エボラの新ワクチン開発=サルで効果、安全性向上―東大など
時事通信 3月27日(金)3時2分配信
エボラ出血熱に有効な新たなワクチンの開発に、東京大医科学研究所や米ウィスコンシン大などの研究チームが成功した。米国内で実施したサルを使った実験で有効性が確認され、現在臨床試験が進められているワクチンよりも安全性が高いという。論文は26日、米科学誌サイエンス電子版に掲載された。
東大医科研の河岡義裕教授らの研究チームは、エボラウイルスが増殖するのに必要なたんぱく質を欠損させた変異ウイルスを作成。このウイルスはエボラウイルスが持つほぼ全てのたんぱく質を含むため、従来のワクチンより高い効果が期待できる一方、特殊な人工細胞を使わないと増殖できないため、安全性も高いという。
さらに研究チームは、人への接種を想定し、ワクチンから毒性を取り除く「不活化」の手法を検討。過酸化水素水で不活化したワクチンをサルに接種後にエボラウイルスに感染させる実験を行ったところ、すべてのサルが生き残り、エボラ出血熱の症状も示さなかった。
最終更新:3月27日(金)10時12分
Yahoo!ニュース関連記事
- 1 ピルクルに摂取目安「1日65ミリ」の表記があってTwitter民おののく 500ミリ全部飲んではだめなのか聞いてみた ねとらぼ 3月27日(金)21時1分
- 2 日本が秘める軍事力・・・「真実を知れば中国人は腰を抜かす」=中国メディア サーチナ 3月27日(金)8時53分
- 3 舌の汚れ、がん関連か=原因物質濃度高く―岡山大 時事通信 3月27日(金)19時16分
- 4 NHK「あさイチ」で通訳さんまで大号泣 「マッサン」に感動し出演者にハンカチ配布の記録達成(ねとらぼ調べ) ねとらぼ 3月27日(金)9時29分
- 5 ロブスターは下着だった……! 大物女優のとんでもないセクシー姿に世界が震撼 ねとらぼ 3月23日(月)23時23分
51人の支出に問題 政務活動費の実態
政務活動費を支給された約2700人の使途について、28都府県の51人3会派の支出に問題が発覚。制度の課題や実態を探る。
- 政活費巡り5000万円修正へ 51人・3会派、支出に問題 47都道府県議、朝日新聞社調査有料
- (政務活動費 朝日47都道府県議調査)制度と課題 監視力―態勢増強や第三者機関有料
- (社説)政務活動費―住民感覚とのずれ正せ有料
読み込み中…