第１９回「わかりやすいプレゼン」お楽しみに！
（４人）これからリサイクルボックスグループの発表を始めます。
（小山茉美）環境問題についての発表会。
リサイクルやポイすてなど身近なことを調べ考えたことを発表します。
世田谷区立芦花小学校の５年生は発表用の資料をパソコンで作り上げました。
あとは話す練習です。
でも人前で話すのが苦手な本橋くん。
だんだん不安になってきました。
そこで中川一史さんが発表プレゼンテーションの極意をでんじゅします。
どんなふうに話しどう資料を使えばいいのでしょうか？プレゼンテーションのポイントというのは話しことばで説明する。
そのときに「ほらね」っていう写真や絵やグラフがプレゼンのシートで同時に示されている。
ここが重要だと思うんですね。
中川さんの極意であなたもわかりやすいプレゼンテーションができるようになりますよ。
用意はいいですか？
（３人）はい。
じゃあいつでも始めてください。
「業者の人は４回も回しゅうに来るほどたくさん集まります」。
自分たちはどんなふうに話しているのか？それを知ることからレッスン開始です。
「するとＣＯが出なくてエコです。
しかも買い取ってもらうことでゴミをへらせるしゴミがお金にもなる…なりいいことがいっぱいあります。
みなさんには伝わったでしょうか？このようにわたしたちはもっとリサイクルボックスを利用してほしい」。
という発表の様子だったんだけどどう？気がついたところもどんどん出してほしいんだけど。
キョロキョロしてた。
ああそれはいいところに気がついたね。
「あるスーパーではアルミかんだけをリサイクルしているためかんを入れるところの磁石でスチールかんは」。
プレゼンテーションの最初の部分をまかされた本橋くん。
きんちょうしてつい早口になってしまったそうです。
ゆっくり話したほうが聞きやすいとわかりさっそく練習を始めます。
やってみます。
「それはアルミかんボックスを」。
でも聞きやすい話し方というのがよくわかりません。
そこで中川さんがアドバイスします。
ここの「実は」。
まず注目したのは「実は」ということば。
「実はいろいろなくふうがしてあるんです」。
もう一回言ってみて。
「リサイクルボックスはただの箱だと思っている人がいるかもしれませんが実はいろいろなくふうがしてあるのです」。
いいね。
「実は」ってね。
「実は」はその後に種明かしなどきょう味を引く内ようが続くことば。
強調すると印象に残ることばの一つです。
「アルミかんボックスにはあるくふうがされています。
それはアルミかんボックスのかんを入れるところに磁石が付いています。
なぜ磁石が付いていると思いますか？」。
「なぜ磁石が付いていると思いますか？」。
「なぜ磁石が付いていると思いますか？」。
「なぜ」も話し方しだいで聞く人を引き付けることばになります。
さらにこの「なぜ」は問いかけた後の間が大事だと中川さんは言います。
「それはアルミかんボックスのかんを入れるところに磁石が付いています。
なぜ磁石が付いていると思いますか？」。
「付いています」。
「磁石が付いています。
なぜ磁石が付いていると思いますか？」。
本橋くん「どのくらい間を空けたら相手が答えを出してくれるのだろう？」。
そう考え６秒と決めました。
「それはアルミかんとスチールかんを分けるためです」。
ちょっともったいぶって「それはアルミかんとスチールかんを分けるため」。
ただゆっくり話すだけでなく「実は」「なぜ」「それは」などの強調したり間をあけることばを意識すると聞きやすい話し方になります。
「なぜ磁石が付いていると思いますか？」。
「それはアルミかんとスチールかんを分けるためです」。
いいね！それよりはこういうふうに…。
一回とってみましょう。
（みんな）は〜い。
次は資料を見せながら話す練習です。
「それはアルミかんボックスのかんを入れるところに磁石が付いています。
なぜ磁石が付いていると思いますか？それはアルミかんとスチールかんを分けるためです」。
みんなのプレゼンテーションを見ていた中川さん。
本橋くんの話し方で気になることを見つけました。
「スチールかんは磁石にくっつきアルミかんを入れるというシステムです。
このようにリサイクルボックスは」。
みんなが気にしなくちゃいけないのは…。
「このように」って言うんだったら「このように」。
そうすると「このようになんだな」ってわかるんだけど「このように」って言われても「どこなんですか？」と思うよね。
「これが」って言うときにしゃべる人だけ前に出てそれ以外の人は後ろに下がっていよう。
そうじゃないと「これが」と言うときに「これが」になっちゃうから。
