news every. 2015.03.26


この時間は午後6時15分まで字幕放送をお送りします。
フランス南東部で旅客機が墜落した事故から3日目。
事故原因の究明が進められています。
そうした中、アメリカのニューヨークタイムズなどは、パイロットの1人が操縦室から締め出されていた可能性があると報じました。
デュッセルドルフ空港です。
今、特別機に乗る家族と見られる方々が、やって来ました。
先ほど、家族らは、マルセイユに到着後、墜落現場近くに向かうということです。
乗客・乗員150人を乗せて墜落した、ドイツ、ジャーマンウィングス航空のエアバスA320。
25日、フランスの航空事故調査局は、回収したボイスレコーダーから、音声ファイルを取り出したことを明らかにしました。
ボイスレコーダーは、操縦室の音声を録音したもので、事故原因究明の鍵を握っています。
ただ、会見の中でその内容は公開されませんでした。
こうした中、アメリカの有力紙、ニューヨークタイムズは、墜落原因につながる可能性のあるボイスレコーダーの記録内容について報じました。
パイロットは操縦室から閉め出されていた。
調査に携わる軍の関係者の話として伝えたのは、高度を下げ始める前、パイロットの1人が操縦室から閉め出されたことを示す音声が残されていたというもの。
旅客機が飛び立った当初、ボイスレコーダーには、2人のパイロットが冷静に会話をしている様子が記録されていたということです。
しかし、高度を下げ始める前に、1人のパイロットが操縦室の外に出て、その後、ドアをたたいている音が記録されていたといいます。
このとき、中からの反応はなかったということです。
さらに、ドアを強くたたく音も入っていましたが、中から反応はなく、ドアを打ち破ろうとした音も記録されていたとしています。
調査に携わる関係者は、なぜパイロットが操縦室の外に出たのかは分からないが、墜落当時、中にはもう1人のパイロットが残され、ドアを開けなかったことは確かだと指摘しています。
一方、AFP通信は、調査関係者の話として、ボイスレコーダーの最後に、地上への異常接近を知らせる警報音が聞こえたと報じています。
これに対し、事故を起こしたジャーマンウィングス航空を系列会社とするルフトハンザの広報は、ロイター通信に、記事を裏付ける当局からの情報はないと述べたということです。
報道が事実だとすれば、なぜパイロットが閉め出されるという事態に陥ったのでしょうか。
専門家によりますと、トイレに行くため、操縦室を出ることはあるといいます。
では、なぜドアは開かなかったのでしょうか?
9・11のテロ以来、強化型ドアというものを採用するという動きに世界中がなりまして、簡単に外側からは開かないドアをつけるということが義務づけられまして、残った1人が意識を失ってるとか、反応できない状態になっている、それからもう一点であれば、意図的にドアを開けない、鍵を開けないと。
旅客機が乗っ取られたアメリカ同時多発テロ以降、国際的な基準で、ドアは弾丸を通さない頑丈なものや、通常、外から開けられないようになっていたといいます。
フランスの航空事故調査局によりますと、旅客機は、通常の飛行高度である、およそ1万1000メートルに到達した1分後、急降下を始め、現地時間午前10時41分ごろには、高度2000メートルまで降下し、交信がとだえました。
専門家によりますと、高度を下げるためにはパイロットみずからが操作しなければならないのだといいます。
パイロットが自分の意図を打ち込んで、降下は開始されます。
意識があった中で、人為的に降下を開始したんだろうというふうには推測できますね。
一方、別の専門家は、なんらかのトラブルに対処することに必死で、ドアを開ける余裕がなかった可能性もあると指摘しています。
ボイスレコーダーとともに、事故原因究明の鍵となる飛行経路などを記録したフライトレコーダーについては依然、発見には至っていません。
