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日中韓外相会議 約3年ぶり開催へ
3月21日 4時32分

日中韓外相会議 約3年ぶり開催へ
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日本と中国、韓国の3か国の外相会議がおよそ3年ぶりに、21日、韓国のソウルで開かれ、3か国の協力関係や地域情勢などを巡って意見が交わされるほか、日本側は3か国の首脳会議を早期に開催するよう、中韓両国の外相に呼びかけることにしています。
日本と中国、韓国の3か国の外相会議は、平成24年4月以来およそ3年ぶりに、21日午後、韓国のソウルで開かれ、岸田外務大臣、中国の王毅外相、韓国のユン・ビョンセ(尹炳世)外相が出席します。
会議では、環境や防災、テロ対策など幅広い分野での3か国の連携や、北朝鮮の核やミサイル開発など、地域情勢を巡って意見が交わされるほか、岸田大臣は、平成24年5月を最後に開かれていない3か国の首脳会議を早期に開催するよう、中韓両国の外相に呼びかけることにしています。
また岸田大臣は、外相会議に先だって21日午前、韓国のユン外相と個別に会談し、日韓両国が国交正常化してからことしで50年となることを踏まえ、冷え込んでいる両国の関係改善に向けて意見を交わすことにしています。
さらに岸田大臣は21日午後、中国の王毅外相とも会談し、対話が活発化しつつある中国との関係改善に道筋をつけたい考えです。

中国「歴史問題は不可避」

21日から始まる日中韓外相会議について、中国政府としては歴史問題も議題として取り上げたい立場を示しています。
中国外務省の洪磊報道官は20日の定例会見で、日中韓外相会議について、「歴史問題は過去数年間の3か国間の大きな障害になっていた」と指摘しました。
そして「歴史問題は避けられない」と述べ、中国政府としては日中韓外相会議で、歴史問題を議題の一つとして、取り上げたい立場を示しました。
中国政府はとりわけ戦後70年になることし、安倍総理大臣が発表する総理大臣談話の内容を注視しています。
中国外交に詳しい中国人民大学国際関係学院の金燦栄教授は中国政府の立場について、「まずは経済を優先し、次に安全保障問題が重要だと考えている。
そのうえで、歴史問題についても意見を交わすだろう」と述べて、経済連携の促進などを重大な議題としながらも、歴史問題にも言及せざるをえないと分析しています。

中国識者「談話を見て改善判断」

戦後70年のことし、安倍総理大臣が発表する談話について、中国外交に詳しい、中国人民大学国際関係学院の金燦栄教授は「談話の内容は、両国関係の将来にとってとても重要だ。中国は日本が過去の歴史を正しく認識し、誠実に謝罪することを望んでいる。そのうえで、それを基礎として、前に進むことが可能になる。安倍談話の内容を待たなければならない」と述べ中国政府としては、政治的に一層の関係改善に踏み込むかどうかは談話の内容を見極めたうえで、判断するだろう、と分析しています。
また、いまの中国と韓国の関係について金教授は「中国と韓国は、経済分野での協力が順調なうえ、朝鮮半島の安定といったグローバルな関心事や、日本に対する歴史観も共有している。中国は韓国との関係の現状に満足している」と述べ、中国にとって、現在の中韓関係は極めて好ましい状態にあるという認識を示しました。
そのうえで、金教授は「経済を中心に、中国の韓国に対する影響力が増している」と述べ、中国が提唱し、ヨーロッパの国々が相次いで参加を表明している、アジアインフラ投資銀行についても、「韓国が参加するかどうかは時間の問題で、最終的には必ず参加すると思う」という見解を示しました。

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