Nurse
Mad Nurse
公開中なので控えめに。
アビーことアビゲイル・ラッセル(パス・デ・ラ・ウエルタ)は、NYの大病院の最優秀看護師として表彰されたこともある、ベテラン“白衣の天使”。
しかし、平気で浮気をするような最低男を誘惑しては、メスや注射を使って惨殺する猟奇殺人犯だった。
そんなアビーが目にかけているのは、彼女がメンターを務めた新人正看護師のダニー・ロジャース(カトリーナ・ボウデン)。
ダニーが、医療部長のDr.ロバート・モリス(ジャド・ネルソン)からセクハラ・パワハラを受けたり、恋人の緊急救命士のスティーヴ(コービン・ブルー)から同棲を迫られたり、義父で有名な精神科医のDr.ラリー・クック(マーティン・ドノヴァン)が浮気していたり・・・で困っているのを知ると、慰め、障害を排除しようと手を尽くすアビー。
ところが、ダニーにはその想いが通じず・・・
バイセクシャルでもあるアビーは、ダニーを自分だけの物にしようとしていたのだが、ダニーが受け入れてくれないと分かると可愛さ余って憎さ100倍。
そんな時、新しい人事部長として病院に来たレイチェル・アダムス(メラニー・スクロファーノ)は、アビーのある秘密を・・・
日本での劇場公開は2D版のみ。
どこがどう3Dになっていたのだろう?
どの辺りが3Dで楽しめるのか良く分からなかったし、3Dメガネのせいであのド派手な血の色が暗く不鮮明になってしまうの勿体無いから、2Dで哀生龍は良かったと思う。
白衣の天使でエロくて男とも女とも絡むアビーは、その妖艶で淫らな雰囲気でゾクゾクさせてくれるが、かなり偏執的な性格で、過激でちょっとサイコな感じが更にゾクゾクさせてくれる(笑)
哀生龍の趣味では無いから、あまり色っぽくは感じなかったが。
日本人がわざとらしいほどのエロさを出しながら、あのゆったりとしたテンポで喋ったら、ただただ笑っちゃうだろうな。
無造作にアップした髪も、日本人だったら、後れ毛が色っぽいどころか貧乏臭く見えるだけじゃないかと思う。
もっと綺麗だったり、もっと色っぽかったりする女優さんは沢山いるが、アビーはパス・デ・ラ・ウエルタだから、ぎりぎり不快感や嫌悪感を与えないキャラに仕上がっていたように思えた。
逆に、まともで普通で何処にでもいそうなキャラの方が、イラッとさせられる瞬間が多くあったよ。
見た目的は、もちろんジャド・ネルソン。
口ひげにメガネで、一見すると立派なドクター。
いつも不機嫌そうな顔をしていて、頻繁に叱責してナースいびり。
同じ表情で、セクハラにも余念がない(苦笑)
レンタルスルーするようなB級作品にも良く出ているジャドだが、このキャラもそんな作品で見かけそうな奴だった。
出て早々殺されるかもしれないと覚悟していたのだが、そんなことはなく、チョコチョコ顔を出していた♪
そして、監督・共同脚本のダグラス・アーニオコスキーが、ロバート・ロドリゲス監督の多くの作品で、助監督や第二班監督等をやっていたと知って、興味が湧いた。
そこはかとなく感じるコミカルさと血塗れ具合は、なるほど!と。
ロバート・ロドリゲス監督には足りないエロさは、十分盛り込まれていた。
が、かなりエロティックな作品を想像させる謳い文句で宣伝されていたから、物足りなく感じる人もきっと多いんじゃないだろうか?