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【東京】護憲継承の決意、歌に 九条の会・故奥平さんに捧ぐ 4月、調布で
1月に85歳で死去した「九条の会」呼び掛け人の一人、東京大名誉教授で憲法研究者の奥平康弘さんの「志を受けつぐ会」が4月3日、調布市グリーンホール(小島町2)で開かれる。亡くなる前日に出席した「調布九条の会 憲法ひろば」のつどいも、ここが会場だった。当日は調布九条の会が合唱をささげ、死の直前まで護憲を訴えた志に思いを寄せる。 (竹島勇) 奥平さんは同ホールで一月二十五日に開かれた、調布九条の会の「創立十周年のつどい」の座談会に出席。改憲に向けた安倍政権の動きを厳しく批判し、「平和のために九条を守り、立場を超えて大同団結しよう」と訴えた。翌二十六日未明、急性心筋梗塞のため、自宅で亡くなった。 「奥平康弘さんの志を受けつぐ会」と題した今回の会は、九条の会呼びかけ人でもある作家の大江健三郎さんら十人の発起人が主催。憲法が危機にある今、志を受けつぐ決意を確認し合いたい、として開く。 会では大江さんと、ともに会の発起人で作家の沢地久枝さんらがスピーチ。一月のつどいの座談会での奥平さんの映像が流れるほか、調布九条の会のメンバーら約八十人が、つどいでも歌われた「アメイジング・グレイス」を合唱する。 調布九条の会の大野哲夫事務局長は「最期まで護憲のために力を尽くされた奥平さんのために心を込めて歌いたい」と話す。「会には『九条の会』に入っていない方にも、広く参加してほしい」 午後二時開会。参加費千円、事前申し込み不要。出席者は献花ができるという。 PR情報
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