プロフィール~僕の人生の最大の彩り・・・野球~
2011年01月07日 (金)物心ついた頃からずっと野球をやっていた気がします。
3つ上の兄貴と、毎日キャッチボールをしました。新潟市郊外の我が家は、田んぼを埋め立てた住宅地にあり、そのころは家もまばら、周りは田んぼばかりでした。秋、刈り取りの終わった田んぼ、春、田起こしをする前の緑の草原とかした田んぼ。田んぼが僕らのグラウンドで、思いきり遠投をしたり、ノックをしたりしました。田植えが始まり、田んぼに入ることができなくなると、その周囲の農道が僕らのキャッチボールの場所でした。暴投して田んぼにボールが入ってしまうと、なかなかボールは見つかりません。そのせいかな、相手の胸にしっかりとボールを返すコントロールがついたのは。
両親は公務員で、共稼ぎでした。夕方、兄貴とキャッチボールをしていると、勤め帰りの母が、夕食の材料を入れた買い物袋を抱えて向こうから歩いてくるのが見える。
「母さん、きょうの晩ごはんはなあに」と
駆け寄っていった少年時代が、今も目に浮かびます。
月並みなことばになりますが、今の都会の子どもたちは、空き地で自由に遊ぶことがほとんど許されていないのが気の毒です。何もない原っぱから遊びを編み出す。あるいは僕のように、ひたすら思い切りボールを投げるということができなくなっている。
先日、小中学生の体力調査が発表されました。ソフトボール投げ、50メートル走。いずれもこの20年、30年で大きく落ち込んでいました。スポーツに積極的に取り組むのも、今の子どもたちは大変です。いや、親たちが大変と言うべきか。
野球やサッカーのチームに入れるにしても、場所の確保や移動、安全管理。コーチや親がシステマチックに管理しなければならない時代です。もう、子どもを野放しにして勝手に育つ時代ではないのですね。
投稿者:大越健介 | 投稿時間:11:24