ギュッと。
気合いが入りますね。
料理家の栗原はるみさん。
料理も家事も思いっきり楽しみたい!栗原さんのライフスタイルには何気ない日常が楽しく豊かになる工夫があふれています。
中に入ってる時こんな美しい瓶と思わないでしょ。
意外とかわいいのよね。
そんな栗原さんが毎月お弁当づくりの楽しみを紹介します。
家族にほんとに喜んでもらうでしょ。
それからお料理がおいしく上手になって速くなる。
一年終わった時には…スタイリッシュなのに肩の力が抜けたつくりやすいお弁当。
栗原さんと一緒に楽しいお弁当生活を始めましょう。
パスタといえば決まってるんですか?ローマの…。
後で教えてもらいます。
もう「始まってます!」って言ってますよ。
さぁ今日も!お弁当です!今日は「冷めてもおいしく食べられるから揚げ弁当」です。
から揚げ弁当?わぁうれしい!から揚げ好き?大好きです!だってから揚げってマジックですよね。
子供から大人まで…。
嫌いな人に会った事ない。
ないですね。
作りますか?作らないんです。
逆にもううれしい。
じゃあいいですね今日。
揚げ物ってなかなか家で…ポンピリオ家ではやってないんですが。
今日はちょっと秘密があります。
秘密が。
手間かからないでおいしくなります。
それはありがたいですね。
今回はお弁当の定番中の定番!から揚げ弁当です。
いんげんのごまあえや昆布の煮物など副菜も定番でまとめました。
まずはから揚げから。
冷めてもおいしい工夫お見逃しなく!じゃ切りましょう。
鶏の今日はももなんですけどあんまり大きいと揚げにくいけどこれぐらいはちょっと縮むので。
これぐらいにはなりますよね。
例えば大きいのもあるけどちょっと小さいのも入れてみようかなとか。
ちょっとそういう遊びもあってもいいかなと。
何かこう決めるからつまんなくなっちゃうんだよね。
大きいのもあり小さいのもある。
いろんなバランスをね入れていこうという事で。
はい小さいのもちょっと入れちゃいました。
ここでまず下味をつけていくんですけど実は秘密があります。
何の秘密が?そこに隠してあるんですか?うまみじょうゆといいまして。
手作り感満載の…。
ちょっと開けてみますね。
にんにくが入ってますね。
にんにくとしょうが入ってるんですけど。
実はこの中に厚切りの削り節が。
お!はいはい。
これでマイルドにさせてるんですよ。
うまみじょうゆの作り方は簡単。
しょうゆににんにくしょうが削り節を加え冷蔵庫で半日。
さまざまな料理に使えて重宝する万能調味料です。
普段から揚げはもちろんですけど炒め物とかチャーハンとかありとあらゆる事に。
下味とかそれから隠し味とか。
あ〜おいしいですね。
すごい味がしっかりと!じゃここでつけて鶏肉入れてもみましょうか。
なるほどね。
つけておくんですね。
今日はこの大きさで大体1杯半ぐらいですかね。
お弁当なので若干濃い感じです。
もみ込んでもうほらこうやって吸っちゃいますから。
本当だね。
しっかりと鶏肉に吸い込まれてますけども。
どのぐらいもめばいいですかね?もう大丈夫です。
こんな感じで。
お次は…おいしさのポイントは一つ。
手間を惜しまない事です。
まずは?まずは筋を取るんですけどもう取ってあるんですね実は。
最近のはあんまりないんですけど…。
確認した方がいいですね。
取るようにお願いします。
で一応お弁当なので少し小さめに。
このぐらいでしょうか。
ちょっと角度があると楽しい。
きれいじゃないですか。
大体お弁当ってみんなどれぐらいの時間を取ってるんでしょうね?まぁ何だかんだ…。
30〜40分?かかっちゃう?かかりますね。
ただただお弁当を一生懸命つくるというのではなくて楽しくつくるためにどうしたら自分が楽しくできるかという事も考えながら例えば今日だったら何分でやってみようとかそういう事もいいんじゃないですかね。
お塩入れますね。
多分私の目安では1分30秒から2分の間なのね。
2分ぐらいで。
だから例えば家族の好きな味とかもあるでしょ。
歯触りが生っぽいの好きな人は1分半かもしれないしちょっと柔らかいのが好きな人は2分かもしれないのでいつもゆでたりする時も何でもそうなんだけど自分のパーフェクトな事を知っておくという事がね。
それが楽しい事にもなるのよ。
自分がいんげんはこのぐらいだったら1分半でうちの家族は好きなんだと。
