米シアトル美術館所蔵「御寶」、韓国に返還へ

米シアトル美術館所蔵「御寶」、韓国に返還へ

 米国に持ち出されていた朝鮮王朝時代の王・徳宗(1438-57)の御宝が来月、故国に戻ってくる。御宝とは朝鮮王室で国王や王妃らの尊号(徳をたたえる称号)が定められる際に作られた儀礼用の印章のこと。

 文化財庁は25日「4月1日午後2時から国立故宮博物館で徳宗の御宝返還式を執り行う」と発表した。返還式にはこれまで御宝を保管してきた米国シアトル美術館のロシャフ館長と、御宝を同美術館に寄贈した故トマス・スティムソン氏の孫などが出席する。文化財庁は昨年7月からシアトル美術館と協議を行い、11月に返還に合意したと発表していた。

 徳宗御宝は朝鮮第9代の王・宣宗が在位2年目となる1471年、父の徳宗を「温文懿敬王」に追尊(死後に王の称号を贈ること)した際に作られた。日本統治時代に作成された『宗廟(そうびょう)誌初稿』という文献には「1943年までソウル市内の宗廟に保管されていた」という記録があることから、それから後になって海外に持ち出されたと推定されている。

許允僖(ホ・ユンヒ)記者
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