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2008年8月

高円宮杯全日本ユース選手権組合せ

東京・JFAハウスで高円宮杯全日本ユース選手権大会の組合せ抽選会が行われています。

出場24チームを6つのグループに分け、上位2チームと3位チームの中から上位4チームが決勝トーナメントに進出します。

グループA 浦和ユース、横浜FMユース、青森山田、名古屋U-18

グループB 前橋育英、愛媛FC、鹿児島城西、新潟ユース

グループC C大阪Uー18 、作陽、札幌ユース、仙台ユース

グループD 静岡学園、柏U-18、広島皆実、流通経済大柏

グループE 野洲、磐田ユース、ヴェルディユース、市立船橋

グループF 桐光学園、広島ユース、G大阪ユース、FC東京U-18

野洲高校試合日程

9月7日11:00対磐田ユース@藤枝

9月13日11:00対ヴェルディユース@藤枝

9月15日13:20対市立船橋@西が丘

山本監督の会見でのコメント

「この大会に初出場することになりました。関西地区で切磋琢磨しあってきたチームの代表として、結果と内容にこだわって誇りを持った試合をしたいと思います」

※会見後、少し山本監督とお話をする時間がありました。率直な感想を伺うと

「3試合にすべてをかけるしかない」と最初は冗談交じりに話していましたが、「どちらのユースいい相手だと思う。市立船橋も総体優勝チームやし、頑張らないとね」と話していました。

個人的に激戦区はFグループかなとも思いますが、どのグループも戦いが白熱し、厳しいことには間違いありません。

名古屋U-18の朴監督は「厳しいグループ。どのチームも本当に強いし、一つ一つ大事に戦うしかない」と教えてくれました。関東以外のチームは移動もポイントの一つです。野洲は静岡ですが、決勝トーナメントに入ると、勝ち進めば藤枝から市原臨海か西が丘と移動になります。中1日での日程をどう乗り切るか、選手の体力、メンタル面も鍛えられる大会になりそうです。

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前半戦を振り返る:2月②

2月

佐川急便、名古屋Uー18と続いたトレーニングマッチの前日に行われた学校練習の模様です。選手たちの雰囲気が今とは違います。まだまだ“2年生”だった頃です。

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この頃は控えに入ることも多かった端山君。いつも夜遅くまでグラウンドにいるのも端山くんでした。よく参考書や教科書が入ったカバンを重たそうに持って帰る姿が印象に残っています。

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「オレは(撮影料)高いよー」と笑いながら話しかけてくれる福原君。いつでも明るい福原君は、ゴールに向かう思いが強い選手でもあります。流れを変えられたり、魅せ場を作ることも多いです。現在はケガとのことですが、早く復帰して、また元気な姿をピッチで見せてくれることを願っています。

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1年生の頃から知っている上田君。初めて会った時は、あどけなさが残る少年でしたが、チームの主軸の一人として、本当に顔つきが変わったと思います。そしてまだ変わっていきそうな雰囲気もあります。上田君がサイドを突破してくる姿は迫力満点なんです。

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「小、中と主将はずっとやってきたから、ここでもやりたい」とはっきりとした決意を口にしていた西口君。ですが、実際にはチームのこと、自分自身のこと。西口君の悩みはつきないようで「どうしたらええとかなー?」と冗談交じりに話していました。

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さて、翌日の名古屋U-18との対戦は、トヨタスポーツセンターで行われました。みぞれまじりの雨が降り続き、すごく寒い日だったと記憶しています。選手たちもぬれるピッチで、ケガをしないように気をつけながら、名古屋Uー18との試合に臨みます。

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冨田君も髪型が変わったこともありますが、だいぶ雰囲気が違うような気がします。冬の選手権では右サイドでプレーをしていた冨田君がボランチへ。中盤が引き締まっていく感じも見られました。

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「ユースに勝ったの、初めて」とちょっと嬉しそうにベンチに戻ってきた藤野君。すべるピッチに足をとられていましたが、何度も惜しい場面を作っていました。

