Nスタ ニューズアイ 2015.03.27


勝利宣言をしたのは、娘の久美子社長だった。
創業者である父、勝久会長と娘、久美子社長の大塚家具の経営権をめぐる争い。
今日開かれた株主総会で異例の親子の争いに結論が出た。
もう間もなく10時からこちら、大塚家具の本社で株主総会が開かれます。
およそ200人の株主が集まった総会。
久美子社長が議長を務める中、勝久氏は久美子社長の退任を求める株主としてマイクを握った。
これに久美子社長は…多くの株主の前でも繰り広げられた親子の対立。
争点は、家具の販売方法をめぐる手法の違いだった。
大塚家具を一代で成功に導いた高級路線を維持するように訴える父とより入りやすい店へと変革するよう訴える娘。
両者の対立は、互いの退任を求め株主からの支持を取り合う委任状争奪戦へと発展した。
久美子社長側は、資産管理会社のほか、アメリカの投資ファンドからの支持を得て議決権ベースでおよそ21%を確保していた。
一方、勝久氏は、議決権の27%ほどを昨日までに確保していたが、大勢が判明しないまま総会当日になだれ込んだ。
感情をむき出しにした親子の衝突。
これを聞いていた株主は…そして、午後1時過ぎ。
結局、久美子社長の提案が議決権の61%と過半数の支持を集め勝久氏が会長職から退き久美子社長の続投が決まった。
一方の勝久氏は株主の皆さんのご判断を真摯に受け止め、まっさらな気持ちで出直しますとコメントした。
今回の結果に株主は…前代未聞の経営権をめぐる親子の争い。
ひとまず結論が出たが、果たして今後、多くの株主の望みどおり経営を安定させることはできるのだろうか。
大塚家具の経営権をめぐる父と娘の争いは娘のほうに軍配が上がりました。
今日の総会を取材したシルビアさん、今後の展開はどう見たらいいんですか?終始、険しい表情だった久美子社長ですけれども、その会見で話したことが、こちらです。
今後も20%近い株を持つ筆頭株主です。
今後、勝久氏側についた社員の処遇次第では再び株主総会などで行動を起こして親子対立が再燃することもあるかもしれません。
乗客・乗員150人を乗せたドイツの旅客機の墜落で故意に墜落させたと見られる副操縦士についてドイツの複数のメディアが6年前、うつ病になり、治療を受けていたと報じました。
今日午前、成田空港には墜落した旅客機の搭乗者リストに名前が上がった佐藤淳一さんの父親、幸男さんの姿があった。
淳一さんの勤務先のあるドイツと機体が墜落したフランスに向け、出発するため。
乗客・乗員150人を乗せたドイツの旅客機が墜落したフランス南部の山岳地帯。
フランス内務省が新たに公開した映像には旅客機の残骸が広範囲に散乱した様子が映し出されている。
激しく破損した飛行機の部品や計器類と見られる残骸。
ロープで安全を確保した捜索隊が険しい斜面で作業を続けている。
なぜ墜落したのか。
回収されたボイスレコーダーなどの解析の結果、驚くべき情報が明らかになった。
フランスの検察当局は、副操縦士が故意に高度を下げて機体を墜落させたとの見方を示した。
トイレに行くためコックピットを出た機長。
再び戻ってきた機長は、ドアをたたき、入室を求めたが、副操縦士は一切応えなかった。
ボイスレコーダーには生きていたことを示す副操縦士の呼吸音が収録されていた。
その後、副操縦士は機体を降下させる操作をしたと見られている。
地面に近づいていることを知らせる警告音。
ドアを激しくたたく音。
そして、墜落直前には乗客の叫び声が記録されていたと言う。
アンドレアス・ルビッツ副操縦士。
ドイツの有力紙は、副操縦士の同級生の母親の話として、恐らく燃え尽き症候群かうつ状態だったのだろうと伝えている。
ジャーマンウイングスの親会社、ルフトハンザによると副操縦士は2013年9月からパイロットとして乗務し、これまでに630時間の飛行経験があったと言う。
また、ルフトハンザは理由は述べられないが副操縦士が訓練中だった6年前、11カ月間、訓練を休んでいたことを明らかにした。
ドイツの複数のメディアは、6年前副操縦士が訓練による疲労などでうつ病になり、治療を受けていたと報じた。
その後、訓練を再開し、適性検査などに合格。
パイロットとしての勤務についた。
日本国内では、1982年、羽田沖に墜落した日航機の機長が精神面で問題を抱えていたとされ、メンタル面での対策が強化された。
パイロットは原則年1回、メンタルチェックを含む航空身体検査を受けることが義務づけられているほか、各航空会社はこれとは別の検査も実施していると言う。
今、捜査員が出てきました。
押収物が入っているんでしょうか、手には大きな段ボールを持っています。
ドイツの警察は副操縦士の自宅や実家を捜索。
パソコンのハードディスクなどを押収した。
事故現場となった山には乗客・乗員の家族ら200人が訪れた。
すべての身元の確認には数週間かかる見込み。
次は、JNNのスクープです。
事件から48年ぶりに釈放された袴田巖さんはあまりに過酷な取り調べを受けていました。
刑事たちによる恫喝や誘導。
初めて明らかになった音声記録をご覧ください。
これはJNNが独自に入手した49年前の音声記録。
取り調べを受けているのは1年前の今日、およそ半世紀にわたる拘束から釈放された袴田巖さん。
48時間にも及ぶ録音テープは去年10月、静岡県警の倉庫から発見された。
袴田さんは49年前、味噌製造会社の専務一家4人を殺害したとして逮捕された。
逮捕直後、否認する袴田さんの取り調べを記録したテープは半世紀近く、存在しないものとされてきた。
