学校改革に効果的なはずだった民間人校長のトラブルが相次いでいるようです。
常識的に考えれば、専門職である教師たちの上に、落下傘で降りてきたど素人が君臨する制度がうまくいくはずがありません。学校現場には、生徒の非行やクレーマー保護者への対応など、普通の民間人には困難な仕事も大量にあります。
外部の視点を取り入れることは改革において有効ですが、いきなり未経験者を組織の長に据えることとは訳が違います。公教育を舐めすぎです。
官僚組織を使いこなせなかった民主党政権の大臣や、「プロ経営者」たちの実績を見れば分かりそうなことですが。
- 作者: 長妻昭
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2011/02/10
- メディア: 新書
- クリック: 11回
- この商品を含むブログ (6件) を見る