舛添知事「海外出張費」昨年は総額1億5千万円 1泊「15万8000円」条例“上限”超過も
産経新聞 3月16日(月)18時51分配信
東京都は16日、舛添要一知事が主に都市外交のため、昨年1年間に海外出張した経費総額を公表した。ロンドンやソウルなど計6回分で、約1億5618万円だった。ホテルの宿泊料は最高1泊15万8000円に及び、いずれも条例で定められた上限額を超えた。
まとめによると、最も高額だったのは、五輪施設などを視察したロンドン、ベルリン出張(5泊7日、参加者20人)で約6976万円。次いで冬季五輪の閉会式に出席した昨年2月のロシア・ソチ訪問(2泊5日、参加者8人)の約3149万円だった。
また、アジア大都市ネットワーク21(アジネット)の総会に出席したロシア・トムスク訪問(4泊6日)は参加者12人で約2364万円。韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領らと面会した昨年7月のソウル訪問(2泊3日、参加者11人)は約1007万円だった。
都関係者によると、ロンドンとソチ訪問が高額に及んだ理由は、宿泊事情に伴うところが大きい。
ソチ訪問時は五輪の繁忙期とあり、舛添知事が2泊したリゾートホテル「ソチスパ」の宿泊料は1泊あたり15万1800円。
地価が高く、高額の宿泊料で知られるロンドンで、舛添知事は「ドーチェスターホテル」のジュニアスイートに計3泊したが、宿泊料は1泊15万8000円だった。関係者は「とくにソチ訪問は宿泊施設自体が少なく、担当者はホテルの確保に苦労したと聞く」と話す。
知事の海外出張に伴う宿泊費の上限は、条例で地域ごとに定められ、最高でも1泊4万200円と決まっているが、都によると、昨年の6回の出張で宿泊したホテルはいずれも超過。「セキュリティー確保のため」「来客があった場合に備え、礼を失しない程度の格式があるべきだ」などの理由を付けて、都人事委員会に諮り、その都度、超過の承認を得てきたという。
都は来年度当初予算案に知事5回分の海外出張費として2億4400万円を計上。舛添知事は「2020年東京五輪の成功を得るために外交をやるのは当然のこと」と話している。
最終更新:3月16日(月)23時55分
THE PAGE×Sportsnavi共同企画
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