにちは。
お招きありがとう。
痛くないよ。
大丈夫。
とっても楽しみにしているよ。
ビル・シャノンって一体どんなアーティストなの?
(手拍子)
(拍手と歓声)
(山本)どうぞどうぞこちらへ!プリーズシットダウンプリーズ。
アメリカのアーティストビル・シャノンさんで〜す。
(拍手)サンキューサンキュー!さあFISHBOYさん。
あなたもストリートダンスで世界一になった人ですから今のダンス見てどうでしたか?ワクワクしますね。
見た事ないですもん。
そう!まず見た事ないでしょ。
僕がびっくりしたのが体のラインダンスしている時のかっこいいラインを知ってるとか…。
あと軟らかさですか。
無理にこうやったりするんじゃなくてスマートにこう…ポージングをとったりして。
何か簡単にやってそうだなと思うような…。
松葉づえってこんなかっこいいもんだと思ってなかったんでイメージが覆りました。
なるほどね。
(アン)松葉づえが…ふだんでも使ってらっしゃるんですよね?パフォーマンスのためという事ではなく。
ええ。
パフォーマンスと日常生活の両方で使っています。
家では少しは松葉づえなしでも動けるけど長距離を歩く事ができないんです。
いろんな意味で松葉づえが体の一部だったのでそれぐらいの自然…。
まあ小さい頃から使ってますからね。
片山さんいかがだったですか?見てて。
肉体的で…。
あ来た。
肉体来た。
二の腕と…二の腕っていうか腕に抱かれたいと。
あ〜来た!さすが。
(片山)たまらない。
この日ビルが向かったのは横浜。
あれは何?え〜行きたい。
松葉づえの部品が欲しいんだ。
あそこに寄ってよ。
OK。
ビルはこの円形広場でパフォーマンスを行う。
とてもいい場所だね。
初めまして。
アパッチさんね。
ここではさまざまなパフォーマーが毎日のように大道芸を行っている。
Mr.アパッチはジャグリングを得意とするプロのパフォーマーだ。
何年ぐらいやってるの?僕もだよ。
何歳?僕は44歳。
マジで!?
(取材者)難しいですか?できないですね。
すぐできるかなと思ったけど。
そうだね。
跳ねる方が簡単かな。
できるならね。
広場で大道芸が始まった。
まずはMr.アパッチが得意のジャグリングで観客を沸かす。
(拍手と歓声)そしていよいよビルの出番。

(拍手と歓声)あれ?ビル松葉づえを置いて一体何をするの?
(笑い声)
(笑い声)
(拍手と笑い声)
(拍手)お〜い誰か〜。
(拍手)
(拍手)階段で物を運ぶのは怖いけどパフォーマンスは大丈夫なんだ。
面白かった?人を追いかけたところは面白かった?僕の一番のお気に入りなんだ。
続いてビルが向かったのは京都。
アート好きが集まる京都芸術センターで公演をするためだ。
美しいね。
床もやりやすい。
木目調が落ち着くしくつろげる空間だ。
本当に美しいよ。
僕にとってパフォーマンスアートとは観客にこういうものだよと教えるんじゃなくて疑問を持ってもらうものなんだ。
それが一番大切な事。
見ている人に疑問を感じてもらいたいんだ。
(拍手)
(拍手)
(子どもの声)
(笑い声)
(子どもの泣き声)
(泣き声のまね)
(拍手)さあそれではなんとスタジオでもビルさんに松葉づえを使った技をですね披露してもらおうと思います!
