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2008年7月

7月29日:総体初戦 試合前

総体初戦の試合前の様子です。

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10時半を回り、選手たちがアップ会場へ向かいます。

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アップ前には、必ず円陣を組みます。一人ひとりが気持ちを高めて、チーム一丸となる瞬間です。

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「調子はまあまあ」と、いつもの坂本君。全国大会を迎えましたが、坂本君はマイペースです。その独特の雰囲気がチームの表情をやわらかくさせたりしています。

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ポイントとなるボランチの中川君。高円宮杯決定戦からスタメンに戻り、全国を迎えました。気合十分という感じです。

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「野洲だ!」と地元のちびっ子たちが目を輝かせながら、フェンス越しに見ていました。そういえば、静岡でも、少年団チームが大会を行っていたようでしたが、野洲の練習やゲームを真剣な表情で見ていました。静学戦でも、見ている人が本当に多く、注目されるチームなんだと改めて実感しました。

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隣のコートでは前橋育英がアップ中。大きな声や気合の入り具合に、思わず選手たちの目が釘付けになっていきました。

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いつでも一番最初にグラウンドに来て、一番最後にあがっていくGKの横江君(下)と山本君(上)。2人の手はグローブ焼けで真っ白なんです。

「少し固いかな」と選手たちの表情を見て、話してくれた山本監督。いつも明るい選手たちも、笑顔は少なめ。気合が入っていたのもありますが、顔には出さずに緊張しているようでもありました。

第一試合がPKに突入したこともあり、試合直前には、会場の雰囲気にも慣れ始め、だいぶ、いい表情に変わった選手たち。初戦の入り方は試合を左右しますが、「乗り越えたのかな」という印象がありました。

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7月29日:高校総体 初戦

まずは結果を。

今日、前橋育英戦が行われ2-3で敗戦。初戦敗退で、野洲の総体が終わりました。

試合の様子↓です。

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第一試合がPKに突入したため、試合開始時間が遅くなった第二試合。いよいよ野洲の登場です。ユニホームに着替えて出てきた選手たちの表情は、いつもよりすこし固め・・・・・・。緊張もあったようです。

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メインスタンドはほぼいっぱいでした。「観客、多いなー」と驚いていた選手たち。アップの様子も、地元のサッカー少年たちが見ている中で行われていました。

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「両ワイドがどれだけ攻めあがれるかがポイントになる」と山本監督が話していたように、一点ビハインドで迎えた前半7分。右サイドを駆け上がった上田君のすばらしいシュートが決まり、固かった選手たちに笑顔が生まれました!

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「調子はよかってんけどな」と試合後に肩を落としていた松永君。背中には何重ものテーピングが貼られていて、まさに満身創痍。後半、すごく惜しいボレーを放ち「あれが入ってたら・・・・・・」とバスへ乗り込んでいました。

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前半12分、PKを与えてしまいました。「関東と関西ではジャッジが微妙に違うから、そのあたりも難しい」と大会前に話していたのを思いだします。野洲は仕掛けていくからファウルとなる境界線が重要にもなってきます。もちろん、劣勢を跳ね除ける強さがあるチームだからこそ、厳しいのも覚悟の上ではあると思います。

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厳しいマークがついていた坂本君(上)と潮入君(下)。ボールを持っても、2人、3人に囲まれ、激しいぶつかり合いもありました。思うようにプレーができなくても、やっぱり野洲の生命線。苦しい中でも惜しいチャンスを作り続けていました。

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右CKを蹴るのは中川君。セットプレー時には、応援席から端山コールが起こっていました。

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途中交代で出場した2年生の卯田君。松永君がボランチに下がり、藤野君が左ワイドへ。抜群のパスセンスを持つ卯田君の投入もあり、ボールが動き始めます。後半、一気に流れが野洲へ傾きました。

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試合後と余談を少し書こうと思います。

いつもならば、少し時間がたつとポツポツとお話を聞かせてくれる選手たちですが、この日は、口を開く選手はほとんどいませんでした。心配になり「大丈夫?」と声をかけても返答はないままでした。

目を真っ赤にし、うつむいて歩く選手もいれば、悔しさをにじませている選手もいます。この敗戦は、予想以上に選手たちには大きいショックのようでした。監督、スタッフもまた、同様です。

「頂点を狙う」

まずこの総体で、一番高い場所へ挑みました。

野洲は、5,6月に落ち込んだ時期を抜け、中断明けのプリンスリーグと高円宮杯出場決定戦まで公式戦負けなしという、いい状態でこの総体に突入していました。7月20日の大阪桐蔭戦では、選手たちの表情も明るく、楽しそうでした。

「初戦を乗り越えられたらいけるかもしれない」。彼らを見ていて、そんなことを思いました。ですが、やっぱり全国大会。開始早々の失点で、歯車はぎこちなくなってしまいました。

