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はしか WHOは日本を「排除状態」と認定3月27日 13時51分
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WHO=世界保健機関は、世界的にウイルスの排除の取り組みが進められている「はしか」について、日本が国内に土着のウイルスがいない「排除状態」になったと認定しました。
発疹などの症状が出る「はしか」は脳炎を起こして死亡することもある感染症で、世界的にウイルスの排除に向けた取り組みが進められています。
日本では平成20年に患者が1万人以上出る大きな流行が起きましたが、その後は患者数も減り、去年の患者は調査したすべてのケースが海外からウイルスが持ち込まれたものでした。
このため、国がウイルスの遺伝子の型や感染経路などを調べた結果、3年以上、国内に土着のウイルスが検出されなかったことが確認できたということで、27日までにマカオで開かれたWHOの会議でブルネイ、カンボジアとともに「排除状態」にあると認定されたということです。
国の排除認定会議の岡部信彦座長は「排除に向けて取り組んできた成果で喜ばしいことだが、海外から持ち込まれる事例はあとを絶たないので、対策を怠ると、また広がるおそれがある。引き続きワクチンの接種を徹底するなど排除状態を続ける努力が必要だ」と話しています。
日本では平成20年に患者が1万人以上出る大きな流行が起きましたが、その後は患者数も減り、去年の患者は調査したすべてのケースが海外からウイルスが持ち込まれたものでした。
このため、国がウイルスの遺伝子の型や感染経路などを調べた結果、3年以上、国内に土着のウイルスが検出されなかったことが確認できたということで、27日までにマカオで開かれたWHOの会議でブルネイ、カンボジアとともに「排除状態」にあると認定されたということです。
国の排除認定会議の岡部信彦座長は「排除に向けて取り組んできた成果で喜ばしいことだが、海外から持ち込まれる事例はあとを絶たないので、対策を怠ると、また広がるおそれがある。引き続きワクチンの接種を徹底するなど排除状態を続ける努力が必要だ」と話しています。