フランス南東部で、乗客・乗員150人を乗せた旅客機が墜落した事故。
搭乗者名簿には、日本人2人の名前もありました。
都内の商社に勤め、6年前からドイツの子会社に出向していた佐藤淳一さん。
佐藤さんのドイツでの同僚は。
信頼のできる、頼りになる上司でしたね。
本当にショックのひと言ですね。
あと1年頑張ると、来年は戻ってこれるからと、そういう話をしました。
話すことはいっぱいあるんですけど。
ただただ、残念でならないですね。
夢、いっぱい夢あったんですけど。
1人暮らしになった父親を心配し、月に1度はドイツから電話をしてきていたという佐藤さん。
家族は現地時間27日に、ドイツ・デュッセルドルフを経由して、マルセイユに入る予定です。
もう1人、事故機に乗っていたと見られている60代の永田敏さん。
親族らの取材から鳥取県出身で、大手通信会社に就職して、長い間、ドイツで暮らしていた男性と見られることが分かりました。
永田さんは退職後もドイツのデュッセルドルフに住んでいたということです。
中学時代の担任は。
性格もいいし、世話好きだしね、実行力あるし、残念ですわ。
もういっぺんここら辺で会いたいですね。
会えるものならね。
日の出とともに再開されたきょうの捜索活動。
遺体の運び出しや、がれきの回収作業が続けられています。
それでは、事故現場近くの捜索活動の拠点から最新情報を伝えてもらいます。
小島さん。
1時間ほど前からヘリコプターがピストン運航を行う形で、数人ずつ捜索隊員を現場へと運んでいます。
隊員たちは警察や救急、山岳救助隊など、一様に登山の装備を整えていまして、現場での活動の様子がうかがえました。
墜落した現場は険しい山の中ということで、これまでは主にヘリコプターで捜索隊員を運んでいました。
このため、…できる人数も1日数十人と限られていましたけれども、きのう、軍の兵士およそ50人が動員されて、現場に向かうための道の整備を始めたということです。
きょうもその作業を続けまして、今後は陸路からも捜索を行うことで、遺体の収容やフライトレコーダーの発見に向けて、効率を上げたい考えです。
一方、ドイツやスペインからこちらに向かっている家族は、まもなくフランスのマルセイユ空港に到着する予定です。
遺体の収容には時間がかかると見られるほか、身元の確認作業も難航が予想されますが、ルフトハンザ航空は家族の思いに配慮し、捜索を妨げない範囲で、できるかぎり近くまで、現場の近くまで、家族を案内したいとしています。
以上、中継でお伝えしました。
鎌田さん。
そうですね。
飛行機の事故はひとたび事故になると、大変な被害が大きくなります。
3つ、僕は注意することがあるんじゃないかと思うんですが、機体の完璧な整備をすること、そしてパイロットを中心とした、搭乗員たちの心と体の両方の健康チェックをしておくこと。
パイロットがどれだけ乗員の全員の命を守るかということ、大変大事だと思うんですね。
もう1つはテロリストに絶対に侵入させないこと、この3つが大事なことだと思います。
大塚家具の経営を担うのは、父の勝久会長か、それとも娘の久美子社長か。
注目の株主総会があす開かれます。
私たちは今回、父の勝久会長を単独取材し、娘との決戦を前にした、今の思いを語ってもらいました。
今週、私たちの取材に応じた、大塚家具の大塚勝久会長。
注目の株主総会をあすに控え、創業者が語ったこと。
私は信じてますから、株主さんを。
正しい選び方をしてくれると思っています。
一方、実の娘、大塚久美子社長。
創業者は人間なので、当然、永遠に経営することはできないわけですから、どこかで切り替えをしなければいけない。
互いに取締役から外すよう、株主に提案するなど、父と娘の経営権争いに発展している大塚家具。
勝つのはどちらなのでしょうか。
先週、私たちが訪ねたのは、埼玉県春日部市。
大塚家具が生まれた街です。
46年前に出来た1号店。
勝久氏が創業しました。
今、その場所には。
この一角が全部大塚さんの?