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「圭ちゃん!」とよくベンチから声が上がる中川君。夏に来るまでは、ベンチを温める時もありましたが、モチベーションを落とさずに頑張っていました。淡々としたプレーの中に、驚くほど鋭いパスを出したり、さばいたりするのも中川君の魅力です。

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雨だったためにびしょぬれでベンチに戻ってくる選手たち。「濡れてるから撮らないでー」と言っていたのは・・・・・・

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真っ赤な手袋の潮入君です。よく目立つ赤い手袋は「誰もつけてないのもあんで」と教えてくれました。カメラが「近いわー」と言いつつ、しっかりと準備をして試合へ臨んでいました。

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前半戦を振り返る:2月①

2月

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新人戦が終わった後、佐川急便とのトレーニングマッチが行われることを知りました。

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選手権メンバーにとってはシーズン初戦ともいえる70分。相手は体格も年齢も経験も全てが上の2007年JFL優勝チームです。山本監督の狙いはズバリ「格上の相手にどこまで自分たちを貫けるのか」ということでした。

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緊張感も漂う中、選手たちはピッチへ向かいます。86回選手権、東福岡戦のように気持ちを前面に出して戦えるのか。期待は募ります。

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ですが0-5で完敗。厳しいようですが、このときは何もできなかったという言葉のほうが適切なのかもしれません。特に心の面で・・・

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「早く試合がしたい」。この試合前まで、選手たちの口から聞かれていた言葉です。それは2年生が主体のチームで得て感じてきた手応えを、試合の中で確かなものにしたいという気持ちがあったからかもしれません。だからこそ、何もできなかった自分たちが悔しくて情けない。そんな表情をしてロッカールームに戻ってきました。

2年生として戦った昨年。「3年生のために頑張る」という気持ちで、本当に結束していました。それが野洲の大きな力だったのです。でも、彼らは最上級生となったときに、改めて感じたのは「3年生たちがいない」ということだったのかもしれません。レギュラーはたった2人の3年生。ですが彼らにとっては本当に偉大な存在。「(青木)亮都君やうっちー(内久保君)がいてくれたら・・・」そんな言葉さえ聞かれた試合後でした。

何が足りないのか。チームとしての方向性も個人の思いもみんなバラバラ。そんな風に感じるゲームでした。でも、自分たちで何とかするしかない。そう決意した試合でもあったと思います。

翌日にはまた試合が待っていました。今度はそこで、自分自身にリベンジできるか。気持ちが問われた2月でした。

翌日の名古屋U-18とのゲームの模様と練習の模様は2月②でアップ予定です!

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8月12日

すでにご存知の方もいらっしゃると思いますが、C大阪主催の大阪ミズノカップで野洲がバレンシアU-18と対戦することになりました。

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会場は長居スタジアムで15:30キックオフです。

「大きいスタジアムだから、たくさんの人に見てもらいたいし、恥じない試合をしたい」と山本監督は話しています。

選手たちもこの一戦は本当に楽しみにしていて、夏休みに入ったばかりの頃に嬉しそうな顔で「バレンシアとやるんやで!」と教えてくれていました。長居スタジアムで試合をできることも選手たちには、大きなことです。高円宮杯に向けてもいい戦いが出来ることを期待したいです。

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試合は無料開催とのことですので、お時間があればぜひ長居スタジアムに足を運んでください! 当日の様子もアップ予定です。

対戦表はこちら↓

http://www.cerezo.co.jp/games/2008_mizunocup_u18.pdf

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OBのお話:村田和哉選手@大体大

先日、京都サンガに取材に行きました。そのときに大阪体育大(大体大)が練習試合に来ていました。

大体大といえば、夏の総理大臣杯で優勝したチームです。野洲からも何名か進学をしていますが、一昨年の卒業生の村田和哉君がレギュラーで活躍中なんです。

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8番が村田君です(6番の松尾選手も野洲出身で4回生です)。今年20歳になりました。