家族のためには1分半って思ってやって上手に出来たらうれしいじゃない?結果僕はね帰ってきてお弁当箱に何も残ってない状態が一番うれしいですよ。
おいしかったんだというので思い出してああいうふうに今日つくったなとかああいう味付けにしたなって。
喜んだんだなと思いますよね。
いい感じですかね?いい感じです。
これいきま〜す。
冷たいお水をかけます。
急いでる時は氷とか入れて冷やして。
またこの鮮やかな緑がね。
きれいですね。
ここで拭きます一度。
ごまあえが水っぽくなっちゃうので。
このひと手間が…。
これ大事なんですね。
これちゃんと拭きますね丁寧に。
この間ちょっと置いておいて水を吸わせましょうか。
その間にごまあえのごま衣を作るんですけどいります。
えいっちゃうんですか?ごまをいりましょう。
え〜。
それでですね。
私はこのごまいり器を持ってるのでこれもちょっとお見せしたくて。
やっぱり日本の大事な手作りの道具もお伝えしたいですし…。
すてき。
こんなのあるんだ。
これいいでしょ?これでごまいります。
だけどフライパンでもできるので。
じゃあ半分ずつ。
焦げないように静かに静かにやって香りが絶対出てきます。
香り出てきてますよ。
もう結構いいですねこれで。
いい感じです。
じゃもう止めちゃいます。
これをすりましょう。
このまま入れちゃっていいですか?はい。
う〜んいい香りしますね〜。
この作業もねなかなかね朝からごまをいってするという作業はね。
やっぱりこだわりは?やっぱり気持ちですかね。
愛情でしょうか。
感じますよ愛情。
やっぱりこの番組では…知る事ですよね。
これは私本当小さい時からやってるのですごく上手なんです。
これ力入れてないのよ全然。
力入れるというイメージが…。
全然。
ギュッと潰さないんですね。
すっていってるすってるって感じ。
この棒とすり鉢で引っ掛けてる感じですかね。
今日覚えたらはまりますよきっと。
絶対すり鉢欲しくなるもん。
やってみていいですか?ここはあんまり映してほしくないパートになるんですけども。
大丈夫大丈夫。
やりますよ。
みんなもうねこれを楽しみにしてるんですよ。
どうなるんだろうとどうですか?あいいじゃないですか?なかなか?力入れてるでしょ?結構持たないの持たないの。
手が痛くなっちゃう。
力入れない?そう。
力入れちゃいけないんですよね。
何とか力だっけ?違うか。
遠心力ではないですよね。
手はね添えてるだけ。
添えてるだけ?こうだ!あ分かるような気がする。
なかなかこれできるかもしれないですね。
このぐらいでよろしいんですかね?もうちょい…やってみますか。
やっぱりねそういう事ですよね。
ここで味をつけましょう。
砂糖ですね。
みりんとしょうゆは味見ながら決めたいと思います。
これ入れちゃいますね。
あこの中にもういんげん入れちゃうんだ。
だんだんこれがなじんできますから。
しょうゆは…。
足して味見ながらいきますね。
じゃあちょっと…。
う〜ん!サラダみたいでしょ?おいしい!おしょうゆはどうしますか?全然もうしょうゆはオーケーですね。
これでお弁当に詰めるまで置いておくとなじみますから。
さあ出来上がりました!はいもう下味ついてますよねきっと。
10分程度たちました。
朝は忙しいのでここにかたくり粉を入れてしまって鶏も入れてしまいましょう。
後は手でもむんですね?もみます。
かたくり粉だけ?私もレシピとしてはいろんな衣を持ってるんですよ。
だけど今回のポイントはですね…何度もやった結果今はこのかたくり粉だけで。
じゃまず入れましょうね。
もう入れちゃっていいですか?はいいいです。
私はちょっと強火にしてますいつもより。
それは何か理由があるんですか?何かぬるいとうまくいかない気がします。
ただあんまり強いとすごく早く焦げちゃうのでちょっと180度ぐらいという感じ。
一気に入れない方がいいですか?そうですね。
ちょっと空気を入れながらやってみるとか。
空気を入れてあげる?空気に触れさせると表面が乾燥するドライになるでしょ?ドライに一瞬させるのも大事。
ここにたどりつくまでどのぐらいかかったんですか?このやり方は。
2か月はやってますね毎日毎日。
みんなに食べてもらってこれがいいんじゃないかと。