あそこの道まで、1ブロックというか。
われわれ町内会が、バーベキューとか、餅つき大会とかやるときにも、ここをお借りして。
かつてあった店舗はすでに移転。
勝久会長は、敷地の一角に倉庫を作り、町内会のみこしを保管するため、無償で貸しているといいます。
勝久会長と昔なじみだというこちらの男性。
今から3年前、勝久会長夫妻が訪ねてきたことがあったといいます。
そのとき、持ってきたというある雑誌。
これがうちの娘なんですよと、出されたんで。
ああ、ずいぶん美人だねって言ったんだけんどね。
そこには、久美子社長の着物姿の写真が掲載されていました。
このときは誇らしげな様子だったという勝久会長。
実は私たちの単独取材の際にも、こんな発言がありました。
自慢の5人の子どもでしたから。
それこそ家族は大事なんです。
大事なんだけれども、この決断をしなくちゃなんないっていう、非常につらかったですけども。
経営方針を巡る対立から、経営権争いに発展した父と娘。
勝久会長は接客を重視し、高付加価値路線を追求する方針を打ち出しています。
一方、久美子社長は、中価格帯の商品も重視し、気軽に入れる店作りを掲げています。
また広告宣伝費を積極的に使うべきと主張する会長側に対し、久美子社長側は漫然と使い、業績を悪化させたなどと、対立しています。
株主はどちらに経営を委ねるのか。
私たちが取材した男性は。
私に委任してちょうだいねという要請はしてきました。
社長側、会長側、それぞれから委任を求める書類が届きました。
現時点では、久美子社長側を支持する考えだと言いますが。
勝久さんの話もあるわけで、それは聞いてみたいと思いました。
お話するお顔であるとか、それから発言の力強さであるとか、そういうものを拝見したうえで、どっちにするか決めたいと思って
父と娘が経営権を争う大塚家具。
決戦の株主総会があすに迫っています。
重要な鍵を握るのは、大株主の動向です。
議決権を持つ、主な大株主のうち、投資ファンドや資産管理会社が久美子社長側を支持。
一方の会長側は、自身と妻や、そのほか親族分に加え、フランスベッドが支持を表明。
ここに従業員持株会のうち、意思表示した人の分を合わせると、それぞれこれまでに、社長側がおよそ20.9%、会長側がおよそ28.3%を固めたと見られています。
態度を明らかにしていない日本生命などがどちらにつくのか注目されます。
株主総会に向け、つきあいのある株主への説明に回っているという勝久会長。
うちの場合は、株主さん、みんな長いですからね。
間違った判断をしないようにぜひ、分からないことは聞いてくださいと、これはもう長い歴史を見ていただくと分かるとおり、私は間違ったことをしてないと思うし、今の経営陣がいいかどうか、誰がやってここまで来たのか。
久美子社長への交代とともに、業績は悪化したと主張。
みずからが再び社長を務めれば、取り戻せると強調しました。
一方の久美子社長側には、機関投資家らに対して、総会での判断を助言する、アメリカの議決権行使助言会社2社が賛同を表明しています。
私が就任した時点では、営業赤字の状態。
よくとしにほぼ営業黒字に近いところまでいって、そして当期、翌年は当期黒字にもっていった。
着実に利益の出る体質にしながら、次の成長のための準備をしてきています。
一番見ていただきたいのは、数字の事実。
その上で、上場企業として、創業者の独善を許さない経営体制が必要だと、みずからの正当性を強調しています。
実の父と娘の争い。
決戦の株主総会は、あす午前に始まります。
虐待が疑われた児童の数が、過去最悪となりました。
警察庁によりますと、全国の警察が去年1年間に、虐待が疑われるとして、児童相談所に通告した児童の数は、2万8923人に上り、過去最悪を更新しました。
検挙件数も、前の年からおよそ5割増えて、過去最多の698件で、殴る蹴るなどの身体的虐待が526件と最も多く、続いて、性的虐待の150件でした。
直接会談が実現するのでしょうか。
アメリカ軍普天間基地の移設を巡り、政府と沖縄県が対立している問題で、菅官房長官はきょう、翁長知事と、そう遠くないうちにお会いしたいと述べました。
来月上旬以降に、沖縄県側と調整する考えです。
翁長知事は、去年11月の当選以来、2015/03/26(木) 17:53〜18:15
読売テレビ1
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藤井貴彦、陣内貴美子が伝えます。わかりやすいニュースをいち早く…スポーツ芸能そしてお得な生活情報も▽番組テーマはミンナが生きやすく。

詳細情報
出演者
藤井貴彦
陣内貴美子ほか
番組ホームページ
http://www.ntv.co.jp/every/

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