メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

03月27日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

新着記事一覧へ

トピックス
このエントリーをはてなブックマークに追加
mixiチェック

何でも司法教室【何でも司法教室】

真実の解明に全力注ぐ 

写真: 拡大

◆検察官/江渕 悠紀さん◆

 Q 検察官の仕事で大切にしていることは何ですか?

 検察官は、警察を指揮し、自ら捜査もし、起訴するか否かを決めます。起訴したならば、裁判で証拠により真実を証明します。

 起訴するのは全事件の30%前後ですが、起訴すれば約99・8%が有罪となります。無実の者は初めから起訴しないのです。

 この前提として、私たちは真実の解明に全力を注いでいます。

 日本の刑事裁判において、裁判官は「検察官の主張が弁護人の反論に崩されず正しいか」を審査しており、必ずしも積極的に真実に迫るわけではありません。真実を証明する責任は検察官だけにあり、これに失敗すれば後はやぶの中です。

 そこで、私たちは真実に近づくため、生の声をできるだけ早く、じっくり聞くことを大切にしています。

 人の記憶は次第に薄れ、変容します。事件から長期間経った裁判での証言からは、真実を知るのに限界があります。相手が容疑者であれ被害者であれ、早期に十分、声に耳を傾けてこそ、真実が見えてくるのです。

 真実を見極め、判断するには重い責任が伴い、失敗すれば強い非難にさらされます。それでも真実へ向かって進み、良識にかなう判断をし、社会を守るのが私たち検察官の使命です。(松江地検検事)

PR情報

ここから広告です

朝日新聞 松江総局 公式ツイッター

注目コンテンツ

  • ショッピング元気なヒザを取り戻せ

    横ブレ防いで脱・関節痛

  • ブック・アサヒ・コム西川美和さんの「言い訳」

    どこまでも苦くて重い愛の物語

  • 【&M】「ATSクーペ」に試乗

    歴史的にも正しいクーペ像

  • 【&w】アロマオイルをプレゼント

    ノーザンテリトリーの青い精油

  • Astand橋下劇場の行方はいかに

    「大阪都構想」住民投票が決定

  • 写真

    ハフポスト日本版 80年代の映画スターは今

    色あせない銀幕の美女たち

  • 朝デジ就活ニュース

  • 転職情報 朝日求人ウェブ