【特報】朝鮮人慰安婦問題で「ねつ造記者」とされた朝日OB・植村隆氏、米国の大学で連続講演へ

【3月25日、さくらフィナンシャルニュース=東京】

朝鮮人慰安婦問題で「ねつ造記者」とされた朝日新聞OBの植村隆氏(北海道札幌市の北星学園大非常勤講師)が、記事を掲載した週刊文春の発行元・文藝春秋と、それを喧伝した東京基督教大学の西岡力教授を名誉毀損で東京地裁に提起した裁判の初の口頭弁論が4月27日(月)午後3時から103号法廷で開かれる。

話題の主が原告、大手出版社が被告だから、傍聴希望者が多いと予測されたためか傍聴者が約100人はいる103号法廷で両者が火花を散らす。大法廷だが、抽選で傍聴者が決まる可能性がある。

ところで植村さんは、今年のゴールデンウィークでは米国の複数の大学で慰安婦問題をテーマにした講演を行う。

このきっかけをつくったのは、米モンタナ州立大の山口智子准教授だ。山口准教授は国際基督教大出身で、米ミシガン大などを経て2007年からモンタナ州立大で教えている。

文化人類学を専攻する山口さんは、日本の右派勢力の運動を調べている過程で、植村氏が慰安婦問題で集中砲火を浴びていることに異様な感じを受け、昨年8月ごろ、植村氏に連絡をとった。

これが植村氏とつながるスタートだった。植村氏の「米スピーチツアー」が実現したのは、彼女が手がけた翻訳が引き金。売国報道に反論するとして植村氏は15年1月号月刊文藝春秋に手記を発表したが、この手記を英訳しウェブサイト「ジャパン・フォーカス」に掲載したのだ。これが各方面で大きな反響を呼んで、米スピーチツアーに結びついた。

2月中旬の東京での植村講演にゲスト出演した山口准教授は「慰安婦問題は植村さん、個人の問題ではない。日本人、皆が考えるべきテーマです。バッシングを受ける植村さんを支援していきましょう」と語った。

植村さんをいろいろな人がサポートしている。(橋詰雅博・フリーのジャーナリスト、元日刊ゲンダイ記者)【了】

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