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核開発問題で隔たり イランと米再協議へ3月21日 6時32分
イランの核開発問題の最終的な解決に向けた合意の枠組みをまとめる期限が今月末に迫るなか、6日間にわたって協議を行ったイランとアメリカは依然、重要な隔たりが残っているとして、来週、再び協議を行うことになりました。
核開発問題の包括的な解決を目指すイランと欧米など関係6か国は、6月までに最終合意を実現させるため、今月末を期限として合意の枠組みをまとめることを目指しています。
期限が迫るなか、イランとアメリカは、今月15日からスイスで協議を続けていて、最終日の20日、アメリカのケリー国務長官は記者団に対し、「多くの進展があった」と述べ、イラン側も「技術的な問題の90%は解決された」と強調しました。
協議では、ウランの濃縮活動に使われる遠心分離機を現在保有する3分の1以下の6000基前後に削減することなど、イランに認める核開発の規模を巡って詰めの調整が行われたものとみられます。
その一方で、双方の交渉関係者はNHKなどの取材に対し、重要な隔たりが残っていることを明らかにしました。
イランに対する制裁の解除の方法を巡って、すべての制裁を直ちに解除するよう強く求めているイランと、段階的な解除を主張する欧米側との間で、依然、対立が続いているものとみられます。
このため、イランとアメリカは今月25日から再び協議を行う方針ですが、期限内に妥協点を見いだし、合意の枠組みをまとめることができるのか予断を許さない状況です。
期限が迫るなか、イランとアメリカは、今月15日からスイスで協議を続けていて、最終日の20日、アメリカのケリー国務長官は記者団に対し、「多くの進展があった」と述べ、イラン側も「技術的な問題の90%は解決された」と強調しました。
協議では、ウランの濃縮活動に使われる遠心分離機を現在保有する3分の1以下の6000基前後に削減することなど、イランに認める核開発の規模を巡って詰めの調整が行われたものとみられます。
その一方で、双方の交渉関係者はNHKなどの取材に対し、重要な隔たりが残っていることを明らかにしました。
イランに対する制裁の解除の方法を巡って、すべての制裁を直ちに解除するよう強く求めているイランと、段階的な解除を主張する欧米側との間で、依然、対立が続いているものとみられます。
このため、イランとアメリカは今月25日から再び協議を行う方針ですが、期限内に妥協点を見いだし、合意の枠組みをまとめることができるのか予断を許さない状況です。