(テーマ音楽)
(江守徹)カンボジアアンコールワット。
9〜15世紀にかけて繁栄したアンコール王朝の栄華の跡です。
王朝は広大な土地を支配し数百を超える石造りの建造物を残しています。
中でもアンコール・ワットはヒンズー教の寺院で世界最大規模の宗教施設です。
回廊の壁面には天地創造の物語などが絵巻物のように彫り込まれています。
遺跡を華やかに彩る女神達の像。
女神は王に仕えた舞姫や女官がモデルになっているといわれ衣装や装飾品にクメール文化の高さを伝えています。
女神像に残る銃弾の跡。
長い内戦による破壊の跡です。
20世紀のカンボジアは独立後の政治的混乱内戦などの不幸な歴史が続きました。
1992年内戦が終わりユネスコはアンコール遺跡群を世界遺産に登録し破壊や盗掘などが進む危機遺産としました。
それに先立つ1980年日本の上智大学はアンコール遺跡調査団を組織しています。
荒らされた遺跡を調査し修復しながら現地の人材育成にも努めてきました。
このタ・プローム遺跡には自然の圧倒的な力と人工物とのせめぎ合いが見られます。
アンコール遺跡の一つバンテアイ・クディです。
21世紀に入った最初の年ここで世界的な発見がありました。
上智大学の調査団がカンボジアの学生に発掘の現場研修を行っていたその場所で偶然に土の中に埋められた274体の仏像が見つかったのです。
仏像は頭と胴体が切断されていました。
研究者は大量の廃仏はヒンズー教と仏教の対立による宗教革命の証拠ではないかと推測しています。
カンボジアの歴史研究を一歩進めるものです。
長い瞑想の時から目覚めた菩薩像。
「クメールの微笑」と呼ばれる左右対称の美しいほほえみ。
東洋が生みだした深い精神を宿しています。
歴史の節目に世界遺産の遺跡から発掘された文化財は人類の未来を静かに問いかけています。
2015/03/27(金) 04:15〜04:20
NHK総合1・神戸
シリーズ世界遺産100[終]「アンコール遺跡群〜カンボジア〜」[字]
クメールのほほ笑み ▽文化遺産 【語り】江守徹 【音楽】久石譲
詳細情報
番組内容
クメールのほほ笑み ▽文化遺産 【語り】江守徹 【音楽】久石譲
出演者
【語り】江守徹
音楽
【音楽】久石譲
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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