(拍手)さあチャレンジしてもらうのはFISHBOYさん。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
まずこのように体を左右に傾けて次に松葉づえを回すよ。
左右。
さ速くしてみるよ。
わきの下で松葉づえを回すんだ。
うんいい。
君は足に体重をかけてるね。
そうじゃなくて片方の松葉づえに体重を乗せてもう一方を回すんだ。
こっちで待つんやね。
支えてる間に待つんや。
(ビル)そう。
だから難しいんだ。
あ〜脇がめちゃめちゃ痛いですよこれ。
(瞳)へえ〜。
あ痛い痛い。
じゃあこれもやってみよう。
松葉づえをまっすぐにして足をこうやって上げてみて。
(瞳)あすごい。
ちょっと後ろに…。
人さし指を引っ掛けるのが重要なんだ。
体重をかけるためにね。
指の引っ掛け方も。
あ〜。
(瞳)お〜すごいすごい!指の引っ掛け方が実はすごい重要やったりすんの。
えっ簡単に見えるのに難しいねや。
難しいですよ。
バランスがもう…。
次は「愛してるよ」という表現だ。
これをやると。
ちょっとレベル高くないですか?ねえいきなり高いよね。
(グレース)しかも最後のプロポーズ。
プロポーズするんですよ。
そうだよ。
松葉づえを使って彼女にプロポーズするシーンだ。
「結婚して下さい」ってね。
OK。
通す通す。
そこ通す。
通す?腕を通して。
この体勢から腕を通して体を傾けてつえを外へ。
クルッと回す回す。
クルッと回すクルッと回す。
あ〜。
回して外へ。
難しいですよ。
いきなりこんな…。
早業。
はい。
わっいきなりやな!回す。
クルッと回す。
そうそうそうそう。
腕のラインを見て。
まっすぐなんだ。
松葉づえと体のバランスをとるんだよ。
次はこう。
難しい事来てるな。
こう。
まっすぐになってない。
OK?じゃ姿勢を低くして。
床に膝をついてそして回って。
いいよ。
うまい。
これ難しい。
松葉づえはグル〜ッと滑らせて360度回るんだ。
左腕は大きく広げてこういう感じ。
あ〜。
あ〜ムード出すねムード出すね。
「君の事大好きだよ」って。
いいね。
胸を張って。
はい。
ありがとうございました。
すごい!サンキューサンキュー!サンキューベリーマッチ。
あの松葉づえって何かこう上半身を固定して使うイメージがあるんですけどビルさんそうじゃないじゃないですか。
一体どこを一番使ってるのかなって。
腕ですか?あ〜。
この部分の筋肉です。
肘から先は力を抜いてそのかわり脇に力を入れて体を支えています。
足を浮かせてこんな事もできるんです。
松葉づえのままでもね。
だからここ普通の人ではありえないほど力が強いんですよ。
普通はここの筋肉は発達しませんから。
ウエイトリフティングでもしていない限りはね。
そうなんや。
FISHBOY君でもさあ今やったじゃん自分で。
そんなんここを言うたってめっちゃ痛いよね。
めちゃめちゃ痛いですよ。
わきの下殴られてる感じです。
あそう。
こうやりますからね。
自分の体重分がポコンって来ますからね。
そうか!あ〜そんな感じなんや。
1歩ずつ。
あ痛い痛い…。
全体重かけますからね。
そうか全体重いくんか。
そら痛いよね。
(FISHBOY)痛かったですよ。
だから誰も松葉づえでダンスをしないんですよ。
僕を見て「かっこいいな。
簡単そうだからやらせて」と言っても3歩で嫌になりますよ。
ビルはここで妻と3人の子どもたちと暮らしている。
子どもたちがブランコとして遊んでいるハンモック。
ビルにとってはダンスの動きを考えるための道具でもある。
僕がやりたいのはこうやって胸を支えて上半身の重さを軽減する。
足に体重がかからないからこんな事ができるんだ。
飛んでるみたいだろう?こうやって使ってるんだ。
ビルが松葉づえを使い始めたのは5歳の時。
股関節の病気を患ったのだ。
10代でブレークダンスに夢中になったビル。
松葉づえを使って踊るうちに独特のスタイルを生み出した。
その後ストリートで地道に活動を続けた。
評判は口コミで広がりテレビコマーシャルに起用され一躍有名になった。
極め付きがこちら。
世界的に有名なサーカスで振り付けを担当。
新たな才能を発揮した。
更にアートの世界にも活躍の場を広げた。
6枚のスクリーンにはスケートボードから見た四方の風景が映し出され彼の世界を疑似体験できる。
ビルはアーティストとしてさまざまな形で自分を表現している。
子どもたちはアーティストとして活躍するパパが大好きだ。
障害があって世界でも類を見ないこの技はどうやって生まれたんですか?スケートボードやストリートダンスがはやっていた事と子どもの頃から僕に障害があった事が偶然重なって生まれたものなんです。
僕にはそれを融合し自分のスタイルに作り上げる能力がありました。
つまり僕は感じたんです。
何かを作ろうと思ったのではなく自分がその時その時に感じた事を融合させて生まれたものがこれなんです。
なるほどね。
人って生きててそうなのかな。
巡り合うもので感動してそれを取り入れて好きだったら表現がしたい。
そのすごく自然な行為の中に彼がダンスがあってそれを愛してるっていう。
皆さんお待たせ致しました。
今宵「バリバラ」がお送りする…世界が認める2人のトップダンサー。
そうビル・シャノンアンドFISHBOYによるダンスセッションをお楽しみ頂きましょう!ヒアウィーゴー!
