店の前に続く行列。
こちらにも…。
この人たちのお目当ては…。
そう、おすし。
大人も子どもも大好物ですよね。
大好きです。
握りずしが誕生したのは江戸時代。
江戸の海で取れる魚介を使ったことから江戸前と呼ばれるようになりました。
手軽にすぐ食べられる、すしは江戸っ子の気質にぴったりだったんです。
ほかにも…。
そばや…。
天ぷらも江戸の庶民に愛された味です。
江戸の人々を描いた作品で人気を博したのが作家の藤沢周平さんです。
心の機微を繊細に表現しファンを魅了し続けています。
そんな藤沢さん原作の時代劇がＢＳプレミアムで始まります。
うん！こりゃあ、いい！ということできょうはお江戸の気分をたっぷりと味わっちゃいましょう。
「ＢＳコンシェルジュ」「びぃコン」。
始まりました。
本日のゲストは俳優の高橋光臣さんです。
よろしくお願いします。
高橋さんは来月３日の金曜夜８時ＢＳプレミアムで始まるＢＳ時代劇「神谷玄次郎捕物控２」で主人公の神谷玄次郎を演じられます。
パート１は去年、放送されましたけども今回パート２が始まると聞いたときは、いかがでしたか？そのとき舞台をやってたんですけどその舞台をやってる本番…舞台をやった、そのあとですかプロデューサーの方が来てくださって、やりますと。
大声で叫びそうになりましたね。
うれしかったですね、やっぱり。
なかなか、あの喜びは感じれるものじゃないですね。
その高橋さんが演じる神谷玄次郎という人物はどんな人なのかパート１の名場面から振り返ってみましょう。
ここは皆が楽しむところ。
やぼな刀は納めなさい。
高橋光臣さん演じる主人公・神谷玄次郎。
江戸の治安をつかさどる北町奉行所の同心です。
玄次郎は、これまでにいくつもの事件を解決してきました。
女性が連続して殺された事件。
玄次郎が目をつけたのは髪油です。
ん？また、あのにおいだ。
殺された女性は皆、同じ髪油を使っていたのです。
ある茶屋で休んでいたときのこと。
お茶を入れ替えます。
玄次郎は殺された女性たちと同じ髪油のにおいをかぎます。
これで事件のからくりが読めた玄次郎は…。
そこまでだ！卓越した推理で新たな犠牲者が出るのを食い止めたのです。
子どもが誘拐された事件では…。
あの日も夕焼けで…。
もうちょっと遅かったわよ…。
もっと暗かった。
男の着物は棒じまだったな。
はい。
おはる、おめえも人さらいを見たそうだな。
はい。
顔は見えていませんが背の高い大きな人でした。
背の高い？うそ！そんなに高くなかったわ。
でも…。
玄次郎は証言の食い違いに疑念を抱きます。
そして、お杉の周辺を徹底的に洗いました。
案の定事件に深く関わっていたのはお杉でした。
玄次郎のひらめきが事件を解決に導いたのです。
夕暮れの、あの時刻に着物の柄まではっきり分かるわけがねえ。
どうも、お杉がくさいとその目であの女の動きを見てるとぼんやり筋書きが読めてきたんだ。
ところが玄次郎奉行所では専ら自堕落な男と評判です。
黙らっしゃい！大体、貴公の務めぶりは甚だ気に入らん。
わしの目は節穴ではないぞ！昼間からなじみの料理屋に入り浸り…。
お前さんはすこぶる、いい女だな。
おかみにうつつを抜かす毎日を送っていたからです。
お津世、お津世…。
ちょっと…こら。
うへへへ…朝っぱらからお熱いことで。
そんな玄次郎にはこんな情け深い一面も…。
ある女性が亭主殺しのぬれぎぬを着せられた事件。
大変だ！お調べ中だ！静かにしろい！これが騒がずにいられますかってんだい！こいつを見てくだせい。
息子の鉄之助は母が無実だとは知らず凶器を隠していました。
玄次郎は、それに気付き…。
てっきり亭主を殺したのはあの人だと思い込んでとっさに獲物のあいくちを持ち去った。
違うかい？やっぱりな…。
玄次郎は鉄之助を罪に問うことはしませんでした。
