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父娘対立 大塚家具きょう株主総会
3月27日 4時05分

父娘対立 大塚家具きょう株主総会
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経営方針を巡って創業者で父親の会長と長女の社長の対立が続いている家具販売大手「大塚家具」の株主総会が27日、開かれます。
父親の会長と長女の社長の双方が相手を取締役から外す議案を提出していて、どちらが株主の支持を得られるのかが注目されます。
大塚家具を巡っては創業者で父親の大塚勝久会長と、長女の大塚久美子社長が経営方針で対立しています。
27日開かれる株主総会に、勝久会長は株主として長女の久美子社長を取締役から外す内容の議案を、一方、久美子社長は会社の提案として父親の勝久会長を取締役から外す内容の議案を提出しています。
これまで両者はそれぞれ記者会見を開くなどして株主に支持を呼びかけ、勝久会長側は親族や取引先などから、久美子社長側も投資ファンドなどから支持を得たとしています。
ただ、まだ賛否を明らかにしていない株主もいて、27日の株主総会でどちらの議案が支持されるかが注目されます。

両者の主張の違いは

創業者で父親の勝久会長と長女の久美子社長は今後の経営体制などで意見が対立しています。
勝久会長は、「久美子社長側が示す経営体制案は、社外取締役に会社の利害関係者がいて、自分の意向どおりに取締役会を運営しようとしている」と批判し、久美子社長の退任を求めています。
これに対して久美子社長は、「創業者である勝久会長が経営陣に残れば、自由な議論ができなくなる」として、勝久会長に対し、退任を求めています。
大塚家具は低価格をうりにしたメーカーとの競争激化で、去年12月期の決算で営業赤字となるなど業績の立て直しが課題となっており、両者はビジネスの進め方でも意見が異なります。
勝久会長はこのところ高級品の消費が回復しているため、長年続けてきた客との対面販売を重視し、高価格帯商品の売り上げを伸ばすべきだと主張しています。
これに対して久美子社長は、顧客層を拡大するためには客が自由に見て回れる店づくりをさらに進め、高価格帯だけでなく中価格帯の品ぞろえも強化すべきだとしています。

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