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「通勤を再デザイン」サンフランシスコを走るクールなバス

サンフランシスコの新興企業が、クールな通勤バスの運行を開始しようとしている。運賃は公共交通機関の3倍だが、混雑のない快適な空間で、無料Wi-FiとUSBポートが利用でき、さらに食事と飲み物も提供される。動画も紹介。

 
 
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TEXT AND PHOTOS BY CYRUS FARIVAR
VIDEO BY LEAP
TRANSLATION BY TOMOKO MUKAI, HIROKO GOHARA/GALILEO

ARS TECHNICA (US)

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Leap社のバスはパーティにも使える。クールな青い照明にしたところ。

サンフランシスコの道路には、地元のバスだけでなく、数百人の従業員を乗せて約65km南に位置する会社施設との間を往復するテクノロジー企業の専用バスもたくさん行き交っている。この街で、ある新興企業が、プライヴェートの快適な通勤バスの運行を開始した。

Leap社が提供する、新しいスタイルの通勤バスの運賃は、約5kmの距離で6ドル。これは、地元の公共交通機関「Muni(San Francisco Municipal Transportation Agency)」の運賃と比べればほぼ3倍だ。しかし、タクシーやUberLyftSidecarといった配車サーヴィスで同じような距離を利用した場合の料金と比べれば若干安い。Leap社はこうした運賃を、乗客たちが喜んで支払うものと見込んでいる。

この運賃に値するものとは何だろうか? 車内では快適なシート(乗客は27人までで、立ち乗り客はなし)のほかに、無料Wi-FiとUSBポートが利用でき、さらに食事と飲み物が提供される。

Leap社は、ローンチ段階では、通勤時に4台のバスを稼働させるという(予備としてもう1台を準備している)。中心となる路線は、朝は、サンフランシスコ市内の北部に位置するマリーナ地区から南東のダウンタウン地区まで、夕方はその逆のコースだ。

固定したスケジュールはなく、10分から15分間隔で継続的に運行しており、乗客たちはiOSやウェブアプリでバスの到着時刻を確認することができる。

筆者は3月18日(米国時間)、Leap社のバスに乗ってみた。アプリでアカウントを作成するには、自分のフェイスブック・アカウントとクレジットカードにリンクするだけでよく、プロセスは1分程度で完了した(登録すると3回の無料乗車が提供される)。

バスに乗るには、まずアプリでチェックインする。するとQRコードが作成され、それを乗車したときに据え付けのiPadにかざすという仕組みだ(また、Bluetoothのビーコンを使用した自動チェッキング機能もある)。乗車してから、筆者はアプリでココナッツウォーターを注文した。

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筆者がココナッツウォーターを注文したときに、「バス・マネージャー」が見るアプリ画面。乗客の名前や顔写真もわかる。


 
 
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