それでも、緊張感も漂う中で、彼らなりの精一杯を見せてくれたように思います。3失点で迎えたハーフタイム。応援席で3年生と少し話しをしました。

「テンション落とさないで。前橋育英は思っていたより上手いし、強いけど、でもうちだって負けない。絶対に取り返すから、ちゃんと見てて。だけどこのピッチに立ちたかったなぁ」

十数人の3年生応援団が、一生懸命に声を出して、ピッチの選手たちを励ます姿が、そこにはありました。ピッチに立てない悔しさもある。だけど、一緒に頑張ってきた仲間を信じる力もある。

その思いに応えたかのように後半。目の色が変わったように、ゴールを目指した彼らの35分は、野洲らしさがたくさんつまっていました。

今、選手たちが背負っているのは、ピッチに立てない選手たちや下級生、多くのファンの人や支えてくれる家族への思いもあります。だからこそ、やっぱり自分たちらしく戦おうとしていました。

敗戦は、敗戦です。この結果を受け止めて、次につなげていけばいい。そしてこれを乗りこえて行く。その力が、野洲にはあります。取材を続けていて、そう思う一戦でした。

前後してしまいますが、試合前の様子は、後日アップしたいと思います。

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7月28日:高校総体開会式

高校総体が開幕しました。今日はさいたまスーパーアリーナで総合開会式が行われました。野洲も滋賀県代表団の一員です。

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朝6時に宿舎を出発したため、少し眠たそうな選手たちでした。

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山本監督は、開会式の後、監督会議に出席するため、今日は爽やかにYシャツ姿でした。

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「滋賀にはこんな施設はないなー」とスーパーアリーナをしばし堪能していたようです。記念撮影もバッチリです!

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開会式を終えるとすぐに移動し県内の高校で練習が行われました。

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久しぶりのクレーコート、さらに前日の雷雨の影響で少しぬかるんでいたピッチに戸惑い気味ではありましたが、すぐに気持ちを切り替えて練習です。

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「埼玉は暑いよ」と話していたのですが、この日も昨日も涼しかったため「暑くないやん。これなら滋賀のほうが暑いよ」と話していた端山君と横江君。明日の試合でも涼しいことを祈るばかりです。

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初戦前日とあって選手同士の厳しさも増します。ケガのないようにと思うほどの激しさでした。

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涼しいといっても30度は超えている午後の練習。大粒の汗がしたたり落ち、水分補給も欠かせません。開会式後と言うこともあり、ちょっと疲労気味でもありました。

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「あちー」と言っていた坂本君。よくお腹を出して温度調整をしています!

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暑くても、疲れていても、楽しく練習をする。笑顔も見られ、メリハリのきいた練習となりました。

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練習後には、土を落として荷物を片付けてバスへ向かいます。

いよいよ、明日、初戦を迎えます。滋賀からもメンバーに入れなかった3年生たちが応援にかけつけます。この総体で、彼らがどんなサッカーをするのか、何を手にしていくのか、楽しみになってきました。

7月29日、対前橋育英(群馬)

越谷市しらこばと総合運動公園競技場 11:45キックオフです。

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静岡ミズノカップ①

野洲の夏休みがはじまりました。

7月24日から、静岡にてミズノカップに来ています。陽射しはきついですが、時折すずしい風が吹いています。

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25日は静岡学園、厚木北と対戦しました。静岡学園戦後、ユニホームを干す選手たち。こんな光景はフェスティバルならではです。

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さて試合ですが、静岡学園との対戦は2-4で逆転負け。野洲の得点は潮入君、坂本君です。

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前半は野洲ペースでした。総体前と言うこともあり、詳細は省かせていただきますが、野洲らしい展開が随所に見られ、静岡学園の先手を取る形での2得点だったように思います。

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逆に後半は、静岡学園ペース。一気に4失点でした。技術、判断、早さ、プライド。全てが一回り上回っていた感じですが、前半を終えた時点で、選手たちが話していたのは「このまま静岡学園が終わるわけがない」ということでした。「それでもやられたなぁ」と選手たち。ただ、この敗戦で見えた課題が次に活かされればと思います。

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さて、フェスティバル中ということもあり、試合の前後などは和やかムードです。選手たちの表情も柔らかでした。

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荷物運びも自分たちで! ペットボトルを運ぶのは潮入君と倉田君。ボールを運ぶ冨田君とOBでコーチの未来君です。

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2試合目は2年生主体のチーム編成。ピッチに出ている選手たちのドリンクを作っていた端山君。ピッチの周辺に置くのも彼の役目でした。

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水につけたスポンジを配るのは上田君と潮入君。気持ちよさそうでしたよ。

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お昼ごはんのあとに談笑中の端山君と冨田君です。のんびり、穏やかにお昼寝をしていたり、おしゃべりをしていたりと、試合の合間を過ごします。

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総体用の野洲の新ジャージです。グレーに黄色でなかなかお洒落でした。選手たちにもよく似合っています。

明日は、練習とトレーニングマッチを行う予定です!