(拍手)グッドパフォーマンス。
すばらしかったです。
アンミカさんいかがだったですか?すごいぜいたくじゃないですか?ぜいたく。
目の前。
ビルさんとFISHさんってこれ初めてでしょ?世界で。
そうです。
これ目の前で私たち見れたって…。
そうなんですよ。
体が持つ可能性ってああいう動きができるんだっていうのを教えて頂きました。
もうだってそうですよね。
松葉づえで暴れるだけでも大変なのにきれい。
きれい動き。
FISHBOYさんの動きってもう首こんなになってましたよ。
ちょっと違うけど。
ね。
なるほどね〜。
片山ちゃんどうでしたか?2人のバディーに手取り足取り教えられたいと思いました。
教えられたいダンスを。
教えられたい!…られたい。
エスコートしてほしい。
片山ちゃんコメントもセクシーですね。
でも何よりもねパフォーマンスを一緒にしたFISHBOY。
そうですね。
いや本当に僕はもう踊れて光栄でした。
ノーボーダーなんですよね。
海外の人とも英語しゃべれなくても通じ合えるしこういう環境が違ったり年が違ったりする人でも本当に分かり合えるというか。
つながっていく訳や。
(FISHBOY)はいそうなんです。
何か綱引きみたいなのあれアドリブ?あれもアドリブです。
セッションという…あれがセッションという感じですね。
逆にビルさんいかがだったですか?FISHBOY。
とってもよかったよ。
2人の乗りがすごく合ってたしね。
それじゃ最後にビルさんにお伺いしたいんですけどもビルさんにとってパフォーマンスとはどういうものでしょうか?う〜ん…かっこいい!スイーツ大国フランス。
2015/03/27(金) 21:00〜21:30
NHKEテレ1大阪
バリバラ〜障害者情報バラエティー▽アート(2)アメリカの松葉づえアーティスト[解][字]

世界的に有名なアメリカのアーティストがバリバラに登場。ブレイクダンスと松葉づえを融合させた不思議なパフォーマンスを披露。パフォーマンス誕生の裏側や技の秘密に迫る

詳細情報
番組内容
今回は「アート」。アメリカのアーティスト、ビル・シャノンが登場。彼は、世界的に有名なサーカスの振り付けや、テレビコマーシャルへの出演など、アーティストとして多分野で活躍している。そんな彼がブレイクダンスと松葉づえを融合させた不思議なパフォーマンスを披露。パフォーマンス誕生の裏側や技の秘密を紹介!さらにダンサー・FISHBOYとのセッション。バリバラならではの競演をお楽しみに!【ゲスト】アンミカほか
出演者
【ゲスト】ファッションモデル…AHN MIKA,ダンサー・ダンス講師…FISHBOY,【出演】アーティスト…BILL SHANNON,アーティスト…片山真理,大橋グレースほか

ジャンル :
福祉 – 障害者
情報/ワイドショー – 健康・医療
バラエティ – トークバラエティ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
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