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昨年、大学リーグを見に行った時には、体大(←選手はこう略すんですね)と野洲のサッカーが違うので、プレー面でも悩んでいたようでした。チームの2部に降格してしまい、村田君自身も責任を感じていました。

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それから半年がたち、背番号は8へ。右サイドのレギュラーとしてチームの中心選手となっている村田君。「大臣杯で優勝できたことはすごい自信になったし、本当にうれしかった。まずはチームの1部復帰やね」と相変わらず笑顔でお話をしてくれました。

野洲高校で密着取材をさせてもらった85回大会の主力メンバーだった村田君は、とても頭の回転が速く、話をしていても、面白い答えを返してくれる選手でした。人懐っこい性格もあって、取材中もいろいろなことを教えてもらいました。

今回も「何をしに来てるん? ビックリした!」と驚かせてしまいましたが、少し大人になったなぁという印象でした。

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右サイドを駆け抜けて行く姿は本当に早くて、それは、体大に進んでも全然変わらない村田君の魅力です。サイドを駆け上がって中に切れ込んでゴールを目指す。守備もすごく頑張っていました。村田君のそんなプレーを久しぶりに堪能させてもらいました。

村田君をはじめ、野洲OBに会いに出かけますが、どのチームでも、自分のカラーをなくさずに頑張っている選手たちを見ると、野洲から巣立っていっても、個の魅力は変わらないと実感します。

そういえば、野洲のモチベーションビデオも村田君が製作していて、いろいろな作品も見せてもらったことがあります。野洲が大好きだったんだなぁという村田君の気持ちが表れているようで、すごいいいビデオなんですよ。山本監督の講演会などで、たまに上映するようですが、私も始めてみたときは感動したのを覚えています。

試合後に「ブログに載せてもいい?」と声をかけると「いいよー。でもまた試合に来てや」とバスに乗り込んで行きました。

9月からリーグ戦も再開します。2部からの挑戦ですが、村田君らしく頑張って1部復帰、を願っています!!

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前半戦を振り返る:1月

雷雨のために市立船橋と流通経済大柏の両校優勝でインターハイが終わりました。野洲はすでにFAカップへ向け、全日本ユースへ向け、再出発をしています。

新人戦から、インターハイまでの前半戦を振り返っていこうかなと思います。だいぶ選手たちの顔つきが変わってきました。

1月

選手権が終わり、新人戦に臨みました。選手権メンバーではなくAサブチームが新人戦を戦い、見事に滋賀を制しました。

雪が舞う中で行われた決勝戦。「誰が出ても、変わらない力であること。野洲のプライドを背負って、戦うこと」。それが山本監督が選手たちに伝えたことでもありました。

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左ヒザの負傷を抱えながら守備を統率していた松原君。

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ゲームキャプテンは中川君でした。選手権メンバーからは唯一の出場で、チームをよくまとめていました。

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松永君は、FWとして出場。決勝では優勝を決めるヘディングシュートを決めました。腰と足の状態がよくなく、前日、「明日は出られるか分からん」と言っていました。頑張れるところまで頑張る。それが松永君が出した結論で、結果を残しました。

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出場機会がなかった福原君や坂本君たちは、荷物運びなどをしつつ、楽しそうにピッチの外でボールを蹴っていました。試合後は学校に戻って練習をしたり、トレーニングマッチをしたりと休む時間はありませんでした。

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集合の時に。インターハイの優秀選手に唯一選ばれた潮入君は、このころから、カメラを向けるといつでも笑いかけてくれる選手です。本当にいい笑顔の持ち主で、チームの明るい雰囲気を作っています。

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新主将となった西口君は、“チームをどうまとめていくか”をよく話していました。最後の1年を悔いのないようにするためにも「県内では負けられん」と決意を新たにした出発でした。

スタイルというよりも、チーム全体の意思統一が図られた大会であったように思います。Aチームで戦わないことに賛否両論がありましたが、出ていても、出ていなくても野洲は野洲だという気持ちを強く持つことからはじまった08年シーズン。

それが夏の今も、大事に育てられている気持ちでもあります。

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