17時間に及ぶ日もあった過酷な取り調べ。
袴田さんは逮捕から19日後に容疑を認め、その後、死刑が確定した。
釈放後の袴田さんは家の中を歩き続けるなど長年の拘束による拘禁反応が表れていると言う。
そして1年がたった今日も…新たに見つかった当時の捜査記録。
この再審をめぐる審理は現在も高裁で続いていて袴田さんは、今も確定死刑囚のまま警察や検察では自白をとれる者が評価されてきたというわけですよね。
そうですね、自白をとる人をこういうふうに呼んでいたんです。
ただ、中には拷問的な取り調べで自白をとる捜査官もいまして、その理由を以前、聞いたことがあるんです。
ただ最近は取り調べの可視化の流れの中で時代というのは変わりつつあるんですけれども、捜査に携わる人は、今の音声をもう一度聞いて問題を再認識してほしいですね。
続いては、白過ぎ城として話題となっている白鷺城こと姫路城の話題です。
ついに一般公開されました。
5年半もの歳月をかけて大修理が行われた世界遺産・姫路城漆喰壁の塗り直しや7万5000枚に及ぶ瓦のふき直しが行われ、白鷺城の呼び名にふさわしい驚くほど真っ白な姿でよみがえった。
城内では、最新技術を屈指したARマーカー、スマホなどをかざせば江戸時代の当時の様子などを動画で説明してくれる。
生まれ変わった姫路城、一般公開初日の今日、訪れたファンはなんと1万人以上。
その中で誰よりも早く大天守の頂上にたどり着きたいと実は前夜から戦が始まっていた。
昨夜8時、なんと城にピザの出前が誰よりも早く大天守に上りたいと集まった地元の高校生4人組。
いつから来ているのかというと…午前8時、姫路城の門が開いた。
城はさながら戦のようにぐるりと取り囲まれてしまった。
そして大天守の最上階に最初に到着したのはあの高校生4人組なのか?歴史と最新技術が融合された新生・姫路城。
ファンによる城攻めはしばらく続きそう。
戦後最大の火山災害から今日で半年です。
57人が死亡、6人が行方不明になった御嶽山の噴火から半年となり、ふもとの長野県で開かれた式典で発生の時刻に合わせて黙とうが捧げられた。
御嶽山は去年9月27日の正午前に噴火し戦後最大の火山災害となる多くの犠牲者が出たことで安全対策に大きな課題を残したほか地元の観光にも影響が出た。
行方不明になっている6人の捜索は、雪解けを待って再開されることになる。
チュニジアの博物館襲撃事件の発生後、テロ対策部隊が突入し、襲撃グループを制圧する際の映像が新たに公開された。
これはチュニジアの内務省が公開したもので博物館内部の部屋で息を潜め、身を隠していた観光客たちが誘導されながら避難していく様子も映し出されている。
銃撃戦が続いた後、襲撃グループが制圧されると隊員たちは一斉に歓声を上げ、お互いの無事を確認し合う。
襲撃グループはアルカイダや過激派組織イスラム国に忠誠を誓う武装組織とつながりがあるとされ、チュニジア警察はこのグループのメンバー23人を逮捕している。
アメリカ軍・普天間基地の移設問題で沖縄県の翁長知事は、名護市辺野古沖での作業の停止指示は適正だとする意見書を法律を所管する農林水産省に送った。
辺野古沖に投入された大型ブロックをめぐり沖縄県はサンゴが損傷しているとして作業停止を指示したが、沖縄防衛局は県の指摘は当たらず指示は違法だと不服を申し立てていた。
意見書で沖縄県は、大型ブロックの設置は県の許可が必要な岩礁破砕に該当するのは明白と指摘した上で、波で大きく揺れる映像。
この後カメラがとらえたのは、激しく噴き上がる黒い噴煙。
これは小笠原諸島・西之島の噴火の瞬間を船の上から撮影した映像。
先月、海洋研究開発機構などの研究チームが西之島におよそ6kmまで接近して撮影した。
今回の調査では、空振と呼ばれる噴火による空気の振動も確認されたとのこと。
さらに海底には噴火口がないこともわかった。
研究チームは今回、海の底に地震計や津波の観測装置を設置し、島の斜面が崩れて起きる津波についても観測を強化するとのこと。
一票の格差が是正されないまま実施された去年12月の衆議院選挙は、憲法違反だとして宮崎県と鹿児島県の有権者が両県の8つの選挙区すべてで選挙無効を求めていた裁判で2015/03/27(金) 17:50〜18:15
MBS毎日放送
Nスタ ニューズアイ[字]

取材経験豊富な竹内明を中心に、佐古忠彦も新加入。TBSアナウンサー・加藤シルビアらがお届けする大型報道番組。ニュースを速く、深く伝えます。

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番組内容
きょうのニュースを速く深くわかりやすく。徹底取材したVTRに加え、今さら人に聞けないニュースのポイントもわかりやすく解説。政治・経済・事件はもちろん、身近なニュースや生活情報もお伝えします。「Nトク」では全国各地で起きているホットな出来事を徹底的に掘り下げます。
出演者
【Nスタ ニューズアイ】
竹内明(TBS報道局)
佐古忠彦(TBS報道局)
加藤シルビア(TBSアナウンサー)
制作
▽番組HP
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▽Facebook
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ニュース/報道 – 定時・総合
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