ファン悲鳴!川栄李奈がAKB卒業…心の傷と新しい夢を涙で告白
サンケイスポーツ 3月27日(金)7時0分配信
AKB48の川栄李奈(20)が26日、さいたまスーパーアリーナで行われたライブで卒業を電撃発表した。昨年5月に握手会事件で負傷して以来、握手会に参加できないことへの苦悩を語り、「すごく気にしていた。今はお芝居を一から勉強したい」と涙を流しながら理由を吐露。心の傷と新しい夢を抱えての卒業宣言を聞いた会場の2万4000人は、「りっちゃん」コールで惜しんだ。
ライブのアンコール。スタッフからメンバーの人事異動が告げられ、最後に衝撃的な発表が待っていた。「川栄李奈、卒業!」。場内が悲鳴交じりにどよめいた。
仲の良い横山由依(22)や高橋朱里(17)は涙。総監督の高橋みなみ(23)に「話せる?」とうながされた川栄は、「はい」と静かに声を振り絞った。
昨年5月25日、川栄は入山杏奈(19)と岩手・滝沢市で行われた握手会で襲撃され、負傷。事件後、2人だけが握手会を再開していない。川栄の明るいキャラクターは健在だが、人知れず抱えた苦悩を明かした。
「事件があって握手会に出られなくなった」。自ら事件について語り始め、「AKBは握手会を大事にしているけど、私は出られないし、これからも出られることはない…。どうしようかなと思っていて…周りに『気にしなくていいよ』と言われたけど、すごく気にしていました」と涙した。
2月に東京・秋葉原のAKB48劇場で行われた生誕祭(誕生日公演)でも握手会に参加せず、選抜メンバーになることへの苦悩も告白。心の傷は今も癒えず、卒業には事件が影響していることをうかがわせた。
しかし、将来への希望がある。進路は女優だ。
「自分がやりたいことをやりたい。お芝居がすごく好き」。AKBでは「足が臭い」「おバカ」という特異なキャラで人気になり、フジテレビ系「バイキング」(月〜金曜前11・55)などバラドルとして活躍するが、昨年出演したTBS系連ドラ「ごめんね青春!」での演技が評判になった。
「私はAKBじゃなかったら通用しないし、演技も下手。一から勉強して自分の夢を追いかけたい」。総合プロデューサーの秋元康氏(56)もトークアプリ「755」で「全力で応援する」と約束。卒業時期は未定だが、川栄はトラウマと闘いながら、一歩を踏み出そうとしている。
最終更新:3月27日(金)9時9分
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