俺のここにしまっておく。
旦那、ありがとうございます。
パート２でも人間味あふれる玄次郎にご期待ください。
神谷玄次郎という人物の一番魅力的だと思ったところって何かあります？やっぱり弱さを持っているというか。
やっぱり、あれだけ同心としてすごく力があって剣の腕もたつと。
だけども、自分自身がすごく弱い人間なので罪を犯した人間だったりそういう人に対して許しを一つ、持てるというか。
すごく、そういう一人の男としてすごく度量の広いというか懐の深い人間だなと思いますね。
高橋さんは、もともと時代劇に対する思い入れがかなりお強いというふうに聞いたんですが。
僕はずっとラグビーとかスポーツをやっていて何か自分が一からやるとしたらこの世の中で一番おもしろいものって何なんだろう、仕事として。
っていうので、ぐだぐだしながらテレビを見ているといわば時代劇を見てその中で侍を見てですねすごく響くものがあったんですよ。
ぞくぞくっと。
素直に格好いいって。
こういう仕事もありなんじゃないかなって。
もともとは俳優になろうとは、まだ…？全く思ってない。
その選択肢がぽんと出てきたんでそれに飛びついたらこんなことになってるんですけど。
俳優になるきっかけが時代劇だったっていうことなんですね。
今、時代に逆行してる部分もあるかもしれないです。
時代劇がちょっと少しずつレギュラーの時代劇がなくなってきたりしている中でそういうふうに思ってる人間なのでだけど、時代に逆行することが別に格好悪いとも思わないですしまだまだ可能性のあるこれから、もっと可能性のあるところだと思いますし。
世界の作品とも勝負できるものは時代劇で勝負できると思っているのでそういう意味では熱く語っちゃいますよねやっぱり。
時代劇に出演するとき現代劇と違って意識している点って何かありますか？ことばで言うと所作だったりしぐさですかね。
くさいしぐさが現代劇でやったらお前、何くさい芝居してんねんって言われますけど時代劇でやるとそれが、すごく粋に見えたり口元一つ、手を当てるとかでも意味を持っていたりとか。
実は初めて神谷玄次郎の作品入ったときにのれん、くぐれなかったんですよ。
こうやって、くぐるとおかしいんですよ粋じゃないんですね。
やっぱり、こうぱって入っていくっていう…。
このドラマで重要な役割を果たしているのが中越典子さん演じるお津世ですよね。
着物が似合うんですね。
パート１ではこんなドラマがつむがれています。
玄次郎が足しげく通う料理屋・よし野。
中越典子さん演じるおかみのお津世は玄次郎に思いを寄せています。
母ちゃん！遊んで。
店主は３年前に家を出たきり行方が分からずお津世は一人で息子を育てています。
あら、まげが…。
無理しちゃだめよ。
今夜は、あったかい湯豆腐にしておきますからね。
見ちゃいられませんよ、旦那。
早いとこ、所帯でも持っちまったら、どうですか。
ばか言え、亭主持ちだぞ。
いいのよ、私は。
亭主なんかとっくの昔に死んじまったと思ってんだから。
ところが、お津世のもとに亭主の峰吉が帰ってきました。
お前さん…。
お津世…久しぶりだな。
峰吉は玄次郎と話がしたいと願い出ます。
身勝手なことは重々承知でござんす！俺は心を入れ替えて頑張る決心でござんすからどうか…どうか黙って身を引いておくんなせい。
玄次郎は身を引くことを決意します。
あんた！ところが峰吉にはもう一つ、別な顔があったのです。
間違いありません。
あいつです。
あのときの、ぬすっとの一人です。
峰吉が盗賊の一味であることを知った玄次郎は…。
近えうち、俺がお縄にするぜ。
うそ…。
うそじゃねえ。
おめえも、だまされてんだ。
よけいなお世話だよ！悪だって構わないよ…。
それでも玄次郎は…。
俺の勝ちだよ！その夜…。
あの人が死んだことは知ってるよ。
３年前にね…。