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7月20日:高円宮杯出場決定戦 試合後

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2-1で勝ちました! これで、今年9月に開催される(予定)全日本ユースへの出場権を獲得。野洲としても初の大会出場です。本大会の抽選会は8月中旬。組合せをお知らせできたらと思います!

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集合写真を撮る前に、じゃれあっていた坂本君と潮入君。本当に仲良しコンビです。

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総体予選決勝に続き「ポーズをとる掛け声を出して!」と撮影陣からリクエストがあった高階君。「ほんまは恥かしいねんって」と笑いながら大きな声を出してくれました。

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撮影を終えて選手たちが戻ってきました! 松原君も、松永君も、荒尾君も素敵な笑顔です。

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こちらは、ほっとした表情の藤野君とお茶目でかわいいポーズの横江君です。

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試合後のロッカーも、楽しそうな雰囲気でした。上田君も嬉しそうな表情です!

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写真撮影をしていたり、メールで報告していたりと、試合後の彼らは普通の高校生の素顔に戻ります。カメラを向けても、嫌がらずにいろいろポーズをとってくれるのも嬉しい限りです。

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喜びもつかの間、すぐに野洲へ戻ります。明日もトレーニングマッチが続くそうです。そして、オフをはさんで静岡遠征へ出発!野洲の暑い夏はまだ始まったばかりです。

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7月20日:高円宮杯出場決定戦 試合

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FW→ボランチを経てこの日は左サイドでの出場の松永君。サイドの早さは、野洲の魅力のひとつ。右サイドを駆け上がる上田君と、松永君はこの日もいいアクセントになっていました。

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3バックの一角の担う端山君。正確なキックが苦しい状況を打開する一撃になっています。

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気温は35度近くまで上昇した万博公園。ピッチレベルもかなりの暑さでした。

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その中で先制点は野洲に生まれました。右サイドをから潮入君のクロスに中央で坂本君が頭で合わせますが、クロスバーに直撃!こぼれたところに待っていたのが松永君でした。

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「一輝が決めたと思っていたからビックリした」と松永君。つめていたのは「気づいたら・・・」と話していましたが、複数のポジションをこなしてきている松永君だからこそできるプレーなのだと思います。

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1点リードで迎えたハーフタイム。暑さとの戦いでもありましたが、選手たちの表情は明るくまだまだ元気でした。

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試合前後や給水タイムにお水を配る控えメンバー。彼らもいつも笑顔で、ピッチで戦うみんなを助けています。「11人では決して戦えない」口にはださなくても、分かるからこそ、まさにチーム一丸です。

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「予想以上に(大阪桐蔭が)攻めてこなかったから驚いた」と横江君。「ミスからの失点は悔しい」と試合後に話していました。

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「嬉しかった!」と勝ち越し弾を決めた坂本君。左サイドからのコーナーキックを滞空時間の長い、きれいなヘディングでのゴールでした。中川君のキックも素晴らしかったです!

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後半途中に足がつり交代した西口君。「軽い肉離れ」だったそうで、まさに満身創痍。「最後まで戦いたかった」という気持ちが現れていた交代後の悔しそうな表情が印象的でした。

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途中出場の2年生コンビ。卯田君(左)と梅村徹君。総力戦となったこのゲームでは、選手たちに山本監督から「がんばれ!」と大きな声がかけられていました。

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7月20日:高円宮杯出場決定戦 試合前

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今秋の全日本ユース出場権をかけた一戦がやってきました。

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総体予選決勝から約2ヶ月。久しぶりに会った選手たちは少したくましくなって、やっぱり明るく笑顔でした。

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試合前にはサンガ対ヴィッセルの5位決定戦が行われていました。サンガジュニアユース出身の松原君はサンガの選手たちと近状報告をしつつ、戦況を見つめていました。

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スパイクのヒモをきっちり締めて、アップへ向かいます。試合前も野洲には笑顔がよく見られますが、この日も本当にいい笑顔。選手たちも、いい状態でこの日を迎えられたようでした。「ゴール決めるから、写真撮って下さいねー」と笑っていた潮入君。「暑いから髪も短くして頑張る!」と爽やかに話してくれました。

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左手にサポーターを巻いていた坂本君。「捻挫やし、大丈夫!!」と頼もしい限りです。

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新しいスパイクで試合に臨む西口君。ケガが心配されましたが、気合は十分です。

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「今日は絶対に勝つ」と力強く言ってくれた藤野君。

控え室に一度戻って、いよいよキックオフです。

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インターハイ組合せ

インターハイの組合せが決定しました!

http://www.jfa.or.jp/domestic/category_2/games/2008/sotai_2008/pdf/tournament.pdf

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初戦は、前橋育英です。ブロック的には、関西と九州勢が多い感じがしますが、一戦必勝です!

会場が越谷なのが・・・。あくまでも個人的ですが、NACK5スアジアムや駒場(ベスト4まで勝ち進めばここですね)で見たかった!

NACK5は芝も施設も見やすくて素晴らしいんですよね。残念! 

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埼玉スタジアムのメインピッチで、彼らの笑顔が見られることを願いますsoccer

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