というふうに変わっていくようにするのできる？だいじょうぶ？資料は話を理かいしてもらうための材料です。
「このようにリサイクルボックスは」。
上手に注目を集めましょう。
本橋くんうまくできました！ここで中川さんはもう一度原こうを見直すことにしました。
どう？見えるかね？あれ？１人。
どうでしょうか？ず〜っと見てみてわかりにくいところないですか？ここね。
もう言っちゃうけど。
ここからなんとここまで…。
だからポイントは…。
みんな原こうを見直します。
本橋くんは声を出しながら直しました。
「アルミかんを入れる」。
「アルミかんは入る」。
本橋くんのプレゼンテーションの原こうもやっと完成です。
文章はできるだけ短く。
そして書き上げたら声に出して読んでみる。
スッと読めたらＯＫです。
今回のプレゼンテーションって４年生に…。
目の前にいる相手に「わかってよ」って言うんだから「どうだと思いますか？」では伝わらなくて「どうだと思いますか！？」って言われると「え〜っとぼくだよな」ってなるよね？だから紙に向かって「どうだと思いますか？」ではなくてホントに４年生に向かって…。
最後びっくりマーク。
そういうのをできるだけ使って発表の練習をしてくれればいいなと思うんだけど。
みんな最後の最後まで練習を続けます。
本橋くんも中川さんの極意を思い出しながら何度も声に出して練習しました。
「リサイクルボックスはお客様のことを考えて使いやすく便利になっているのです」。
目指すはこうはいの４年生にリサイクルボックスを利用しようと思ってもらうことです。
いよいよ発表会です！「実は」「なぜ」「それは」などの強調したり間をあけることばを意識すると聞きやすい話し方になります。
資料は話を理かいしてもらうための材料です。
上手に注目を集めましょう。
文章はできるだけは短く。
そして書き上げたら声に出して読んでみる。
スッと読めたらＯＫです。
プレゼンテーションは目の前の人に話しかけるように。
そのためには「○○しませんか？」とハテナを投げかけたり「○○しましょう！」とびっくりマークがつくように話すと思いが伝わりやすくなります。
「太陽電池は１２ワットでとても安く家計でも助かります」。
「緑の森はどんどんへっていますね」。
（３人）これからリサイクルボックスグループの発表を始めます。
みなさんはリサイクルボックスがただの箱だと思っている人がいるかもしれませんが実はいろいろなくふうがしてあるのです。
そのくふうとはアルミかんボックスのかんを入れるところに磁石が付いています。
なぜ磁石が付いていると思いますか？わかる人は言ってみてください。
（本橋）言ってみてください。
立って。
アルミかんだけを中に入れるからだと思います。
（本橋）正かいです。
今言ってもらったようにアルミかんとスチールかんを分けてアルミかんだけを中に入れるためです。
アルミかんのかんを入れるところの磁石にスチールかんがくっつきアルミかんは中に入るというシステムです。
このようにリサイクルボックスはお客様のことを考えて使いやすく便利になっているのです。
３か月かけて調べたリサイクルボックスのくふう。
みんな堂々と発表することができました。
たくさんリサイクルして地球温暖化を改ぜんしましょう。
４年生はどんな感想を持ったでしょうか？やったね本橋くん！2015/03/27(金) 01:35〜01:50
ＮＨＫＥテレ１大阪
伝える極意「わかりやすいプレゼン〜プレゼンテーション〜」[解][字]
小学校高学年向け国語・総合的な学習の時間のための番組。子どもたちが文章、話し方、映像などの表現手法に挑戦、自分の考えを伝える「極意」を、表現の達人に学ぶ。
詳細情報
番組内容
世田谷区立芦花小学校の５年生は、環境問題について調べたことをまとめ、発表することになった。プレゼンテーション用の資料はパソコンで作って完成した。しかしまだ「多くの人の前で話す」という課題が残っている。本番が近づくなか、人前で話すのが苦手な子どもたちは不安になってきた。そこで、メディア教育開発センター教授の中川一史さんがプレゼンテーションの極意を伝える。はたして発表会はうまくいくのか？
出演者
【出演】中川一史，【語り】小山茉美
ジャンル :
趣味／教育 – 幼児・小学生
ドキュメンタリー／教養 – その他
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード（ステレオ）
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード（ステレオ）
日本語（解説）
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