峰吉なんて人は初めっから、いなかったのさ。
お津世の亭主を斬り玄次郎はどんな気持ちだったんですか？自分の好きな相手の元旦那ということでお津世は元旦那が悪だったということを知ってもまだ折り合いつけられなくてその中でのお津世の気持ちを考えると玄次郎が、どういうふうにさばけばいいのかな。
それなりに斬るだけのどっか責任は玄次郎は持ってたのかな感じてたのかなと思いながら…。
お津世は玄次郎にとってどんな存在だと思います？なんか「神谷玄次郎１」のときとまたちょっと立ち位置が違ってきてるのかなというのはすごく思っていてその大きな一つ、問題を解決して２では１年後からのスタートなのでお津世と、どういう関係になってるんだろうっていうのはすごく僕も思っていて。
やっぱりお津世の存在っていうのは玄次郎が生きていくうえの支えっていうほうが大きいんじゃないかなって。
だけど、いつ、どこで離れていくかも分からないっていう、その距離感というかそれはすごく大人な関係というか。
そこを表現するのって難しいなって。
ほかの共演者の皆さんもそうそうたる個性的な面々ですけども。
共演されていかがでしたか？梅雀さんなんかでも現場を一番盛り上げてくださるというか僕も、あんまりそういうのが得意でないというか下手くそなんで、梅雀さんが「おはよう！」とか言って現場、盛り上げてくれて…。
撮影でも梅雀さんは所作事だったりとかっていうのはふだん絶対言われないんですけどうん？っていう顔をされるんです。
違う所作事だったりするとうん？って顔されるんで違いましたっけ…って。
そういうことをすぐに聞ける方が隣にずっといてくれるありがたさというのはいつも感謝しながらやってるんですけど。
あとは、岸本加世子さん演じるおさくとのシーンっていうのはこの「神谷玄次郎」の中でも息抜きのシーンというかふっと力が抜けるシーンなので。
頭の上までお天道様がきてるというのになんという怠け者でしょう。
亡くなられた大旦那様はそれはそれは律儀なお方でお勤めを休まれるなんて一度もありませんでしたよ。
その代わり、おふくろは希代の、のんびり屋だった。
たぶん、その血だな。
ったく…ああいえばこうこういえば…！いいから、もうあっちいけ！現場に入ると岸本さんがいろんな提案をされるというか。
「私、こう思うんだけど高橋君、どうする？」って。
「自分、こうしようと思ってるんで」って言ったら「そっか、じゃあ私、こうする」みたいな。
だから、岸本さんとのシーンは本当に楽しいですね。
撮ってて。
本当、いい雰囲気で撮影が行われたようですけれども来月３日から始まるＢＳ時代劇「神谷玄次郎捕物控２」。
初回の放送を少しだけご覧ください。
押し込み強盗の事件を調べていた玄次郎。
賊は２人組。
侍と、ごろつき。
それと、女が１人。
女？ばかな、女がいるとは誰も…。
女は気分で男にくっついたり離れたりするものだ。
さすがによく分かっとるじゃないか。
事件解決の糸口が見つからぬまま玄次郎はお津世の店に立ち寄りました。
ん？なんだよ、なんだよ、どうした？ごめんね。
いっぱいなの、今夜。
来るなってことか？亭主でもないくせに偉そうに…。
なんだと？それが本音か！さあ。
分かったよ、よーく分かったよ。
もう来ねえぞ。
二度と来ねえからな！あら、うれしい。
２人には今後も、さまざまなドラマが…。
おしのちゃん、塩まいとくれ！お津世とのいさかいのあと玄次郎は道行く美しい女性の姿を目にします。
神谷の旦那お待ちしておりやした。
誰だ、あの女。
へい！銀蔵親分のお客さんで。
ちょいと、いい女でしょう。
へっへっへっ…。
女性は畳問屋のおかみ・おとせ。
最近、誰かにつけられていると相談に来ていたのです。
後をつけてるのは、もしかするとご亭主なのかもしれねえぞ。
まさか！あれだけの美人のうえに外歩きが好きな、かみさんだ。