何か既にいい香りがしてきましたよ!いいと思うんですけど。
これはいいと思う。
これやっぱり色を見ながら?やっぱり表面のカリカリしたのと色ですかね〜。
初めの時はあんまり分からないので5分はかかると思う。
5分ぐらいは見た方がいい。
いい感じだと思いますけど。
カリカリしてる感じ。
カリカリしてますよ。
おいしそうでしょう?ちょっと成功?さあ出来上がりましたね。
ただ一応チェックはしたいですね。
そうそう。
この感じでどのぐらい加熱されてるかね。
1枚切ってみていいですか?いいです。
カリッとしてます?カリッとしてますすごく。
あ!大丈夫。
きれいに揚がってますよ。
じゃ半分こ食べましょう。
いただきま〜す!いただきます。
おいしいね。
うん!うん!おいしい!アツアツもやっぱりいいですね。
うれしい!初めて揚げ物作ってこんなにおいしく作れるというのはミラクルですよ。
ほんと?よかった〜!たくさん出来ましたね。
だけどお弁当にはちょっと多いですよね。
そうなんです。
後のお楽しみがあるんですよ。
このあとが。
多めに揚げたから揚げをもっと楽しむ栗原さんのアイデアは番組の後半で!お次は「昆布とにんじんの煮物」。
栗原さんが一年中欠かさないこの常備菜はご飯のお供にぴったりです。
来ましたね?来ました!私が一年を通して作り続けている常備菜です。
うわおいしそう!これ定番なんですか?はい。
まぁただ海藻が好きってだけ。
はるみさん海藻好きだね。
僕も大好きです。
食べてみませんか?はいどうぞ。
うれしい!おいしそう!こういうのも冷蔵庫でずっとね。
好きな味にできるので今日はそんなに濃くないです。
う〜んおいしい。
優しい味ですね。
では作っていきましょうか!まず昆布はこれが乾燥で売ってるんですね。
最初きれいに洗ってお水につけて15分。
15分ぐらいつけるとこうなると。
おしょうゆ入れてお酒を入れますかね。
お砂糖。
つけ始めて温めましょうかね。
みりんも入れちゃって合わせ調味料にしてお砂糖が溶けてちょっと煮立ってきたら入れますね。
何かすぐ出来ちゃいますね。
すぐでしょ?もう既に…。
ここで入れちゃいますね。
サッといっちゃう。
混ぜて全体なじんだらあんまり強い火でやるとあれなので弱火にして水分が無くなるまで煮ていくんです。
最後ににんじんいきますか?もうこれで加熱されて少し水分残っても吸っていきますので冷めると。
本当に何か簡単に出来ちゃうんだね。
簡単でしょ?なかなかポンピリオ家の場合だと和食全般怖くて入らないんですよこの世界に。
難しいというね。
何かいい感じですね。
これで…。
出来上がり。
これで今日のおかずが完成。
お弁当箱に詰める前にこちらをどうぞ!
このコーナーではお弁当づくりがもっと楽しくなる私のアイデアをご紹介します
お弁当の時にから揚げを多めに作っておけば昼ご飯とか夕飯にとても便利です。
今から「トロトロ卵のから揚げ丼」を作ります。
まずだしを入れます。
しょうゆうす口です。
それからお砂糖です。
みりんが入って最後に必要だったらちょっとお塩入れましょう。
水溶きかたくり粉を入れますね。
ここがねポイントなんですよ。
入れま〜す。
ゆるゆる卵が出来ます。
これを上からかけます。
はい出来上がり。
トロトロに出来ました。
今度はさっぱり味。
夕食のおかずにぴったりな「から揚げのみぞれがけ」です。
しょうゆを入れます。
お砂糖入れますね。
ここにみりんが入ります。
アツアツをかけます。
アツアツです。
たっぷりです。
みぞれがけです。
これはお好みの量です。
これは是非アツアツを召し上がって下さい。
お弁当づくりってこんなに楽しいおまけが付いてくるんですよ。
前の日の残りものを詰めるという事だけじゃなくて…そのぐらいの大きな発想を持つと楽なんじゃないですかね。
はい全部準備はできました。
できましたね〜。
じゃ盛りつけ。
やっぱりねから揚げには白いご飯ですよね絶対。
これですよ。
今日は「自分が食べるとしたら」にします。
毎回テーマを決めたらいいんじゃない?誰のために!今日は私です。
自分のために盛っていきます。
僕は誰のためにしようかな?ま自分というのが先に来ちゃうんですけどね。
食べたいから。
から揚げから僕いきます。
から揚げだとご飯進んじゃうね。
そうなんですよ。
