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日韓外相 “関係改善に向け意思疎通緊密に”3月21日 15時13分
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岸田外務大臣は訪問先の韓国でユン・ビョンセ(尹炳世)外相と会談し、日韓関係の改善に向けて外相どうしの意思疎通をより緊密に行っていくことで一致し、今後、ユン外相の日本訪問を調整していくことになりました。
岸田外務大臣は、およそ3年ぶりとなる日本と中国、韓国の3か国の外相会議に出席するため、外務大臣に就任して初めて韓国を訪れており、外相会議に先立って、ユン・ビョンセ外相とおよそ1時間半会談しました。
この中で、ユン外相は「日韓国交正常化50年となることし初めての外相会談であり、きょうの出会いの意味は格別なものだ」と述べたのに対し、岸田大臣は「日韓関係の強化は両国の利益になるとともに、アジアの平和と安定に不可欠だ」と述べました。
会談では岸田大臣が、在宅起訴された産経新聞の前ソウル支局長の出国を禁止する措置が続いている問題に懸念を伝えた一方、ユン外相はいわゆる従軍慰安婦を巡る問題を取り上げ、両外相は困難な課題があるものの、引き続きさまざまなレベルで意思疎通を図っていくことを確認しました。
そのうえで、日韓関係の改善に向けて外相どうしの意思疎通をより緊密に行っていくことで一致し、ユン外相の適切な時期の日本訪問を調整していくことになりました。
一方、安倍総理大臣とパク・クネ(朴槿恵)大統領との首脳会談については、適切な環境の下で早期に開催できるよう努力していくことを確認したということです。
また、ユン外相は、安倍総理大臣が戦後70年のことし発表する「総理大臣談話」について「関心を持っている」と述べたのに対し、岸田大臣は、安倍内閣としては歴史認識に関する歴代内閣の立場を全体として引き継いでいると説明しました。
さらに両外相は、北朝鮮の非核化に向けて、日韓両国にアメリカを加えた3か国で緊密に連携していくことで一致したほか、両国の外務・防衛当局の高官による安全保障対話を早期に開催することを確認しました。
会談のあと岸田大臣は記者団に対し、「日韓関係の前進に向けて両国の協力関係を中心に前向きな意見交換ができた」と述べました。
この中で、ユン外相は「日韓国交正常化50年となることし初めての外相会談であり、きょうの出会いの意味は格別なものだ」と述べたのに対し、岸田大臣は「日韓関係の強化は両国の利益になるとともに、アジアの平和と安定に不可欠だ」と述べました。
会談では岸田大臣が、在宅起訴された産経新聞の前ソウル支局長の出国を禁止する措置が続いている問題に懸念を伝えた一方、ユン外相はいわゆる従軍慰安婦を巡る問題を取り上げ、両外相は困難な課題があるものの、引き続きさまざまなレベルで意思疎通を図っていくことを確認しました。
そのうえで、日韓関係の改善に向けて外相どうしの意思疎通をより緊密に行っていくことで一致し、ユン外相の適切な時期の日本訪問を調整していくことになりました。
一方、安倍総理大臣とパク・クネ(朴槿恵)大統領との首脳会談については、適切な環境の下で早期に開催できるよう努力していくことを確認したということです。
また、ユン外相は、安倍総理大臣が戦後70年のことし発表する「総理大臣談話」について「関心を持っている」と述べたのに対し、岸田大臣は、安倍内閣としては歴史認識に関する歴代内閣の立場を全体として引き継いでいると説明しました。
さらに両外相は、北朝鮮の非核化に向けて、日韓両国にアメリカを加えた3か国で緊密に連携していくことで一致したほか、両国の外務・防衛当局の高官による安全保障対話を早期に開催することを確認しました。
会談のあと岸田大臣は記者団に対し、「日韓関係の前進に向けて両国の協力関係を中心に前向きな意見交換ができた」と述べました。