ご亭主は気がもめてならねえが婿の引け目で文句は言えねえ。
その後、おとせは何者かに襲われます。
何やってんだ！てめえ、この野郎！何か思い当たることがあったら打ち明けておくんなせえ！ねえ、おかみさん！おとせには誰にも言えない秘密がありました。
襲ってきた男の顔も今、思えば確かに見覚えがございました。
見た？思いがけねえことになってきたぜ。
女は謎でござんすねえ。
いよいよパート２が始まりますけども今回、玄次郎のいわゆる推理もさえ渡っているというふうに見ていいんですね。
１に比べたら、さらにパワーアップしてると思います。
神谷玄次郎のおもしろいところっていうのは１話ごとに終わりが違うというかエンディングが違うっていうのが僕は大きな一つの魅力かなと思っていてスカッとする終わり方があったりだけど本当に、なんともいえない冷たい…なんか２〜３日引きずってしまいそうなちょっと、しっとりした悲しみに暮れるようなそういう終わり方があったりするのでそういう毎回、毎回エンディングが違うっていうのはすごく楽しめるんじゃないかなと思ってますね。
と、ここで毎度おなじみびぃコン通信。
ＢＳで放送される注目の番組をピックアップします。
新番組「アナザーストーリーズ」。
これは過去に起こった事件や出来事に新たな光を当てる番組です。
今回、取り上げるのはダイアナ妃の事故死。
その最後の５０日に迫ります。
イギリス北部の町・チェスター。
この町にはダイアナ妃から最も信頼されていた人物が暮らしています。
ポール・バレルさん。
かつて執事としてダイアナ妃に仕えていました。
世界中に衝撃を与えたあの事件…。
関係者の証言から新たな真実に迫ります。
こちらも新番組「コズミックフロント☆ＮＥＸＴ」。
毎回、宇宙の謎を解き明かしていきます。
今回のテーマは、太陽最後の日。
太陽が最後を迎えるのはおよそ７０億年後。
そのとき一体、何が起こるのでしょうか。
番組では天文学など最新の研究から太陽最後の瞬間に迫ります。
最後にＢＳ時代劇「神谷玄次郎捕物控２」。
こちらの改めて見どころを。
本当に時代劇ファンの本当に時代劇を待ってくださってる方々も時代劇、見たことないという若い世代にも見ていただいて立ち回りでしびれてもらったり時代劇の余韻を楽しんでもらえたらいいなと思ってますのでよろしくお願いします。
金曜夜、ぜひご覧ください。
本日のゲストは高橋光臣さんでした。
ありがとうございました。
（エマ）お父さ〜ん！お母さ〜ん！2015/03/27(金) 12:20〜12:45
ＮＨＫ総合１・神戸
ＢＳコンシェルジュ「ＢＳ時代劇“神谷玄次郎捕物控２”〜高橋光臣〜」[字]
ＢＳ時代劇「神谷玄次郎捕物控２」を紹介。主人公の玄次郎役を演じる高橋光臣さんをゲストに迎え、ドラマの見どころやご自身の役どころなどについてたっぷりと伺っていく。
詳細情報
番組内容
ＢＳ時代劇「神谷玄次郎捕物控２」を紹介。藤沢周平さんの原作で、去年４月に放送され、人気となったドラマの続編だ。主人公の神谷玄次郎は定町廻り同心。上役の意見に耳をかさず、料理屋のおかみとねんごろになるなど、北町奉行所ではちょっとしたはみだし者。しかし事件が起こると、天才的な集中力と鋭い観察眼を発揮して…。玄次郎役を演じる高橋光臣さんをゲストに迎え、ドラマの見どころやご自身の役どころなどについて伺う。
出演者
【ゲスト】高橋光臣，【司会】アンドレア・ポンピリオ，高橋さとみ，【語り】渡辺久美子
ジャンル :
情報／ワイドショー – 番組紹介・お知らせ
バラエティ – トークバラエティ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード（ステレオ）
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