2015年3月27日18時07分
安倍晋三首相は27日の参院予算委員会で、20日の質疑で自衛隊を「我が軍」と述べたことについて、「共同訓練の相手国の軍との対比をイメージして、自衛隊を『我が軍』と述べた。それ以上でも、それ以下でもない」と説明した。維新の党の小野次郎氏の質問に答えた。
首相は、自衛隊が発足した1954年、当時の大村清一防衛庁長官が「自衛隊は外国からの侵略に対処する任務を有するが、こういうものを軍隊というならば、自衛隊も軍隊ということができる」と国会答弁したことを挙げ、「国際法的には軍と認識されているというのが政府答弁だ」と述べた。
さらに首相は、民主党政権の2011年、当時の一川保夫防衛相が国会で「自衛隊は我が国が直接外国から攻められることがあればしっかり戦う姿勢ですから、そういう面では軍隊だという位置付けでもいい」と答弁したことも引用。「民主党政権時の政府の統一見解でもあり、(自衛隊)発足当時から一貫している」と述べた。また、小野氏が「我が軍」について、「自衛隊はあなたの軍隊なのか」とただしたのに対し、首相は「違います」と答えた。
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