120人地元勤務確保 デジカメ生産停止の
パナソニックは25日、デジタルカメラの生産を5月末で停止する福島工場で新たに電子機器を受託生産する「パナソニックエクセルプロダクツ」(大阪市)に同工場の従業員約300人のうち、約120人が転籍し、同工場での勤務が確保されると発表した。
残る従業員の約100人が大阪方面へ配置転換となり、約80人が退職する。
パナソニックエクセルプロダクツは、人材サービスの大手テンプホールディングスが3月末にパナソニックから買収する人材派遣会社「パナソニックエクセルスタッフ」(大阪市)の子会社。
社名は変更せず、6月から車載用電子製品と発光ダイオード(LED)照明に使用する回路基板を生産し、主にパナソニックグループに出荷する。
パナソニックAVCネットワークス社の杉田卓也副社長ら関係者は25日、福島市役所を訪れ、小林香市長に新事業の開始を報告した。
福島工場のデジタルカメラ生産停止発表後、同工場の継続と従業員の雇用確保をパナソニックに要望していた小林市長は「大阪方面に異動する従業員は環境も変わり、不安な気持ちになると思う。
十分な配慮をお願いしたい」と求めた。
2015年03月26日 21時52分 配信
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