だから多めに入れたいですね。
入れて下さいよ。
盛りつけ楽しいですね!楽しいでしょ。
あんまり技をかけてもね。
そうです。
いじり過ぎも嫌ですよね。
瞬間的なインスピレーションでいった方がいいんじゃないですかね?それいくつ入りました?から揚げ。
大きいのが2コと小さいのが1コ。
少ないですね。
あちちちち…。
私自分はこんな多いの。
個人的には足りない方ですけどここは…。
よしとする?よしとして。
ダイエットしなきゃいけないというそういう理由で。
漬物をストレートにご飯に触るぐらいで。
ご飯がちょっと足りない。
もうちょっと足します。
ハハハ…。
ちょっと足しますね。
やっぱりねここまでね。
ご飯食べたくなるね。
このビジュアルはご飯が必要だね。
では私実はですねここをちょっとへこませて。
作戦があるんですか?なぜかというと昆布が大好きでいっぱい持っていきたいわけよ。
ああ〜これもありですね。
ご飯の方にこれは味がついても何の問題もないです。
あ〜!今日ちょっと自分のためなのでかわいらしくします。
葉っぱが結構もう冷めてますからね鶏も。
ちょっとほらお弁当で巻きものみたいな感じ。
巻きもの用意しましょう。
ちょっとかわいくない?そうかそうか。
巻きものしつつ巻きものしないつつみたいな。
両方ね楽しむと。
あ大きいのいきます?いきます。
そうか〜!それで少ないと思いきやもう1コここにから揚げが入るの。
忘れてたかのようにもう1コ。
やられた〜!やられたでしょ?やられた〜。
ケチャップ。
私巻いて食べますから。
もう上にのっけちゃう?これで赤を!巻いて食べる。
甘い口しょっぱい口です。
出来ました!123…。
大きいの4つですね私の場合。
全部食べ切っちゃう。
何かここで張り合ってるような感じもしますけど…。
でもそのシンプルさがよかったね。
私のちょっと考え過ぎじゃない?やっぱりはるみさんの方がおいしそうだな〜。
昆布がいっぱい食べたくないですか。
(2人)いただきます!出来上がりましたね。
早速じゃあ…。
食べましょうか。
今日は自分たちのを食べると。
「冷めてもおいしいから揚げ」です。
おいしい?あおいしい!すごいおいしいよ!食べて食べて!う〜ん!うん!何ですかこの2〜3秒後に来るこのカリカリ感がしっかり残ってて。
そんなに濃くないですよね?全然濃くない。
おいしい。
へぇ〜!本当においしそうだな〜。
今日は交換とかないんでしたっけ?交換ないんですよね?これあげますよ。
そのケチャップの。
食べてみて。
これ巻いて…。
巻いて食べるのね!要は同じから揚げでもいろんな味を楽しめるという。
ちょっとおいしい?うん!だけどやっぱりおいしいお弁当を食べると自然と幸せからね笑顔になっちゃうというかね。
一生懸命つくりがいがあるよね。
つくり方を今日はマスターしたような気分なので早速今夜のメニューに。
いいですね!でも一つ一つとって一応テーマはお弁当ですけど…お弁当をつくる方もつくらない方にも楽しんで頂けるように。
(テーマ音楽)2015/03/26(木) 21:00〜21:25
NHKEテレ1大阪
きょうの料理 栗原はるみのお弁当12か月「定番!から揚げ弁当」[字]
料理研究家の栗原はるみさんが、お弁当から広がる、豊かで楽しい食生活を提案する新シリーズがスタート。鷄のから揚げやごまあえなど、定番のおかずでつくるお弁当を紹介
詳細情報
番組内容
「冷めてもおいしい鷄のから揚げ」を作るには、衣はかたくり粉だけしに、特製うまみじょうゆでまろやかなコクを肉に浸透させる。ふだんより長めに、よりカリッと揚げる。多めに揚げて、昼や晩ごはんにも活用すると、毎日のごはんをより豊かにすることができる。「さやいんげんのごまあえ」は、いりたての黒ごまで。「昆布とにんじんの煮物」は、常備菜としてつくっておけば便利。にんじんは煮すぎず、食感を生かすのがコツ。
出演者
【講師】料理研究家…栗原はるみ,【司会】アンドレア・ポンピリオ,【語り】岩槻里子
ジャンル :
情報/ワイドショー – グルメ・料理
趣味/教育 – その他
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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